今回の記事は、
iOS18.1.1について紹介します。
日本時間で11月20日の早朝、iOS18.1.1のアップデートがありました。
前回のiOS18.1が10月29日リリースだったので、20日ちょっとでのアップデートとなります。
今回の注目ポイントはセキュリティ修正です。脆弱性箇所を修正する前に悪用された可能性のあるゼロデイ脆弱性が2件も見つかっています。
その為iOS18.1.1に対応する機種をお持ちのユーザー全員にアプデを推奨します。
本記事ではゼロデイ脆弱性のより詳細な内容をApple公式を引用しながら紹介していきます。
なお前iOSである、iOS15,16シリーズのアップデートは行われていません。
iOS18.1.1の内容
iOS18.1.1の内容としては以下の通りです。
- セキュリティアップデート(CVE):2件(ゼロデイ脆弱性あり)
セキュリティアップデート(CVE):2件(ゼロデイ脆弱性あり)
iOS18.1.1の内容はずばりセキュリティアップデートがメインです。(2024年11月20日時点)
CVEベースともに2件のアップデートが行われています。
注目すべきはその2件とも、「すでに悪用された可能性」のある修正、ゼロデイ脆弱性な点です。
JavaScriptコア
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードが実行される場合があります。Apple は、この問題が Intel ベースの Mac システムで積極的に悪用されている可能性があるという報告を認識しています。
説明: チェックを強化することでこの問題を解決しました。
WebKit バグジラ: 283063
CVE-2024-44308: Google の脅威分析グループの Clément Lecigne と Benoît Sevens
ウェブキット
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、クロスサイト スクリプティング攻撃を受ける可能性があります。Apple は、この問題が Intel ベースの Mac システムで積極的に悪用されている可能性があるという報告を認識しています。
説明: 状態管理を改善することで、Cookie 管理の問題が解決されました。
WebKit バグジラ: 283095
CVE-2024-44309: Google の脅威分析グループの Clément Lecigne と Benoît Sevens
Apple が製造していない製品、または Apple が管理またはテストしていない独立した Web サイトに関する情報は、推奨または承認なしに提供されています。Apple は、他社の Web サイトまたは製品の選択、パフォーマンス、または使用に関して一切の責任を負いません。Apple は、他社の Web サイトの正確性や信頼性については一切表明しません。詳細については、ベンダーにお問い合わせください。
iOS18.1.1のデータ量は419.4MB
iOS18.1.1のデータ量は、私が持っているiPhone16Proの場合419.4MBでした。
iOS18.1.1のアップデート時間は約9分
私が持っているiPhone16Proの場合、iOS18.1.1にアップデートするまでの時間は約9分かかりました
iOS18.1.1のゼロデイ脆弱性とは?
ゼロデイ脆弱性とは、どういう意味でしょうか?
対策日数が0日のセキュリティの欠陥のこと
ゼロデイ脆弱性とは、対策日数が0日のセキュリティの欠陥のことを指します。
ゼロデイ=0 dayの脆弱性(欠陥)ということでゼロデイ脆弱性です。
Appleや開発者にとって知らないセキュリティの欠陥があって、月日が流れたとします。
セキュリティの欠陥を発見し、修正を行いますが、その間もしかしたらこの欠陥のことを悪い人たちに見つかっていて、侵入されたかもしれないと考えます。
これがよくセキュリティアップデートのときに書いてある”積極的に悪用されている可能性がある”部分です。
iOS18.1.1のアプデをお勧めする全ユーザー理由にお勧めする理由
iOS18.1.1を全ユーザーにお勧めする理由は、もちろんゼロデイ脆弱性の修正が入っている為です。
iOS18.1.1にアップデートしない限り、修正パッチが自動であなたのiPhoneに入ってきません。
ということは、アップデートしていない人は今も悪用される脅威にさらされた状態でiPhoneを使っていることになります。
以上の理由からiOS18.1.1の対応iPhoneを持つユーザーに早急なアップデートをお勧めしています。
iOS18.1.1に対応する機種
iOS18に対応している機種はこちらです。
- iPhoneXR
- iPhoneXS
- iPhoneXS Max
- iPhone 11
- iPhone XR
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 12 mini
- iPhone 12
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 13 mini
- iPhone 13
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 14
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 15
- iPhone 15 Plus
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Pro Max
- iPhone 16
- iPhone 16 Plus
- iPhone 16 Pro
- iPhone 16 Pro Max
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone SE(第3世代)
前iOSの15,16はアップデートなし
よく最新iOSのアップデートが行われた際に、古い機種対応のiOSもアップデートが入ることがあります。
しかしながら今回のiOS18.1.1では前iOSであるiOS15とiOS16のアップデートはありませんでした。
現時点でのそれぞれの最新iOSはiOS15.8.3とiOS16.7.10です。
iOS18.1.1の不具合
配信直後ということもあってか、今のところ不具合の報告を見つけることができませんでした。
今後出てきた場合にはこちらに追記する形で報告させていただきます
iOS18.1.1の注意点
以下の点に注意しながらアップデートを行うことをおすすめします。
iOSのアップデートは新機能やサービスの改善、セキュリティ修正などメリットが多いので早めに実行することを推奨しますが、一方でアップデートするときの環境や準備を整えないと、不具合やバグが発生し易い状況でもあるためです。
- 通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
- バッテリーが充足された状態
- ストレージ容量がギリギリになっていないか
- アップデート中にほかの操作を行わない
- バックアップを取っておく
- 不具合報告がないか数日は確認する
通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
iOSのアップデートを行うにはWi-Fi環境が絶対におすすめです。
アップデートには膨大な通信量を使用する可能性もあります。
パケット使い放題ならまだ良いですが、通信制限を設けている人にとってはアップデートだけで制限がかかってしまう可能性も少なくありません。
またiPhoneの「データローミング」機能の設定次第では、自動的にモバイルデータを使用してしまう可能性もあるため、アップデートする前に一度確認しておくこともおすすめします。
バッテリーが充足された状態
iOSのアップデートには通信量に加えてバッテリーも消費します。
そのため残量が少ない状態のままでアップデートを始めてしまうと、途中で電池が切れてしまいアップデートができないなんてことになってしまいます。
中途半端なアプデはリンゴループの元!
中途半端にアップデートを中断してしまうと「何をやっても操作不可避なリンゴループ」現象に陥る可能性が高まるため、アップデートを行う際にはバッテリーが充足された状態でやることを推奨します。
ストレージ容量がギリギリになっていないか
iPhoneのストレージ容量がギリギリの状態でアップデートを行わないようにしましょう。
理由はアップデートが行われる際に一時的にデータが増えることがあるためです。
そのせいで、ストレージ容量を超え、誤作動を起こしリンゴループに陥ってしまう可能性もあります。
僕はこのせいで一度リンゴループになったよ・・
iPhoneのストレージ容量を減らすにはいろんな方法がありますが、その中でもキャッシュの削除はとてもおすすめです。
写真や動画を消すのも効果的ですが、キャッシュの削除は「自分の履歴を削除する」ような意味なので、思い出である写真や動画を消す必要がなくなります。
またキャッシュは気づけばかなり溜まっていることもあり、一度消すとストレージ容量削減に大きく貢献できる可能性が高いです。
特によく使うアプリ(YouTube、LINE、X(旧Twitterなど)だけ削除してもかなり効率よくストレージ容量の整理ができます。
アップデート中にほかの操作を行わない
iOSのアップデート中にゲームを起動させたり、ほかのアプリをダウンロードさせたり動画を流したりしないようにしましょう。
これも誤作動でリンゴループになったり、最悪OSに不具合を残したままiPhoneが動かなくなる可能性もあります。
iOSのアプデはOSの書き換えだからね。慎重にiPhoneを扱ってね!
バックアップを取っておく
iOSのアップデートを行う前にバックアップを取っておくことを推奨します。
OSの書き換えであるiOSのアップデート中はいかなる事態も起こりかねません。
自分が慎重にアップデートしていても、外的要因(停電や突然の電話、緊急速報など)でうまくできない可能性もあります。
そんな失敗が起きてもバックアップさえ取っておけばある程度の担保が可能です。
不具合報告がないか数日は確認する
本日リリースされたため、アップデートを行っている人が少ない現状です。
今のところ大きな不具合等は上がっていませんが、単純にアップデートを行った人が少ない為報告が上がっていない可能性もあります。
そのため、数日間は不具合の報告が上がっていないかの確認をしておくことをおすすめします。
本記事も追記で不具合の情報を記載いたします。
iOS18.1.1のバージョンを確認する方法
以下の方法でiOSのバージョンを調べることができます。
- 「設定」をタップ
- 「AppleID(一番上)」をタップ
- 「自分の端末(一番下あたりにあります)」をタップ
- 「バージョン」を確認
iOS18.1.1のアップデート方法
iOSのアップデート方法は以下の通りです(画像一部が違うiOSの部分がありますが方法は同じです)。
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ
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