今回の記事は、
iOS16.7.10について紹介します。
iOS17.6.1がリリースされたと同時に、iOS16.7.10もリリースされました。
内容はiOS17.6.1と同じです。
しかし古い機種対応のiOSアップデートなのでiOS17シリーズより早めにアップデートすることを本サイトではおすすめします。
本記事ではiOS16.7.10の内容に加え、現時点でアップデートすべき理由について3つご紹介します。
iOS16.7.10がリリースされる
2024年8月8日にiOS16.7.10はリリースされました。
前回のiOS16.7.9は2024年7月30日ころだったので、10日足らずでアップデートがきた形になります。
iOS16.7.10の内容
iOS16.7.10の内容は以下の1つだけです。
iOS17.6.1
このアップデートには重要なバグ修正が含まれ、高度なデータ保護を有効または無効にできなくなる問題に対応しています。
Apple公式
高度なデータ保護とは?
高度なデータ保護とはいったい何のことでしょうか?
ここでは少し詳しく、でもわかりやすく簡潔に説明します。
簡潔に言うと、クラウド上の自分のデータのセキュリティをめちゃめちゃ高く引き上げる機能です。
なんでそんなことをするの?
Appleから自分のデータが漏洩した時に備えるためだよ!
えっ?でも普通は暗号化してクラウド上でデータの送受信をしてるんじゃないの?
それはそうなんだけど、それでもデータが漏洩する可能性はあるのよ。なぜかというと、クラウド上のデータは一度Appleのサーバーで解読された状態で保管されるものが多いからなの。
少し難しく聞こえますが、要は高度なデータ保護をしなくてもデータ漏洩は3%(仮)くらいしかありませんが、高度なデータ保護を設定すると2.8%にすることができる、自転車をパクられないように自転車のカギを2つ付けるような感じです。
自転車のカギを2つ付けたらかといって劇的に盗難に合わなくなるわけではありませんよね。自転車くらい持ち上げれば簡単に移動できますし、鍵なんか少し強力な金具で簡単に壊すことができます。
でも2つの鍵を付けたことで東南する人が2度手間になり1つの鍵より時間が掛かる可能性は高く、有効です。
そんな感じで、もともとの割合が低いのに対して劇的ではないにしろデータ漏洩のリスクを下げるのが高度なデータ保護機能です。
高度なデータ保護の確認方法
iPhoneの設定アプリから入ります。以下はその手順です。
- 設定アプリを開く
- AppleIDをタップ
- iCloudをタップ
- 高度なデータ保護をタップしてオンオフの切り替えが可能
iOS16.7.10の不具合は?
今のところ特に不具合があったという内容を見つけることができていません。
今後見つかる可能性は無くも無いですが、アップデート内容が少なかったのでおそらく致命的な不具合などは発生しないのではないかと推測します。
iOS16.7.10はアップデートすべき?
本サイトでは早急にアップデートすべきだと推奨します。
理由は以下の2つです。
iOSの最新版が一番セキュリティが高い
大前提としてiOSの最新バージョンが最もセキュリティが高いのが普通です。
その為、最新バージョンのiOS16.7.10にすることは、基本的には最もセキュリティを高くする方法なんです。
例外としてアップデートリリース後、たくさんの不具合報告が上がっていれば別です。
その場合は最新バージョン自体が不具合なのでアップデートはおすすめしませんが、今のところそのような報告は見られないため、最新iOSバージョンにすることがおすすめです。
古い機種はセキュリティが甘くなる
今回のiOS16,7,10は最新iOS17シリーズに対応できなかった古い機種たち用のアップデートです。
古い機種ほどセキュリティが甘くなりデータの漏洩などを引き当ててしまうため、古い機種用のiOSのアップデートは早急に最新版にすることがおすすめです。
iOS16.7.10の注意点
以下の点に注意しながらアップデートを行うことをおすすめします。
iOSのアップデートは新機能やサービスの改善、セキュリティ修正などメリットが多いので早めに実行することを推奨しますが、一方でアップデートするときの環境や準備を整えないと、不具合やバグが発生し易い状況でもあるためです。
- 通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
- バッテリーが充足された状態
- ストレージ容量がギリギリになっていないか
- アップデート中にほかの操作を行わない
- バックアップを取っておく
- 不具合報告がないか数日は確認する
通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
iOSのアップデートを行うにはWi-Fi環境が絶対におすすめです。
アップデートには膨大な通信量を使用する可能性もあります。パケット使い放題ならまだ良いですが、通信制限を設けている人にとってはアップデートだけで制限がかかってしまう可能性も少なくありません。
またiPhoneの「データローミング」機能の設定次第では、自動的にモバイルデータを使用してしまう可能性もあるため、アップデートする前に一度確認しておくこともおすすめします。
バッテリーが充足された状態
iOSのアップデートには通信量に加えてバッテリーも消費します。
そのため残量が少ない状態のままでアップデートを始めてしまうと、途中で電池が切れてしまいアップデートができないなんてことになってしまいます。
中途半端なアプデはリンゴループの元!
中途半端にアップデートを中断してしまうと「何をやっても操作不可避なリンゴループ」現象に陥る可能性が高まるため、アップデートを行う際にはバッテリーが充足された状態でやることを推奨します。
ストレージ容量がギリギリになっていないか
iPhoneのストレージ容量がギリギリの状態でアップデートを行わないようにしましょう。
理由はアップデートが行われる際に一時的にデータが増えることがあるためです。
そのせいで、ストレージ容量を超え、誤作動を起こしリンゴループに陥ってしまう可能性もあります。
僕はこのせいで一度リンゴループになったよ・・
iPhoneのストレージ容量を減らすにはいろんな方法がありますが、その中でもキャッシュの削除はとてもおすすめです。
写真や動画を消すのも効果的ですが、キャッシュの削除は「自分の履歴を削除する」ような意味なので、思い出である写真や動画を消す必要がなくなります。
またキャッシュは気づけばかなり溜まっていることもあり、一度消すとストレージ容量削減に大きく貢献できる可能性が高いです。
特によく使うアプリ(YouTube、LINE、X(旧Twitterなど)だけ削除してもかなり効率よくストレージ容量の整理ができます。
アップデート中にほかの操作を行わない
iOSのアップデート中にゲームを起動させたり、ほかのアプリをダウンロードさせたり動画を流したりしないようにしましょう。
これも誤作動でリンゴループになったり、最悪OSに不具合を残したままiPhoneが動かなくなる可能性もあります。
iOSのアプデはOSの書き換えだからね。慎重にiPhoneを扱ってね!
バックアップを取っておく
iOSのアップデートを行う前にバックアップを取っておくことを推奨します。
OSの書き換えであるiOSのアップデート中はいかなる事態も起こりかねません。
自分が慎重にアップデートしていても、外的要因(停電や突然の電話、緊急速報など)でうまくできない可能性もあります。
そんな失敗が起きてもバックアップさえ取っておけばある程度の担保が可能です。
不具合報告がないか数日は確認する
本日リリースされたため、アップデートを行っている人が少ない現状です。
今のところ大きな不具合等は上がっていませんが、単純にアップデートを行った人が少ない為報告が上がっていない可能性もあります。
そのため、数日間は不具合の報告が上がっていないかの確認をしておくことをおすすめします。
本記事も追記で不具合の情報を記載いたします。
iOSのバージョンを確認する方法
以下の方法でiOSのバージョンを調べることができます。
- 「設定」をタップ
- 「AppleID(一番上)」をタップ
- 「自分の端末(一番下あたりにあります)」をタップ
- 「バージョン」を確認
iOS16.7.10のアップデート方法
iOSのアップデート方法は以下の通りです(画像一部が違うiOSの部分がありますが方法は同じです)。
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ
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