今回の記事は、
iOS18.1について紹介します。
初めに言っておきます。
Apple IntelligenceがiOS18.1で提供開始されました。しかしこれは英語(米国)のみで日本はまだです。
もし日本でもApple Intelligenceを使いたい場合は、自分のiPhoneを以下の設定にしてください。
- デバイス言語を日本語→英語(米国)に変更
- Siriの言語を日本語→英語(米国)に変更
【2024年11月4日追記】Apple Intelligenceの「クリーンアップ機能」が日本語言語のまま使用することができています。
それに合わせてクリーンアップの不具合も報告されており、本ブログでは以下の記事で紹介しています。
iOS18.1はiOS18シリーズ2回目のアップデートとなります。
本記事では日本で提供された内容を中心にiOS18.1について紹介します。
また海外で実際にAppleInte lligenceを使用された方の反応もまとめてます。
昔のiPhoneを持っていませんか?
昔のiPhoneにも定期的にiOSのアップデートが来ます。
iOS18未対応の古いiPhoneの最新iOSはiOS16.7.10とiOS15.8.3です。
それぞれ内容とまとめていますので良ければこちらもご覧ください。
iOS18.1の新機能
iOS18.1の内容としては以下の通りです。
私のiPhone 16proでは1.81GBの容量できていました。(上画像)
- 電話
- カメラ(2件)
- AirPods(2件)
電話
・通話録音により、通話が録音中であるということがアナウンスされ、リアルタイムで電話またはFaceTimeオーディオ通話を録音できます
カメラ
・ カメラコントロールで素早く前面のTrue Depthカメラに切り替えることができます(iPhone 16、iPhone 16 Plus, iPhone 16 Pro, iPhone 16 Pro Max)
・新しい”空間”カメラモードで、空間写真を空間ビデオの撮影と共に撮影できます(iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max)
AirPods
- ヒアリングチェックを使用すると、科学的に検証されたヒアリングチェックの結果が自宅にいながら得ることができます(18歳以上のユーザが対象)
- ヒアリング補助機能では、周囲の音とミュージック、ムービー、および通話に自動的に適用される、パーソナライズされた臨床レベルの補助が提供されます(18歳以上の軽度から中等度難聴のユーザが対象)
- これらの機能には、ファームウェアバージョン7B19以降が適用されたAirPods Pro 2が必要です。一部の機能は国や地域によっては利用できないことがあります。詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください。 https://apple.com/jp/airpods-pro/feature-availability/
iOS18.1の修正点
次にiOS18.1で修正された内容の紹介です。
毎回のiOSを調査している個人的感想ですが、今回の修正点はかなり多かったように感じます。
毎回のiOSアップデートで修正点というのはあまり多くありません。
今回のように修正点が多く感じたのは直近で行くとiOS17.2のときです。
iOS17.2のときは修正点も多かったんですが、新機能ももりだくさんなアップデートでした。
有名どころではジャーナルアプリが追加されたり、ミー文字にバスト、肩、腕が追加されたりと割と大きなアップデートでした。
この時には修正点が10か所ほどありました。
ちなみにiOS17.1のときも修正点は多かったです。
やはりiOS17.1や2のように小数点の次の値が大きいときにはある程度大きなアップデートが来ますね。
- コントロールセンター
- RCS
- ポッドキャスト(2件)
- デバイスの発熱
- 車のパッシブエントリー
- iPhone16シリーズの予期せぬ再起動
このアップデートには、以下の機能改善とバグ修正も含まれます
コントロールセンター
- コントロールセンターに、コネクティビティコントロールを個別に追加したり、構成をリセットしたりするための新しいオプションを追加しました
RCS
- RCSビジネスメッセージで、RCSで店舗や企業とチャットできます(通信事業者が対応している必要があります)
ポッドキャスト
- ポッドキャストで未再生のエピソードが再生済みとしてマークされる問題を修正しました
デバイスの発熱
- デバイスが発熱しているときに4K 60で収録されたビデオについて、“写真”でのビデオ再生のスクラブ中に動きがぎこちなくなることがある問題を修正しました
車のパッシブエントリー
- バックアップから復元したり別のiPhoneから直接転送したりしたあとに、車のデジタルキーでパッシブエントリーを使用して車を解錠したりエンジンを始動したりできないことがある問題を修正しました
iPhone16シリーズの予期せぬ再起動
- iPhone 16またはiPhone 16 Proのモデルで予期せず再起動されることがある問題を修正しました
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できない場合があります。Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください。
iOS18.1のセキュリティアップデートについて
iOS18.1のセキュリティアップデートについては以下がアップデートされています。
今のところゼロデイ脆弱性はなさそうです。
- アクセシビリティ
- アプリサポート
- CoreMedia 再生
- コアテキスト
- 財団
- イメージIO(2件)
- IOSurface
- iTunes
- カーネル
- 管理された構成
- モバイルバックアップ
- プロ解像度
- Safari ダウンロード
- シーンキット
- ショートカット(2件)
- Siri(4件)
- スポットライト(2件)
- ボイスオーバー
- ウェブキット(2件)
iOS 18.1およびiPadOS 18.1のセキュリティコンテンツについて
2024年10月28日発売
アクセシビリティ
対応機種: iPhone XS以降
影響: ロックされたデバイスに物理的にアクセスできる攻撃者は、機密性の高いユーザー情報を閲覧できる可能性があります。
説明: 認証を強化することでこの問題を解決しました。
CVE-2024-44274: Rizki Maulana ( rmrizki.my.id )、Matthew Butler、Jake Derouin
アプリサポート
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意のあるアプリがユーザーの同意なしに任意のショートカットを実行できる可能性がある
説明: ロジックを改善することで、パス処理の問題が解決されました。
CVE-2024-44255: 匿名の研究者
CoreMedia 再生
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意のあるアプリが個人情報にアクセスできる可能性がある
説明: この問題は、シンボリックリンクの処理を改善することで解決されました。
CVE-2024-44273: pattern-f (@pattern_F_)、Loadshine Lab の Hikerell
コアテキスト
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成されたフォントを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性があります。
説明: チェックを強化することでこの問題を解決しました。
CVE-2024-44240: トレンドマイクロゼロデイイニシアチブのホセイン・ロトフィ (@hosselot)
CVE-2024-44302: トレンドマイクロゼロデイイニシアチブのホセイン・ロトフィ (@hosselot)
財団
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: ファイルを解析するとユーザー情報が漏洩する可能性がある
説明: 入力検証を改善することで、範囲外の読み取りに対処しました。
CVE-2024-44282: トレンドマイクロゼロデイイニシアチブのホセイン・ロトフィ (@hosselot)
イメージIO
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 画像を処理するとプロセスメモリが漏洩する可能性がある
説明: この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2024-44215: Trend Micro Zero Day Initiative に協力する Junsung Lee
イメージIO
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成されたメッセージを処理すると、サービス拒否攻撃を受ける可能性がある
説明: この問題は、境界チェックを改善することで解決されました。
CVE-2024-44297: ジェックス・アムロ
IOSurface
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: アプリが予期しないシステム終了やカーネルメモリの破損を引き起こす可能性がある
説明: メモリ管理を改善し、解放済みメモリ使用の問題を解決しました。
CVE-2024-44285: 匿名の研究者
iTunes
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: リモート攻撃者がWebコンテンツサンドボックスから抜け出す可能性がある
説明: 入力検証を強化することで、カスタム URL スキームの処理に関する問題に対処しました。
CVE-2024-40867: Ziyi Zhou (@上海交通大学)、Tianxiao Hou (@上海交通大学)
カーネル
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: アプリが機密カーネル状態を漏洩する可能性がある
説明: ログエントリのプライベートデータの編集を改善することで、情報漏洩の問題が解決されました。
CVE-2024-44239: マテウシュ・クジヴィツキ (@krzywix)
管理された構成
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成されたバックアップ ファイルを復元すると、保護されたシステム ファイルが変更される可能性があります。
説明: この問題は、シンボリックリンクの処理を改善することで解決されました。
CVE-2024-44258: ヒシェム・マルフィ、クリスチャン・ミナ、イスマイル・アムズダック
モバイルバックアップ
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成されたバックアップ ファイルを復元すると、保護されたシステム ファイルが変更される可能性があります。
説明: ファイル処理を改善することでロジックの問題が解決されました。
CVE-2024-44252: Nimrat Khalsa、Davis Dai、James Gill (@jjtech@infosec.exchange)
プロ解像度
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: アプリが予期しないシステム終了やカーネルメモリの破損を引き起こす可能性がある
説明: メモリ処理を改善することでこの問題を解決しました。
CVE-2024-44277: 匿名の研究者と JD.com, Inc. の Dawn Security Lab の Yinyi Wu(@_3ndy1)
Safari ダウンロード
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 攻撃者が信頼関係を悪用して悪意のあるコンテンツをダウンロードできる可能性がある
説明: この問題は、状態管理を改善することで解決されました。
CVE-2024-44259: Narendra Bhati、Suma Soft Pvt. Ltd のサイバー セキュリティ マネージャー、プネ (インド)
Safari プライベートブラウジング
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: プライベートブラウジングにより閲覧履歴が漏洩する可能性がある
説明: 追加の検証により情報漏洩に対処しました。
CVE-2024-44229: ルーカス・ディ・トマセ
シーンキット
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成されたファイルを処理するとヒープが破損する可能性があります
説明: この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2024-44218: トレンドマイクロゼロデイイニシアチブのマイケル・デプラント(@izobashi)
ショートカット
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある
説明: 機密情報の編集を改善することで、この問題に対処しました。
CVE-2024-44254: キリン (@Pwnrin)
ショートカット
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意のあるアプリがショートカットを使用して制限されたファイルにアクセスする可能性がある
説明: チェックを改善することでロジックの問題が解決されました。
CVE-2024-44269: 匿名の研究者
シリ
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある
説明: 機密情報の編集を改善することで、この問題に対処しました。
CVE-2024-44194: ロドルフ ブルネッティ (@eisw0lf)
シリ
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 物理的にアクセスできる攻撃者は、ロック画面から連絡先の写真にアクセスできる可能性があります。
説明: この問題は、ロックされたデバイスで提供されるオプションを制限することで解決されました。
CVE-2024-40851: ラクシュミ ナレイン工科大学ボパール インド、Srijan Poudel の Abhay Kailasia (@abhay_kailasia)
シリ
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある
説明: 状態管理を改善することでロジックの問題が解決されました。
CVE-2024-44263: キリン (@Pwnrin) と 7feilee
シリ
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: サンドボックス化されたアプリがシステムログ内の機密ユーザーデータにアクセスできる可能性がある
説明: ログエントリのプライベートデータの編集を改善することで、情報漏洩の問題が解決されました。
CVE-2024-44278: キリン (@Pwnrin)
スポットライト
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 攻撃者がロック画面から制限されたコンテンツを閲覧できる可能性がある
説明: この問題は、状態管理を改善することで解決されました。
CVE-2024-44251: インド ボパールの Lakshmi Narain College of Technology の Abhay Kailasia (@abhay_kailasia)
スポットライト
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 攻撃者がロック画面から制限されたコンテンツを閲覧できる可能性がある
説明: チェックを強化することでこの問題を解決しました。
CVE-2024-44235: Rizki Maulana (rmrizki.my.id)、Dalibor Milanovic、Richard Hyunho Im (@richeeta)、Route Zero Security
ボイスオーバー
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 攻撃者がロック画面から制限されたコンテンツを閲覧できる可能性がある
説明: この問題は、ロックされたデバイスで提供されるオプションを制限することで解決されました。
CVE-2024-44261: ブレイロン (@softwarescool)
ウェブキット
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、コンテンツ セキュリティ ポリシーが適用されなくなる可能性があります。
説明: チェックを強化することでこの問題を解決しました。
WebKit バグジラ: 278765
CVE-2024-44296: Narendra Bhati、Suma Soft Pvt. Ltd のサイバー セキュリティ マネージャー、プネ (インド)
ウェブキット
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、予期しないプロセス クラッシュが発生する可能性があります。
説明: 入力検証を強化することで、メモリ破損の問題を解決しました。
WebKit バグジラ: 279780
CVE-2024-44244: 匿名の研究者、Q1IQ (@q1iqF) と P1umer (@p1umer)
引用元:https://support.apple.com/en-us/121563
【iOS18.1】Apple Intelligenceの内容
1部地域の国ではiOS18.1のタイミングでApple Intelligenceがリリースされました。
何度も言いますが日本はまだです。
リリースされた国のApple Intelligenceの内容を紹介します。
- システム全体で使える作文ツール
- より自然で会話ができるSiri
- さらに賢くなった写真アプリ
- 優先順位を付けて集中する新しい方法
システム全体で使える作文ツール
iOS、iPadOS、macOSにわたって緊密に統合されている作文ツールにより、ユーザーは、メール、メッセージ、メモ、Pages、他社製アプリなど、ほとんどすべての文章を書く場面で、書き直し、校正、要約を通じて、言葉づかいに磨きをかけることができます。
「書き直し」を使うと、Apple Intelligenceによってユーザーは自分が書いた文章の様々なバージョンから選ぶことができ、読者や作業中のタスクに合わせて、表現方法を「プロフェッショナル」「簡潔」「フレンドリー」に調整できます。「校正」は、文法、言葉づかい、構文をチェックするほか、編集の候補をその説明とともに提案するので、ユーザーは確認したり、すばやく承認することができます。また、ユーザーはテキストを選択して、それを読みやすい段落、箇条書き、表、リストなどの形で要約できます。
より自然で会話ができるSiri
Siriはより自然で、文脈に即し、緊密にシステム体験に統合されています。iPhone、iPad、CarPlayで作動している時は、画面の縁を囲うようにエレガントに光り輝く、まったく新しいデザインを採用しています。Macでは、デスクトップの好きな場所にSiriを置いて、作業中に簡単にアクセスできるようになっています。iPhone、iPad、Macでは、Siriにいつでもタイプ入力でき、Siriを使いながらテキストと声をスムーズに切り替えて、日々のタスクをよりすばやくこなせるようになります。より豊かな言語理解の能力を備えたSiriは、ユーザーが言葉につまづいても話についていきながら、1つのリクエストから次のリクエストへと文脈を保てます。さらにSiriは、膨大な製品知識にもとづいて、Apple製品の機能や設定に関する何千もの質問に答えてくれるので、ユーザーは、画面収録の方法からWi-Fiパスワードの簡単な共有方法まで、あらゆることを学ぶことができます。
さらに賢くなった写真アプリ
写真アプリは新機能を備え、さらに賢くなりました。自然な言葉づかいで検索ができ、ユーザーは「Maya skateboarding in a tie-dye shirt」など、探しているものを説明するだけで、ほぼどのようなものでも検索できます。ビデオでも検索ができるので、ユーザーはビデオの特定の部分で起きたことを検索して、すぐにそのシーンを表示できます。検索では、ユーザーがすばやく検索を完了できるように、賢い入力補助の候補も提供されます。
不要な対象物や人物が写真のフレームの中に写り込んでしまった場合は、クリーンアップツールを使って、撮影の瞬間の意図を忠実に保ちながら、不要な要素を削除できます。メモリー機能により、ユーザーは説明を入力するだけで、見たいムービーを作成できるようになりました1。言語と画像を理解する能力を活用して、Apple Intelligenceは、ユーザーの説明にもとづいて最高の写真とビデオを選び、写真から特定されたテーマにもとづいてチャプターに分かれたストーリーラインを作成し、独自の流れのある物語のムービーに仕上げます。
優先順位を付けて集中する新しい方法
Eメールの管理がこれまで以上に簡単になります。優先メッセージにより、メールアプリの受信ボックスの先頭に表示されるこの新しいセクションは、当日のランチの招待や搭乗券など、最も緊急性の高いEメールを表示します。ユーザーの受信ボックス全体で、メッセージを開くことなく要約を確認でき、長いスレッドの場合は、「要約」をタップまたはクリックするだけで関連する詳細を表示できます。さらに、スマートリプライは、すばやく返信するための提案を提供するほか、Eメール内の質問を特定して、すべてに確実に回答できるようにします。
Apple Intelligenceは、通知の要約によって、ユーザーが優先順位を付けて集中できるよう手助けします。通知の要約で、長い通知や積み重なった通知をすばやく確認でき、グループチャットでのやり取りが特に頻繁になった時などに、ロック画面に重要な詳細情報が表示されます。新しい集中モードの「さまたげ低減」は、すぐに確認する必要がある通知のみを表示します。
メモアプリと電話アプリでは、ユーザーは音声の録音、文字起こし、要約ができます。電話アプリで通話中に録音が開始されると、参加者に自動的に通知が届き、通話が終了すると、重要なポイントを思い出せるようにApple Intelligenceが要約を生成します。
Apple Intelligenceを実際に使ってみた人のレビュー
Apple Intelligenceを実際に使用された方がレビューを出していますので、いくつか引用して紹介します。
Apple の iOS 18.1 アップデートの一部としてリリースされたApple Intelligenceのすべての機能の中で
、メッセージと通知の要約は群を抜いて最も便利です。要約は完璧ではありません (結局のところ、AI は皮肉を理解できず、私が友人と共有する内輪のジョークを知りません)。しかし、この種の機能は、まさに私が
将来スマートフォンでもっと見たいと願っているタイプの受動的で実用的なインテリジェンスです。
私はすでに数週間、Apple Intelligence 機能の最初のセットのベータ版を使用していますが、消費者が最新の iPhone を急いで購入するきっかけとなるようなアップグレードではないと思いますが、同社の次の AI アップデートの準備には役立ちます。これには ChatGPT の統合、Apple Visual Intelligence のデビューなどが含まれます。
iOS18.1の注意点
以下の点に注意しながらアップデートを行うことをおすすめします。
iOSのアップデートは新機能やサービスの改善、セキュリティ修正などメリットが多いので早めに実行することを推奨しますが、一方でアップデートするときの環境や準備を整えないと、不具合やバグが発生し易い状況でもあるためです。
- 通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
- バッテリーが充足された状態
- ストレージ容量がギリギリになっていないか
- アップデート中にほかの操作を行わない
- バックアップを取っておく
- 不具合報告がないか数日は確認する
通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
iOSのアップデートを行うにはWi-Fi環境が絶対におすすめです。
アップデートには膨大な通信量を使用する可能性もあります。パケット使い放題ならまだ良いですが、通信制限を設けている人にとってはアップデートだけで制限がかかってしまう可能性も少なくありません。
またiPhoneの「データローミング」機能の設定次第では、自動的にモバイルデータを使用してしまう可能性もあるため、アップデートする前に一度確認しておくこともおすすめします。
バッテリーが充足された状態
iOSのアップデートには通信量に加えてバッテリーも消費します。
そのため残量が少ない状態のままでアップデートを始めてしまうと、途中で電池が切れてしまいアップデートができないなんてことになってしまいます。
中途半端なアプデはリンゴループの元!
中途半端にアップデートを中断してしまうと「何をやっても操作不可避なリンゴループ」現象に陥る可能性が高まるため、アップデートを行う際にはバッテリーが充足された状態でやることを推奨します。
ストレージ容量がギリギリになっていないか
iPhoneのストレージ容量がギリギリの状態でアップデートを行わないようにしましょう。
理由はアップデートが行われる際に一時的にデータが増えることがあるためです。
そのせいで、ストレージ容量を超え、誤作動を起こしリンゴループに陥ってしまう可能性もあります。
僕はこのせいで一度リンゴループになったよ・・
iPhoneのストレージ容量を減らすにはいろんな方法がありますが、その中でもキャッシュの削除はとてもおすすめです。
写真や動画を消すのも効果的ですが、キャッシュの削除は「自分の履歴を削除する」ような意味なので、思い出である写真や動画を消す必要がなくなります。
またキャッシュは気づけばかなり溜まっていることもあり、一度消すとストレージ容量削減に大きく貢献できる可能性が高いです。
特によく使うアプリ(YouTube、LINE、X(旧Twitterなど)だけ削除してもかなり効率よくストレージ容量の整理ができます。
アップデート中にほかの操作を行わない
iOSのアップデート中にゲームを起動させたり、ほかのアプリをダウンロードさせたり動画を流したりしないようにしましょう。
これも誤作動でリンゴループになったり、最悪OSに不具合を残したままiPhoneが動かなくなる可能性もあります。
iOSのアプデはOSの書き換えだからね。慎重にiPhoneを扱ってね!
バックアップを取っておく
iOSのアップデートを行う前にバックアップを取っておくことを推奨します。
OSの書き換えであるiOSのアップデート中はいかなる事態も起こりかねません。
自分が慎重にアップデートしていても、外的要因(停電や突然の電話、緊急速報など)でうまくできない可能性もあります。
そんな失敗が起きてもバックアップさえ取っておけばある程度の担保が可能です。
不具合報告がないか数日は確認する
本日リリースされたため、アップデートを行っている人が少ない現状です。
今のところ大きな不具合等は上がっていませんが、単純にアップデートを行った人が少ない為報告が上がっていない可能性もあります。
そのため、数日間は不具合の報告が上がっていないかの確認をしておくことをおすすめします。
本記事も追記で不具合の情報を記載いたします。
iOSのバージョンを確認する方法
以下の方法でiOSのバージョンを調べることができます。
- 「設定」をタップ
- 「AppleID(一番上)」をタップ
- 「自分の端末(一番下あたりにあります)」をタップ
- 「バージョン」を確認
iOS18.1のアップデート方法
iOSのアップデート方法は以下の通りです(画像一部が違うiOSの部分がありますが方法は同じです)。
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ
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