今回の記事は、
iOS17.6.1について紹介します。
iOS18が来月に迫る中、iOS17のアップデートが連続で立て続けに行われています。
前回iOS17.6からわずか10日足らずでiOS17.6.1が2024年8月8日にリリースされています。
今回のアップデートで行われたことは、ぜーんぶひっくるめて1個だけ。(細かい点は除く)
それは「iCloudの高度なデータ保護機能のオンオフができなくなる不具合の修正」のみです。
ほぼ毎回行われるセキュリティの修正についてはCVEレベルでの修正は一切ありませんでした。
iOS17.6.1がリリース!
前iOS17.6アップデートから10日足らずでiOS17.6.1のアップデートが来ました。
だいたいiOSのアップデートは半月から数か月周期で来ることが多いので、今回あまりにスパンが短く油断してました・・・。
【iOS17.6.1】アップデートの間隔が短いがセキュリティ面に心配は無し
たいていアップデートの間隔が短いときはセキュリティの修正など緊急を要する場合が多いのですが、今回はセキュリティ面の修正は入りませんでした。
アップデート内容は1つだけ
iOS17.6.1のアップデート内容は以下の1つだけです。
iOS17.6.1
このアップデートには重要なバグ修正が含まれ、高度なデータ保護を有効または無効にできなくなる問題に対応しています。
Apple公式
高度なデータ保護とは?
今回のバグ修正である「高度なデータ保護」とはどこのことを表しているのでしょうか?
簡単に言うと以下のことを指します。
- 高度なデータ保護ってどの設定のことを言ってるの?
-
iCloudの設定のことを言ってます。
- かみ砕くとどんな時に役立つ機能なの?
-
iCloudのデータセキュリティがめちゃめちゃ高くなる。Appleですらアクセス不能。ここまで強力だとクラウドでデータが漏れても安全!というレベルまでセキュリティを爆上げする機能が高度なデータ保護機能。
- 高度なデータ保護ってそもそもどんな保護をしてくれるの?
-
iCloudデータのセキュリティを強化するための設定です。iPhoneユーザーがオンにするかオフにするかはオプションで自由に決めるタイプの機能です。
- 高度なデータ保護を有効にするとどうなるの?
-
iCloudメール、連絡先、カレンダーを除くほとんどのデータのプライバシーとセキュリティが大幅に向上する
iOS17.6.1の不具合は?
iOS17.6.1にアップデートしたことで重大な不具合が生じてしまうことは今のところなさそうです。
iOS17.6.1にアプデしたことで不具合が治ったとの意見も!
iOS17.6.1にアップデートしたことで不具合が発生するどころか、今までの不具合が解消したという意見がX(旧Twitter)に掲載されていたので引用します。
iPhone15proをOS17.6にアップデートしても設定の緊急SOSメニューに「衛星経由の緊急SOS 」が表示されず使用できなかった不具合が
— KIJI (@nnak77) August 8, 2024
iOS17.6.1にアップデートしたら使用できるようになりました
同じ不具合で悩んでいる人がいたら早急にアプデをお勧めします!
iOS17.6.1にアップデートすべき?
個人的に現状ではiOS17.6.1にアップデートすべきだと結論付けます。
理由は以下のとおり。
リスクが少ない
まずはiOS17.6.1にアップデートすることのリスクが少ない点です。
現状海外のSNS情報を見てもiOS17.6.1にアップデートしたことによる重大な不具合が発生したという内容を見つかりませんでした。
iOS17.6.1の内容も薄く、アップデートの容量もそこまで大きくないことからそこまでのリスクはないと考えていいと思います。
不具合が解消したというポストがあった
iOS17.6から発生していた不具合がiOS17.6.1にアップデートしたことによって解消したという投稿がX(旧Twitter)で確認できました。
真偽などは不明ですが、同じ不具合に悩んでいる人がいたらiOS17.6.1にアップデートすることによって解消する可能性もあります。
最新のiOSは何かとメリットが大きい
大前提としてiOSの最新バージョンは、その内容にかかわらずメリットが大きい為、積極的にアップデートすることを推奨します。
iOSのアップデートには、アプデ内容に記載されていないようなセキュリティ修正が入っている可能性もあります。
今回もCVEベースではセキュリティ修正の記載はありませんでしたが、微々たるセキュリティの修正は入っている可能性があります。
その為、最新バージョンのiOSとは、最新のセキュリティ状態になっていることと言えるので、何も不具合が出ていないようでしたら大前提として最新のiOSの方がセキュリティのメリットが高くアップデートをお勧めします。
iOS17.6.1の注意点
以下の点に注意しながらアップデートを行うことをおすすめします。
iOSのアップデートは新機能やサービスの改善、セキュリティ修正などメリットが多いので早めに実行することを推奨しますが、一方でアップデートするときの環境や準備を整えないと、不具合やバグが発生し易い状況でもあるためです。
- 通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
- バッテリーが充足された状態
- ストレージ容量がギリギリになっていないか
- アップデート中にほかの操作を行わない
- バックアップを取っておく
- 不具合報告がないか数日は確認する
通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
iOSのアップデートを行うにはWi-Fi環境が絶対におすすめです。
アップデートには膨大な通信量を使用する可能性もあります。パケット使い放題ならまだ良いですが、通信制限を設けている人にとってはアップデートだけで制限がかかってしまう可能性も少なくありません。
またiPhoneの「データローミング」機能の設定次第では、自動的にモバイルデータを使用してしまう可能性もあるため、アップデートする前に一度確認しておくこともおすすめします。
バッテリーが充足された状態
iOSのアップデートには通信量に加えてバッテリーも消費します。
そのため残量が少ない状態のままでアップデートを始めてしまうと、途中で電池が切れてしまいアップデートができないなんてことになってしまいます。
中途半端なアプデはリンゴループの元!
中途半端にアップデートを中断してしまうと「何をやっても操作不可避なリンゴループ」現象に陥る可能性が高まるため、アップデートを行う際にはバッテリーが充足された状態でやることを推奨します。
ストレージ容量がギリギリになっていないか
iPhoneのストレージ容量がギリギリの状態でアップデートを行わないようにしましょう。
理由はアップデートが行われる際に一時的にデータが増えることがあるためです。
そのせいで、ストレージ容量を超え、誤作動を起こしリンゴループに陥ってしまう可能性もあります。
僕はこのせいで一度リンゴループになったよ・・
iPhoneのストレージ容量を減らすにはいろんな方法がありますが、その中でもキャッシュの削除はとてもおすすめです。
写真や動画を消すのも効果的ですが、キャッシュの削除は「自分の履歴を削除する」ような意味なので、思い出である写真や動画を消す必要がなくなります。
またキャッシュは気づけばかなり溜まっていることもあり、一度消すとストレージ容量削減に大きく貢献できる可能性が高いです。
特によく使うアプリ(YouTube、LINE、X(旧Twitterなど)だけ削除してもかなり効率よくストレージ容量の整理ができます。
アップデート中にほかの操作を行わない
iOSのアップデート中にゲームを起動させたり、ほかのアプリをダウンロードさせたり動画を流したりしないようにしましょう。
これも誤作動でリンゴループになったり、最悪OSに不具合を残したままiPhoneが動かなくなる可能性もあります。
iOSのアプデはOSの書き換えだからね。慎重にiPhoneを扱ってね!
バックアップを取っておく
iOSのアップデートを行う前にバックアップを取っておくことを推奨します。
OSの書き換えであるiOSのアップデート中はいかなる事態も起こりかねません。
自分が慎重にアップデートしていても、外的要因(停電や突然の電話、緊急速報など)でうまくできない可能性もあります。
そんな失敗が起きてもバックアップさえ取っておけばある程度の担保が可能です。
不具合報告がないか数日は確認する
本日リリースされたため、アップデートを行っている人が少ない現状です。
今のところ大きな不具合等は上がっていませんが、単純にアップデートを行った人が少ない為報告が上がっていない可能性もあります。
そのため、数日間は不具合の報告が上がっていないかの確認をしておくことをおすすめします。
本記事も追記で不具合の情報を記載いたします。
iOSのバージョンを確認する方法
以下の方法でiOSのバージョンを調べることができます。
- 「設定」をタップ
- 「AppleID(一番上)」をタップ
- 「自分の端末(一番下あたりにあります)」をタップ
- 「バージョン」を確認
iOS17.6.1のアップデート方法
iOSのアップデート方法は以下の通りです(画像一部が違うiOSの部分がありますが方法は同じです)。
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ
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