今回の記事は、
iOS18.0.1について紹介します。
大型のiOS18リリースから2週間ちょっとの2024年10月3日にiOS18.0.1がリリースされました。
ちょうど去年のiOS17.0.1ではiOS17がリリースされて4,5日後のアップデートでしたが、今年は1か月近くアップデートされませんでした。



iOS18.0.1の内容としては、以下の通りです。
- 新機能:0
- 修正:4(うちiPhone16モデル専用が2)
- セキュリティ:2
- ゼロデイ脆弱:なし
私のiPhone13Proでのデータサイズは316.6MBとなっています。
AppleコミュニティではiOS18.0.1による不具合も報告されています。
iOS18.0.1がアップデート



2024年10月3日にiOS18.0.1がリリースされました。
大型アップデートのiOS18が2024年9月16日ころだったので、今回のアップデートは約2週間ぶりの更新となりました。
iOS18.0.1の容量
私のiPhone13Proだと316.6MBという容量でした。
【iOS17と18】去年のアップデートとの比較
去年のiOS17.0.1ではどのような頻度でどんな内容だったでしょうか?
- iOS17:2023年9月18日:大型アップデート
- iOS17.0.1:2023年9月21日:3点のゼロデイ脆弱
去年の大型アップデートiOS17のあと、わずか4日でiOS17.0.1が来ていました。
内容を見ると、iOS16.7.8より前のバージョンのiOSに対し積極的に悪用された恐れ(ゼロディ脆弱)があったことが分かっています。
iOS18.0.1の修正アップデート内容



iOS18.0.1の内容は以下の通りです。
- iPhone16モデルとiPhone16 Proモデルで、タッチスクリーンが状況によって一時的に反応しなくなることがある問題
- iPhone16 Proモデルの超広角カメラでHDRをオフにして4Kのマクロモードビデオを録画すると、カメラがフリーズすることがある問題
- 共有されたApple Watchの文字盤を含むメッセージに返信すると、メッセージが予期せず終了することがある問題
- 一部のiPhoneモデルで、メモリ割り当ての不具合によりパフォーマンスに影響が及ぶことがある問題
iPhone16モデルとiPhone16 Proモデルで、タッチスクリーンが状況によって一時的に反応しなくなることがある問題
最も厄介な問題だったのはこのタッチスクリーンが反応しない問題だったでしょう。
一部のiPhoneユーザーからiOS 18のタッチスクリーンの問題が報告される
iOS 18 を実行している iPhone の一部のユーザーから、タッチスクリーンの応答が断続的に低下する問題が報告されており、一部のデバイスではタップやスワイプが無視されるようです。この問題は、新しい iPhone 16 シリーズだけでなく、iPhone 14 にまで遡る古いデバイスを含むさまざまなモデルに影響を及ぼしているようです。
引用元によると、iPhone16シリーズにだけ起こっていたと思われていたタッチスクリーンの問題はiPhone14までの古いデバイスで起こっているそうです。
iOS18.0.1のセキュリティアップデート内容



iOS18.0.1のセキュリティアップデートとしては下記の2つのアップデートが行われています。(CVEベース)
iOS 18.0.1 および iPadOS 18.0.1 のセキュリティコンテンツについて
メディアセッション
対象機種: iPhone 16 (全モデル)
影響: メッセージ内の音声メッセージは、マイクのインジケーターがアクティブになる前に数秒間の音声をキャプチャできる可能性があります。
説明: この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2024-44207: Michael Jimenez と匿名の研究者
パスワード
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: ユーザーが保存したパスワードが VoiceOver によって読み上げられる可能性がある
説明: 検証を強化することでロジックの問題が解決されました。
CVE-2024-44204: ビストリット・ダハル
iOS18.0.1の不具合アップデート内容



apple.comのコミュニティによると、iOS18.0.1にアップデートしてから以下のような不具合が起こっているようです。
- iOS18.0.1アプデ後タッチパネルがきかない(iPhoneSE(第2世代))
- ios18.0.1 FaceTimeで画面共有 相手側で自分の画面の映像が止まってしまいうまく共有できません(iPhone15)
これらの問題が全部iOS18.0.1のせいかは定かではありません。
ただiOSが問題だとしたらユーザー側は次のアップデートを待つしか方法は無いので、ここではiOS以外でこのような問題が起きたときに有効な対処法についてご紹介します。
【不具合】タッチパネルがきかない
タッチパネルがきかない場合の対処法としては以下のような方法があります。
- iPhoneを再起動する
- iPhoneを初期化する
- iPhoneを修理に出す
iPhoneを再起動する
まずはiPhoneを再起動してみましょう。
再起動することで、蓄積されていたエラーや問題が一度リセットされる場合があります。
これによりメモリがすっきりし正常にiPhoneが稼働できるようになります。
iPhoneを再起動するときのデメリットは特にありません。
しいて言えば、「再起動までの数十秒間待つ必要がある」程度です。
iPhoneを初期化する
iPhoneを再起動しても治らない場合は、「iPhoneを初期化」することで治る場合があります。
iPhoneの初期化では一度データがまっさらなiPhoneが誕生しますが、バックアップさえ取っておけばiCloudからデータの復旧をすることができます。
はじめはデータが消えてしまったと思ってしまい結構怖いんですが、一度慣れれば躊躇なく初期化できるようになります。
iPhoneを修理に出す
最後はiPhoneの故障が原因でタッチパネルの反応が悪いケースです。
これは修理するしか対処できる方法はありません。
iOS18.0.1の注意点



以下の点に注意しながらアップデートを行うことをおすすめします。
iOSのアップデートは新機能やサービスの改善、セキュリティ修正などメリットが多いので早めに実行することを推奨しますが、一方でアップデートするときの環境や準備を整えないと、不具合やバグが発生し易い状況でもあるためです。
- 通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
- バッテリーが充足された状態
- ストレージ容量がギリギリになっていないか
- アップデート中にほかの操作を行わない
- バックアップを取っておく
- 不具合報告がないか数日は確認する
通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
iOSのアップデートを行うにはWi-Fi環境が絶対におすすめです。
アップデートには膨大な通信量を使用する可能性もあります。パケット使い放題ならまだ良いですが、通信制限を設けている人にとってはアップデートだけで制限がかかってしまう可能性も少なくありません。
またiPhoneの「データローミング」機能の設定次第では、自動的にモバイルデータを使用してしまう可能性もあるため、アップデートする前に一度確認しておくこともおすすめします。



バッテリーが充足された状態
iOSのアップデートには通信量に加えてバッテリーも消費します。
そのため残量が少ない状態のままでアップデートを始めてしまうと、途中で電池が切れてしまいアップデートができないなんてことになってしまいます。




中途半端なアプデはリンゴループの元!
中途半端にアップデートを中断してしまうと「何をやっても操作不可避なリンゴループ」現象に陥る可能性が高まるため、アップデートを行う際にはバッテリーが充足された状態でやることを推奨します。



ストレージ容量がギリギリになっていないか
iPhoneのストレージ容量がギリギリの状態でアップデートを行わないようにしましょう。
理由はアップデートが行われる際に一時的にデータが増えることがあるためです。
そのせいで、ストレージ容量を超え、誤作動を起こしリンゴループに陥ってしまう可能性もあります。




僕はこのせいで一度リンゴループになったよ・・
iPhoneのストレージ容量を減らすにはいろんな方法がありますが、その中でもキャッシュの削除はとてもおすすめです。



写真や動画を消すのも効果的ですが、キャッシュの削除は「自分の履歴を削除する」ような意味なので、思い出である写真や動画を消す必要がなくなります。
またキャッシュは気づけばかなり溜まっていることもあり、一度消すとストレージ容量削減に大きく貢献できる可能性が高いです。
特によく使うアプリ(YouTube、LINE、X(旧Twitterなど)だけ削除してもかなり効率よくストレージ容量の整理ができます。



アップデート中にほかの操作を行わない
iOSのアップデート中にゲームを起動させたり、ほかのアプリをダウンロードさせたり動画を流したりしないようにしましょう。



これも誤作動でリンゴループになったり、最悪OSに不具合を残したままiPhoneが動かなくなる可能性もあります。




iOSのアプデはOSの書き換えだからね。慎重にiPhoneを扱ってね!
バックアップを取っておく
iOSのアップデートを行う前にバックアップを取っておくことを推奨します。
OSの書き換えであるiOSのアップデート中はいかなる事態も起こりかねません。
自分が慎重にアップデートしていても、外的要因(停電や突然の電話、緊急速報など)でうまくできない可能性もあります。
そんな失敗が起きてもバックアップさえ取っておけばある程度の担保が可能です。
不具合報告がないか数日は確認する
本日リリースされたため、アップデートを行っている人が少ない現状です。
今のところ大きな不具合等は上がっていませんが、単純にアップデートを行った人が少ない為報告が上がっていない可能性もあります。
そのため、数日間は不具合の報告が上がっていないかの確認をしておくことをおすすめします。
本記事も追記で不具合の情報を記載いたします。



iOSのバージョンを確認する方法



以下の方法でiOSのバージョンを調べることができます。
- 「設定」をタップ
- 「AppleID(一番上)」をタップ
- 「自分の端末(一番下あたりにあります)」をタップ
- 「バージョン」を確認



iOS18.0.1のアップデート方法



iOSのアップデート方法は以下の通りです(画像一部が違うiOSの部分がありますが方法は同じです)。
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ












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