今回の記事は、
iOS18の新機能である自分(相手)のiPhoneをリモート操作できる方法と注意点について紹介します。
2024年で最も大型なアップデートiOS18が2024年9月17日にリリースされました。
「電卓の自動計算新機能」や「アプリのアイコンを自由に配置できる新機能」など、便利な新機能が盛りだくさんです。
そんな新要素盛りだくさんのiOS18ですが、意外に知られていないマイナーな新機能を今回は1つご紹介します。
なぜ紹介するかというと、
悪用される可能性が高い為です。
えっ怖っ!?
より具体的に言うと、
知らないうちに相手へ自分のiPhoneをリモート操作できるように許可を出してしまう可能性があるのです。
はっ?なんでそんな機能入れたんだよ・・。
まぁAppleももちろん対策を施してiOS18をリリースしています。
しかし知らないと相手の誘導尋問でリモート操作されてしまう可能性も無くはない話なんです。
なぜならこの新機能について、インフルエンサーやSNSで一般人が触れている回数が少ないこと。
詐欺会社と警察が永遠にイタチごっこをしているのは、詐欺会社が手を変え品を変え、新しい詐欺スタイルをで詐欺を始めてしまうからですよね。
今回のiPhoneをリモート操作できるやり方は、いわば詐欺会社が手を変え品を変えたばかりの状態なんです。
ただですね、この新機能使い方によっては今まで日本人が欲しかった「遠くに住んでいる親や友人の代わりに、iPhoneの操作をしてあげられる」ことができます。
新機能の方法と悪用された時の対策や注意点をまとめましたので、正しく活用し、悪者から自分のiPhoneを守ってくださいね。
【iOS18】iPhoneをリモート操作する|されるとは?
まずiPhoneをリモート操作する|されるとは、いったいどういった状態になるのでしょうか?
具体的なイメージとして上記の画像が分かりやすいかもしれません。
要するにiPhone同士で、双方の同意があれば相手のiPhoneを自分のiPhoneからリモートで操作することができるようになる機能のことを指します。
イメージとしては、操作する側のiPhoneの中に、操作される側の画面がリアルタイムに映し出されるイメージです。
本来の目的
本来の目的は、遠方にいる機械操作の不得意な両親などの代わりとして、両親のiPhoneをリモートで操作するといった目的で搭載された新機能です。
機械操作が苦手な人に言葉で説明してもうまく操作できないことってかなりあると思います。
教える側も
代わりに親のiPhoneを操作してあげたい!
と歯がゆい思いをした人も少なくないと思います。
このように本来の目的は人助けであり、近くにいなくても相手のiPhoneの操作をすることができるようになる新機能なんです。
正しく使えば、かなり助かる機能だね。
【iOS18】相手のiPhoneをリモート操作できる方法
以下の手順で相手のiPhoneをリモート操作できるようになります。
分かり易いように、画面を操作する側をA、画面を操作される側をBとします。
- facetimeで連絡する
- A→B(画面の共有依頼)
- Bが画面の共有依頼を許可する
- A→B(画面の操作依頼)
- Bが許可する
【iOS18】相手のiPhoneをリモート操作できる条件
相手のiPhoneをリモート操作するためには以下の条件が必要になります。
1つでも欠けていたら、この機能を使うことができません。
- リモート操作される側のiPhoneに相手の連絡先が登録されていること
- お互いがiOS18以上であること
- お互いがfacetimeを起動できる状態であること
- リモート操作される側が画面の共有依頼を許可していること
- リモート操作される側が画面操作を許可していること
リモート操作される側のiPhoneに相手の連絡先が登録されていること
画面の操作をされる側のiPhoneに、操作をする側の連絡先が登録されている必要があります。
その為、facetimeで見ず知らずの人から連絡が来ても、この人は自分のiPhoneをリモート操作することはできないんです。
「両親(操作される側)と娘(操作する側)」の例で行くと、娘のiPhoneに両親の連絡先が登録されているという意味です。
両親の連絡先をめんどくさくて保存していなかった場合、娘はリモート操作を行うことができません。
お互いがiOS18以上であること
操作される側、する側ともにiOS18以上でなければ成立しません。
「両親(操作される側)と娘(操作する側)」の例で行くと、娘はiOS18にしていても両親のiPhoneがiOS18に対応していないiPhone8だったらリモート操作することができません。
また両親のiPhoneがiOS18に対応していても、iOS17.7のままだったら、こちらもリモート操作ができません。
お互いがfacetimeを起動できる状態であること
双方ともfacetimeを起動できる状態でないとリモート操作ができません。
「両親(操作される側)と娘(操作する側)」の例で行くと、両親がLINE電話でリモート操作しようとしても条件を満たさないためすることができません。
リモート操作される側が画面の共有依頼を許可していること
操作される側は、リモート操作しようとしてくる人から送られてくる「画面の共有依頼」に対し、許可をしていないとリモート操作を行うことができません。
「両親(操作される側)と娘(操作する側)」の例で行くと、双方がfacetimeで電話しているだけではリモート操作は一向に進みません。
娘から「画面の共有依頼」が両親のもとへ届きます。それに対し両親が許可をタップしていないとリモート操作はできません。
リモート操作される側が画面操作を許可していること
リモート操作される側が画面操作を許可していることも必須の条件になります。
1つ前の「画面の共有依頼」と似ていますが、全く違うものです。
実は「画面の共有依頼」の許可を行っただけでは、相手に操作させることはできません。
「画面の共有依頼」とはあくまで、相手の画面が見えるようになるだけで操作まではできないんです。
「画面の共有依頼」を許可された後に「画面操作」の許可をOKすることによって、はじめてリモート操作をしてもらえるフェーズに入ります。
「両親(操作される側)と娘(操作する側)」の例で行くと、最初に娘から「画面の共有依頼」が届きます。
それを両親が許可します。そのあと娘から画面操作の許可依頼が届きます。
これに両親が再度許可を押すことで両親のiPhoneを娘が操作することができます。
リモート操作する人が実行できる範囲とできない範囲
リモート操作する人には実行出来る範囲と制限の掛かった範囲があります。
実行できる範囲
主な項目としては以下の通りです。
- アプリの開閉
- 設定の変更
- 項目の削除
- メッセージの送信
実行できない範囲
以下の項目はリモート操作で実行することができません。
- Appleアカウント(旧AppleID)の設定変更
- faceIDの設定変更
- デバイスの消去
【iOS18】リモート操作されているときのiPhone操作について
ここではiPhoneをリモート操作してもらっているときに、そのiPhoneでできる範囲のことを紹介します。
「両親(操作される側)と娘(操作する側)」の例で行くと、娘が両親のために両親のiPhoneをリモートで操作している時、両親自身がリモート操作されているiPhoneを触るとどんな反応になるのか?という意味です。
リモート操作されているときにできないこと
実はリモート操作してもらっているiPhoneの所有者に対して実行できない範囲が用意されています。
- faceIDの制限
- タッチIDの制限
リモート操作されている側が優先的に操作できること
リモート操作されている時に、操作されている側がiPhoneをタッチ操作したらどうなるのでしょうか?
正解はリモート操作されている側の端末が優先的に操作できます。
「両親(操作される側)と娘(操作する側)」の例で行くと、娘がリモート操作しているときでも、両親が自分のiPhoneを触れば娘のリモート操作は無効となるという意味です。
リモート操作を終了する方法
リモート操作を終了する方法は、リモートする側、される側それぞれで違います。
リモート操作する側が終了する方法
リモート操作する側が終了するには、リモート画面右下に表示されている「手のマーク」をタップすることで終了できます。
リモート操作されている側が終了する方法
リモート操作されている側が終了する方法は、画面右下に表示されている「停止」ボタンをタップで終了可能です。
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