今回の記事は、
iOS18.2について紹介します。
こんなお悩み解決します!
- 【お悩み①】iPhoneの最新アップデート内容iOS18.2が知りたい人
- 【お悩み②】iOS18.2にアップデートしたいけど不具合が心配で迷っている人
- 【お悩み③】アップデート内容を初心者でもわかりやすく知りたい人
日本時間2024年12月12日の深夜にiPhoneのアップデートiOS18.2がリリースされました。
前iOS18.1.1よりもボリュームのあるアップデートになっています。
本記事ではiOS18.2のアップデート内容をはじめ、現時点での不具合の様子や過去起こった不具合の対処法など初心者にもわかりやすく紹介します。
Look Me!!
なおApple intelligenceの新機能も搭載されたiOS18.2ですが、日本は未対応のため利用することができません。
ただし言語と地域を英語に変更すれば日本にいながら使うことができます。
iOS18.2のApple Intelligenceを使う方法は下記から!
iOS18.2の全内容
最初にiOS18.2の全内容を紹介します。
iOS18.2ではいろんなアップデートが行われましたが、カテゴリ別に表すと以下のようになります。
- カメラコントロール(iPhone16シリーズ限定)
- 写真
- Safari
- 機能改善とバグ修正
カメラコントロール(iPhone16シリーズ限定)
- カメラコントロールの2段階シャッターにより、カメラコントロールを軽く押すとカメラのフォーカスと露出を固定できます
写真
- ビデオの表示が改善され、フレーム単位でのスクラブ、ビデオの自動ループ再生をオフにする設定などが可能になりました
- “最近表示した項目”および“最近共有された項目”のアルバムの履歴を消去できます
- コレクションビュー間の移動が改善され、右にスワイプして前のビューに戻ることもできるようになりました
- “お気に入り”アルバムが“ピンで固定したコレクション”のほかに“ユーティリティ”コレクションにも表示されます
Safari
- 新しい背景画像でSafariのスタートページをカスタマイズできます
- “読み込む”と“書き出す”で、Safariからのブラウズデータの書き出し、および別のアプリからSafariへのブラウズデータの読み込みができます
- “HTTPS優先”にすると、HTTPSを使用できる場合は常にURLがHTTPSに切り替わります
- ファイルダウンロードのライブアクティビティにより、ファイルのダウンロードの進行状況がDynamic Islandやホーム画面に表示されます
機能改善とバグ修正
- “ボイスメモ”がレイヤーのある録音に対応し、ヘッドフォンを使用しなくても既存の曲のアイデアにボーカルを追加でき、作成した2トラックのプロジェクトを直接Logic Proに読み込むことができます(iPhone16 Pro、iPhone16 Pro Max)
- “探す”の“持ち物の位置情報を共有”を使用すると、AirTagまたは“探す”ネットワーク対応アクセサリの位置情報を航空会社などの信頼できる第三者と簡単かつ安全に共有することで、紛失した持ち物を見つけて取り戻すのに役立ちます
- ポッドキャストの“お気に入りのカテゴリ”で、お気に入りのカテゴリを選択すると関連する番組のおすすめが表示され、ライブラリから簡単にアクセスできます
- ポッドキャストの“パーソナライズされた検索結果”ページで、関連性の高いカテゴリやあなたの好みに合わせて編集されたコレクションがハイライトされます
- キプロス、チェコ共和国、フランス、イタリア、ルクセンブルク、ルーマニア、スペイン、アラブ首長国連邦、およびイギリスで、AirPods Pro 2でのAppleのヒアリングチェックプログラムに対応しました
- アラブ首長国連邦で、AirPods Pro 2でのAppleのヒアリング補助プログラムに対応しました
- “株価”の時間外(立会時間前)の株価で、市場が開く前にNASDAQとNYSEの銘柄を追跡できます
- 最近取り込まれた写真が“すべての写真”のグリッドにすぐに表示されない問題を修正しました
- カメラのナイトモードで長時間露光を撮影すると、写真が劣化して表示される問題を修正しました(iPhone16 Pro、iPhone16 Pro Max)
【iOS18.2注目アプデ内容①】カメラコントロールの2段階シャッターによりフォーカスや露出の固定が可能に
iPhone9年目の筆者が個人的に良かったと思えたアップデート内容を紹介します。
iPhone16限定の話ですが、iOS18.2ではカメラコントロールの2段階シャッターによりフォーカスや露出の固定が可能になりました。
いまいちピンときません!
iPhone16シリーズにはカメラコントロールボタンが付いてるよね。
今まではカメラの起動とシャッターを押すことができたんだけど、iOS18.2からはさらにピント調節の機能も追加されたの。
「デジカメの半押し」機能がiPhoneに付いたようなものだね。
カメラコントロールの2段階シャッターとは?
「カメラコントロールの2段階シャッター」というたいそうな名前が付いていますが、皆さんはすぐイメージが付きましたか?
まず「カメラコントロール」とは、ここではiPhone16シリーズから新搭載されたカメラコントロールボタンのことを指します。
右下に付いたボタンだね。
このカメラコントロールのに、2段階シャッター機能が新搭載されたというのが今回のアップデート内容の1つです。
2段階シャッター機能ってなんね?
2段階シャッター機能とはカメラコントロールボタンを撮影中に軽く押すことを表しています。
軽く押すとどうなるんだい?
軽く押すことで、オートフォーカスのように自動でピントを合わせてくれるようになるんです。
まとめると、iPhone16シリーズから新搭載されたカメラコントロールボタンを撮影中に半押しするとカメラが自動でAE/AFロックしてくれるのがiOS18.2で注目するアプデ内容の1つなんです。
カメラコントロールの2段階シャッター機能はデジカメの「半押し」機能と同じ役割
皆さんはデジタルカメラを使ったことはありますか?
デジタルカメラには「半押し」機能と呼ばれるものが付いています。
おそらくほとんどのデジカメに付いているデフォルト機能のようなものです。
この「半押し」機能は、撮影する直前にデジカメが自動でピントを合わせてくれるというアクションをしてくれます。
撮影の直前にピントを調節するため、被写体に焦点が合わせやすく、長年重宝されてきた機能です。
デジカメの「半押し」機能がそのまんまiPhoneに追加されたというのがこのアップデート内容です。
デジカメはほとんどの機種はオートフォーカスといって、対象に自動でピントを合わせる機能です。デジカメであれフィルムカメラであれ、シャッターはほとんどの場合、2段階式のボタンになっています。
従来のiPhoneのAE/AFロックは画面を長押しする
iPhoneのカメラでAE/AFロックをロックするときって、画面を長押ししますよね。
画面を長押しすると黄色い四角形が現れて、AE/AFをロックすることができます。
これと全く同じことがカメラコントロールボタンで可能になったというアップデートです。
カメラコントロールの2段階シャッターのやり方は「軽く押す」だけ
このカメラコントロールの2段階シャッターのやり方は、カメラコントロールボタンを「軽く押す」だけです。
手順として説明すると以下の流れになります。
- カメラを開く
- カメラコントロールボタンを「軽く押す」
- 画面にAE/AFロックが現れてロックされる
カメラを開く方法は何でもOKです。別にカメラコントロールボタンで開くなどと言った制限はありません。
カメラコントロールの2段階シャッターのメリットは片手で撮影まで完成すること
このアップデートによるメリットとしては、片手で撮影まで完成することだと思っています。
このアップデートが無かったときは、カメラコントロールボタンでカメラを起動するものの、結局ピントを合わせるために画面を長押しする必要がありました。
いくらカメラコントロールボタンで素早くカメラを起動しても、ピントを合わせるためにいつもと同じ画面を触る一手間はそのままでした。
カメラコントロールボタンいらなくない?
結局いつも通り画面を触って操作してから撮影するので、素早く起動させるカメラコントロールボタンの意味ってないのでは?と疑問に思っていたんです。
それが今回のアップデートでカメラコントロールボタン1つで撮影まで進むことができるようになりました。
非常に良いアップデート内容だと思います。
【補足】クリーンプレビューとは?
AE/AFロックのほかにクリーンプレビューと呼ばれる設定もカメラコントロールボタンに追加されています。
クリーンプレビューとは、iPhoneで撮影するときに、撮影画面の文字が消えるアクションのことです。
写真とかビデオとかポートレートとかが表示されてる文字が消えるのね
クリーンプレビューによるメリットは、画面上から余分な文字が消えるので撮影がしやすくなるのと、撮影した写真のイメージがわきやすくなる点です。
クリーンプレビューとAE/AFロック両方ともONにしていた場合は、撮影画面の文字が消えてAE/AFロックもされます。
【iOS18.2注目アプデ内容②】ビデオの表示画面が改善。ビデオの自動ループ再生をオフにする設定が可能に
iPhoneのビデオ表示画面が改善されました。設定でビデオの自動ループ再生をオフにすることも可能になりました。
前アップデートのiOS18.1.1までビデオが使いにくくなったと感じた人も多いのではないでしょうか?
私はiPhoneで動画編集や動画からスクショを取り出したりします。
その時にiOS18.1.1のビデオの編集画面が使いづらく不便に感じてました。
特にビデオを細かく編集するときのフレーム数がもっと細かければ良いのにと思っていたところ、今回のiOS18.2でより細かいフレーム数の編集が可能になりました。
またビデオ画面の挙動も前のときに戻った仕様になっており使い易くなりました。
また設定アプリから「ビデオの自動ループ再生」のオンオフが選択可能になり、勝手にビデオが始まってしまう挙動も選択制に改良されました。
そのほかも小さな改良がなされましたので紹介していきます。
- ビデオ最初の表示方法が改良された(元に戻った)
- ビデオ再生を1秒以下フレーム単位で確認できるようになった
- ビデオの自動ループが選択制になった
- 右スワイプで戻ることができるようになった
- 最近表示した・共有された項目を削除可能になった
- ユーティリティにお気に入りが追加
ビデオ最初の表示方法が改良された(元に戻った)
ビデオの最初の画面とは、写真アプリからビデオを選択したときに出てくる最初の画面のことを指しています。
実はiOS18.1.1まで以下のようになっていました。
- ビデオの表示サイズが小さい
- タップすると下記のプログレスバーが出ない
少し前のiOSバージョンのときまでずっと上記の仕様ではなかったのでiPhoneユーザーは困惑していました。
ところがiOS18.2で元に戻る形で改良されビデオ表示サイズも最大になり、タップしてもプログレスバーは表示されています。
ビデオ再生を1秒以下フレーム単位で確認できるようになった
こちらも少し前のiOSバージョンではフレーム単位で見ることができていました。
それが最近のiOSでは改悪され1秒ごとでしか見ることができなくなっていました。
iOS18.2では元のフレーム単位で見ることが可能になりました。
ビデオの自動ループが選択制になった
冒頭でも書きましたがビデオの自動ループが選択制になりました。
写真アプリの右上3つ点マークから自動ループのトグルを表示することができます。
右スワイプで戻ることができるようになった
理由は不明ですが、写真アプリのユーティリティなどを表示させるときに右上に×ボタンが表示される仕様になっていました。
その問題もiOS18.2で改善され右スワイプで戻ることが可能になりました。
最近表示した・共有された項目を削除可能になった
ユーティリティから最近表示した・共有された項目を削除可能になりました。
今まで削除できない仕様だったため、ランダムで出現してしまう可能性がありました。
人によってはあまり好ましくない仕様だったので結構ありがたい改良でした。
ユーティリティにお気に入りが追加
ユーティリティにお気に入りが追加されました。
これでユーティリティから自分のお気に入りフォルダに飛ぶことができます。
【iOS18.2で復活した機能】ロック画面の音量調節スライダー
実はiOS18.2で「ロック画面の音量調節スライダー」機能が復活しました。
復活ってことは以前はあった機能なの?
iOS16以前には合った機能でした。
iOS16で削除されてしまった「ロック画面の音量調節スライダー」機能がiOS18.2で復活することになりました。
復活することのメリット・デメリット
「ロック画面の音量調節スライダー」機能が復活することによって以下のメリット・デメリットがあります。
正直デメリットはほとんどありません。
- 【メリット】音量ボタンを使わなくても音量調節が可能
- 【デメリット】ウィジェットが少し大きくなった
iOS16によって無くなってしまった音量調節スライダー。iOS16からiOS18.1.2まではロック画面の音量調節と言ったら音量ボタンしかありませんでした。
それがロック画面に表示されるオーディオウィジェットのスライダーを使うことでも調節可能になり、使い勝手がよくなりました。
デメリットとして強いて上げるならオーディオウィジェットが少し大きくなったことです。
大きくなったことで今まで使っていた感じと違和感が発生するかもしれませんが、正直すぐ慣れる程度だと思います。
設定方法はアクセシビリティのトグルボタンから可能
「ロック画面の音量調節スライダー」機能をオンにするためには設定アプリを開く必要があります。
iOS18.2よりこのトグルボタンが用意されているので、トグルをオンの方へ動かしましょう。
トグルボタンまでの行き方は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「オーディオ/ビジュアル」をタップ
- 「音量コントロールを常に表示」がロック画面の音量調節スライダー」機能です。
iOS18.2のApple Intelligenceについて
iOS18.2ではApple Intelligenceの新要素Image Playgroundが追加されました。
やった!ついに日本でも使えるんだね!
まだ日本は非対応よ。。
残念ですが、日本は今回も正式なリリースには至りませんでした。
今回追加された国は以下の通りです。
- オーストラリア
- カナダ
- ニュージーランド
- 南アフリカ
- イギリス
残念。。。まだまだ日本でApple Intelligenceは使えないんだね。。。
んー無理やりに使おうと思えば使うことができるわ
確かにApple Intelligenceは「日本語」に対応していないので「日本語」では使うことができません。
ただ注目してほしいのは「日本語」に対応していないことです。
「日本」で使えないわけではありません。「日本語」に対応していないだけなんです。
何が言いたいかというと、すでに対応している英語圏(アメリカや今回追加されたイギリスなど)にiPhoneの環境を変更させれば日本にいてもApple Intelligenceは使うことが可能です。
実は非対応国でもApple Intelligenceのデータ自体は入っているんです。
Apple Intelligenceのデータが入っているのはあくまでもiOS18.2の中です。
Apple Intelligenceに未対応な国のiOS18.2にはApple Intelligenceのデータは入れないでおこう!
こんな感じになるわけがないんです。
つまり日本でもすでに対応している国に環境を変更させれば、今回追加されたApple Intelligenceの機能を体験することができます。
どうやるの?
言語と地域を英語にすればいいんですよ。
実際に私が体験したレビューや詳しい使い方の記事を出しているのでよかったら読んでみてね
実際に私のiPhone16ProでiOS18.2のApple Intelligenceを体験してきました。
ただ体験したのではなく、ブログ用にしっかり使い方もマスターしました。
良かったら下記の関連記事から読んでみてくださいね。
iOS18.2のセキュリティアップデートについて
iOS18.2ではCVEベースで21個のセキュリティアップデートもきています。
毎回セキュリティアップデートには対策0日で悪用された恐れのある「ゼロデイ脆弱性」というのが発生したか話題になります。
今回のアップデートではそのような脆弱性は見つかっていません。
ゼロデイ脆弱性はありませんが、脆弱性の修正が21個もあるのはあまりないのでしっかりとアップデートすることをお勧めします。
Appleモバイルファイル整合性
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意のあるアプリが個人情報にアクセスできる可能性がある
説明: チェックを強化することでこの問題を解決しました。
CVE-2024-54526: ミッキー ジン (@patch1t)、Arsenii Kostromin (0x3c3e)
Appleモバイルファイル整合性
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある
説明: この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2024-54527: ミッキー・ジン (@patch1t)
オーディオ
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 呼び出し中にミュートしても、ミュートが有効にならない場合があります。
説明: 状態管理を改善することで、ユーザー インターフェイスの不一致の問題が解決されました。
CVE-2024-54503: Micheal Chukwu と匿名の研究者
クラッシュレポーター
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある
説明: 追加の制限により、権限の問題が解決されました。
CVE-2024-54513: 匿名の研究者
フォントパーサー
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成されたフォントを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性があります。
説明: チェックを強化することでこの問題を解決しました。
CVE-2024-54486: トレンドマイクロゼロデイイニシアチブのホセイン・ロトフィ (@hosselot)
イメージIO
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成されたイメージを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性があります。
説明: チェックを強化することでこの問題を解決しました。
CVE-2024-54500: Trend Micro Zero Day Initiative に協力する Junsung Lee
カーネル
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 攻撃者は、書き込み可能な読み取り専用メモリマッピングを作成できる可能性があります。
説明: 追加の検証により競合状態に対処しました。
CVE-2024-54494: ソヒビク
カーネル
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: アプリが機密カーネル状態を漏洩する可能性がある
説明: ロックの改良により競合状態に対処しました。
CVE-2024-54510: MIT CSAIL の Joseph Ravichandran (@0xjprx)
カーネル
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: アプリが予期しないシステム終了やカーネルメモリの破損を引き起こす可能性がある
説明: メモリ処理を改善することでこの問題を解決しました。
CVE-2024-44245: 匿名の研究者
libexpat
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: リモート攻撃者が予期しないアプリの終了や任意のコードの実行を引き起こす可能性がある
説明: これはオープンソース コードの脆弱性であり、Apple Software も影響を受けるプロジェクトの 1 つです。CVE-ID はサードパーティによって割り当てられました。この問題と CVE-ID の詳細については、cve.org を参照してください。
CVE-2024-45490
libxpc
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: アプリがサンドボックスから抜け出す可能性がある
説明: チェックを強化することでこの問題を解決しました。
CVE-2024-54514: 匿名の研究者
libxpc
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: アプリが昇格権限を取得できる可能性がある
説明: チェックを改善することでロジックの問題が解決されました。
CVE-2024-44225: 风沐云烟(@binary_fmyy)
パスワード
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 特権ネットワークポジションにいる攻撃者がネットワークトラフィックを変更できる可能性がある
説明: この問題は、ネットワーク経由で情報を送信するときに HTTPS を使用することで解決されました。
CVE-2024-54492: Mysk Inc. の Talal Haj Bakry と Tommy Mysk (@mysk_co)
サファリ
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: プライベートリレーが有効になっているデバイスでは、Safariのリーディングリストにウェブサイトを追加すると、発信元のIPアドレスがウェブサイトに公開される可能性があります。
説明: この問題は、Safari から発信されたリクエストのルーティングを改善することで解決されました。
CVE-2024-44246: ジェイコブ・ブラウン
シーンキット
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成されたファイルを処理すると、サービス拒否が発生する可能性があります。
説明: チェックを強化することでこの問題を解決しました。
CVE-2024-54501: トレンドマイクロのゼロデイイニシアチブの Michael DePlante (@izobashi)
ボイスオーバー
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: iOSデバイスに物理的にアクセスできる攻撃者は、ロック画面から通知の内容を閲覧できる可能性がある。
説明: 追加のロジックを追加することで問題が解決されました。
CVE-2024-54485: C-DAC Thiruvananthapuram India の Abhay Kailasia (@abhay_kailasia)
ウェブキット
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、予期しないプロセス クラッシュが発生する可能性があります。
説明: チェックを強化することでこの問題を解決しました。
WebKit バグジラ: 278497
CVE-2024-54479: イ・スンヒョン
WebKit バグジラ: 281912
CVE-2024-54502: Google Project Zero の Brendon Tiszka
ウェブキット
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、予期しないプロセス クラッシュが発生する可能性があります。
説明: メモリ処理を改善することでこの問題を解決しました。
WebKit バグジラ: 282180
CVE-2024-54508: HKUS3Lab の linjy 氏、WHUSecLab の chluo 氏、Tencent Security YUNDING LAB の Xiangwei Zhang 氏
ウェブキット
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、メモリ破損が発生する可能性があります。
説明: メモリ処理を改善することで、型の混乱の問題を解決しました。
WebKit バグジラ: 282661
CVE-2024-54505: ゲイリー・クォン
ウェブキット
対象機種: iPhone XS 以降、iPad Pro 13 インチ、iPad Pro 12.9 インチ 第 3 世代以降、iPad Pro 11 インチ 第 1 世代以降、iPad Air 第 3 世代以降、iPad 第 7 世代以降、iPad mini 第 5 世代以降
影響: 悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、メモリ破損が発生する可能性があります。
説明: メモリ処理を改善することでこの問題を解決しました。
WebKit バグジラ: 277967
CVE-2024-54534: タシタソフトウェアセキュリティ
iOS18.2の不具合
まだ初日ということもあり、致命的な不具合が起きている報告はSNS上で見つけることができませんでした。(2024年12月12日12時時点)
海外のSNSものぞいてみましたが、致命的な不具合の発生は確認されなかったので、正規のアップデート方法であればリンゴループなどの不具合は起きにくいと個人的に思います。
エラーになる報告は1件だけ確認できました。
iphone xsをios18.2にしたら
— Kikuchi_y_85 (@kikuchi_y_85) December 12, 2024
ショートカットの
「Web表示を表示」などのアクションで、
上の方に待機中のバナーがかぶって操作できなかった不具合は、改善されたっぽい
ただ共有シートから「メニューから選択」などのアクションを使うとエラーになる pic.twitter.com/Rc0prR4txx
私のiPhone16Proもアップデートしてみました。10分程度で無事に完了しました。
iOS18.2の注意点
以下の点に注意しながらアップデートを行うことをおすすめします。
iOSのアップデートは新機能やサービスの改善、セキュリティ修正などメリットが多いので早めに実行することを推奨しますが、一方でアップデートするときの環境や準備を整えないと、不具合やバグが発生し易い状況でもあるためです。
- 通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
- バッテリーが充足された状態
- ストレージ容量がギリギリになっていないか
- アップデート中にほかの操作を行わない
- バックアップを取っておく
- 不具合報告がないか数日は確認する
通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
iOSのアップデートを行うにはWi-Fi環境が絶対におすすめです。
アップデートには膨大な通信量を使用する可能性もあります。
パケット使い放題ならまだ良いですが、通信制限を設けている人にとってはアップデートだけで制限がかかってしまう可能性も少なくありません。
またiPhoneの「データローミング」機能の設定次第では、自動的にモバイルデータを使用してしまう可能性もあるため、アップデートする前に一度確認しておくこともおすすめします。
バッテリーが充足された状態
iOSのアップデートには通信量に加えてバッテリーも消費します。
そのため残量が少ない状態のままでアップデートを始めてしまうと、途中で電池が切れてしまいアップデートができないなんてことになってしまいます。
中途半端なアプデはリンゴループの元!
中途半端にアップデートを中断してしまうと「何をやっても操作不可避なリンゴループ」現象に陥る可能性が高まるため、アップデートを行う際にはバッテリーが充足された状態でやることを推奨します。
ストレージ容量がギリギリになっていないか
iPhoneのストレージ容量がギリギリの状態でアップデートを行わないようにしましょう。
理由はアップデートが行われる際に一時的にデータが増えることがあるためです。
そのせいで、ストレージ容量を超え、誤作動を起こしリンゴループに陥ってしまう可能性もあります。
僕はこのせいで一度リンゴループになったよ・・
iPhoneのストレージ容量を減らすにはいろんな方法がありますが、その中でもキャッシュの削除はとてもおすすめです。
写真や動画を消すのも効果的ですが、キャッシュの削除は「自分の履歴を削除する」ような意味なので、思い出である写真や動画を消す必要がなくなります。
またキャッシュは気づけばかなり溜まっていることもあり、一度消すとストレージ容量削減に大きく貢献できる可能性が高いです。
特によく使うアプリ(YouTube、LINE、X(旧Twitterなど)だけ削除してもかなり効率よくストレージ容量の整理ができます。
アップデート中にほかの操作を行わない
iOSのアップデート中にゲームを起動させたり、ほかのアプリをダウンロードさせたり動画を流したりしないようにしましょう。
これも誤作動でリンゴループになったり、最悪OSに不具合を残したままiPhoneが動かなくなる可能性もあります。
iOSのアプデはOSの書き換えだからね。慎重にiPhoneを扱ってね!
バックアップを取っておく
iOSのアップデートを行う前にバックアップを取っておくことを推奨します。
OSの書き換えであるiOSのアップデート中はいかなる事態も起こりかねません。
自分が慎重にアップデートしていても、外的要因(停電や突然の電話、緊急速報など)でうまくできない可能性もあります。
そんな失敗が起きてもバックアップさえ取っておけばある程度の担保が可能です。
不具合報告がないか数日は確認する
本日リリースされたため、アップデートを行っている人が少ない現状です。
今のところ大きな不具合等は上がっていませんが、単純にアップデートを行った人が少ない為報告が上がっていない可能性もあります。
そのため、数日間は不具合の報告が上がっていないかの確認をしておくことをおすすめします。
本記事も追記で不具合の情報を記載いたします。
iOSのバージョンを確認する方法
以下の方法でiOSのバージョンを調べることができます。
- 「設定」をタップ
- 「AppleID(一番上)」をタップ
- 「自分の端末(一番下あたりにあります)」をタップ
- 「バージョン」を確認
iOS18.2のアップデート方法
iOSのアップデート方法は以下の通りです(画像一部が違うiOSの部分がありますが方法は同じです)。
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ
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