今回の記事は、
日本でApple Intelligenceを使う方法について紹介します。
こんなお悩み解決します!
- 【お悩み①】Apple Intelligenceを使ってみたい人
- 【お悩み②】iOS18.2で実装されたApple Intelligenceの内容を詳しく知りたい人
- 【お悩み③】Apple Intelligenceの使用感レビューを知りたい人
iOS18.2でApple Intelligenceの以下のサービスが利用できるようになりました。
- Image Playground
- Genmoji
残念なことに、日本ではApple Intelligenceが未実装なのでそのままでは利用することができません。
ただiPhoneの言語と地域を英語(アメリカ合衆国)に変更すると、日本にいながらApple Intelligenceを利用することが可能です。
本記事では、日本にいながらApple Intelligenceを利用する設定方法を紹介するとともに、iOS18.2で実装されたApple Intelligenceの使用感レビューを紹介します。
Apple Intelligenceを日本で利用する設定方法
Apple Intelligenceを未実装の日本で利用する設定方法は次の3STEPを完了することです。
- 【STEP1】iPhoneの言語を「英語(アメリカ合衆国)」に変更する
- 【STEP2】iPhoneの地域を「英語(アメリカ合衆国)」に変更する
- 【STEP3】Apple IntelligenceとSiriの「Joint the Apple Intelligence waitlist」をタップする
2024年12月14日時点でApple Intelligenceは日本地域に対応していません。
日本での正式リリースは2025年4月だと予想されています。
短いような長いような・・
その為、Apple Intelligenceを日本で利用するためには対応している地域に設定変更する必要があります。
今回は「英語(アメリカ合衆国)」に変更してみましょう。
2024年12月14日時点でApple Intelligenceが対応している国は、アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・南アフリカだよ
【STEP1】iPhoneの言語を「英語(アメリカ合衆国)」に変更する
- 「設定」アプリを開く
- 「Apple IntelligenceとSiri」をタップ
- 「言語」をタップ
- 「英語(アメリカ合衆国)」に変更する
まずはiPhoneの言語を「英語(アメリカ合衆国)」に変更してみましょう。
言語を変更完了すると、iPhoneの言語表記が英語になります。
Apple Intelligenceの利用をやめる際は元に戻す作業が必要になるので、英語が苦手な人は元に戻す準備をしてから変更しましょう。
【STEP2】iPhoneの地域を「英語(アメリカ合衆国)」に変更する
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「言語と地域」をタップ
- 【優先する言語】の先頭(ふつうは日本語になっている)を「English(英語)」に変更
【優先する言語】の欄に「English(英語)」がなかったら、「言語を追加」から探して追加してください。
先頭に持っていくには言語バーの右端をドラッグして上へ持って行くとうまくいきます。
【STEP3】Apple IntelligenceとSiriの「Joint the Apple Intelligence waitlist」をタップする
最後の設定です。
「設定」アプリのApple IntelligenceとSiri項目の最上部に表示されている「Joint the Apple Intelligence waitlist」をタップしてください。
作業が完了するまで数分かかります。
作業が完了すると「Joint the Apple Intelligence waitlist」の場所は「Apple Intelligence」という表記に変更されます。
追加でオンオフのトグルボタンが出現します。
トグルボタンをオンにしたら設定作業はすべて完了です。
一度トグルボタンを出現させれば、2回目以降はすぐにトグルボタンが出てくる仕様になります。
「Joint the Apple Intelligence waitlist」の意味とは?
この「Joint the Apple Intelligence waitlist」とは何をしていると思いますか?
公式ではありませんが下記に引用元を紹介します。
簡単に言うと、iPhoneユーザーのプライバシーを守る為、システムがスムーズに動くようにすることが目的だとされています。
私のiPhone16Proでは完了するまで7分ほど掛かりましたが日本地域はまだ未対応の場所です。
それでも7分かかったことを考えると、噂通りに2025年4月にリリースされた時には数時間完了するまで時間を要するかもしれません。
reddit のユーザーコメントに基づいて、より可能性の高い理由は、Apple Intelligence のサーバー側である Private Cloud Compute (PCC) にユーザーを登録することであることがわかりました。 一部のリクエストはデバイス上でローカルに処理されますが、より複雑なタスクはクラウドに送信されます。この設定は、Apple の PCC に関する公開ドキュメントに概説されており、プライバシーを確保するために Apple が設計したカスタムサーバーハードウェアを使用した印象的なシステムを紹介しています。
Apple のサーバーエンジニアにとって、今日は、この真新しいクラウドインフラストラクチャを世界中のユーザーに徐々に展開するという大きな課題の節目となります。おそらく、システムがスムーズに拡張できるように、アクセスを許可するユーザーの数を制御していそうです。
Image Playgroundを使ってみよう!
Apple Intelligenceのトグルボタンがオンになったら、あなたのiPhoneはApple Intelligenceが利用可能になっています。
iOS18.2で新実装されたImage Playgroundを使ってみましょう。
Image Playgroundとは簡単に言うと、画像を組み合わせてオリジナル画像を生成する機能です。
Image Playgroundの体験では、ユーザーはテーマ、衣装、アクセサリ、場所などのコンセプトを選択して、楽しくユニークな画像を簡単に作成することができます。独自のテキストによる説明を追加できるほか、写真ライブラリの写真を使って家族や友人に似た画像を作成することもできます。Image Playgroundでは、独自のスタイルで画像が生成され、例えばアニメーションでは現代的な3Dのアニメーション画像が生成され、イラストでは単純な形状、明確な線、カラーブロックで画像が提供されます。
この体験はメッセージに直接統合されているため、会話で使う画像の作成がこれまで以上に簡単になるほか、フリーボード、Keynoteなど多くのアプリにも統合されています。また、Image Playgroundはまったく新しい専用アプリとしても登場します。
引用元:Apple公式
Image Playgroundはどこにある?
Image Playgroundは複数のアプリで利用することができます。
現時点では以下のアプリで利用することが可能。
- Image Playgroundのアプリ
- メッセージ
- フリーボード
- メモ
- Keynote
画像を自由に貼りつけたりできるアプリでImage Playgroundが使えそうね。
現時点(2024年12月14日)では、画像を自由に貼りつけたりできるアプリでImage Playgroundを使うことができるようです。
Image PlaygroundのアプリはApple Intelligenceが使える状態(トグルボタン出現後)になった時に自動でiPhoneに入っています。
Image Playgroundの使い方【テキストを読み込ませる方法】
ここではメモアプリにあるImage Playgroundの使い方について紹介します。
メモアプリではテキストをImage Playgroundを使って読み取ってもらい、画像を生成することができます。
以下が一連の手順です。
分かりやすい様に「三匹の子豚」の物語から画像を生成してもらうよ!
- 「メモアプリ」を開く
- 下部にある「クリップアイコン」をタップ
- 「Image Playground」をタップ
- 画像が生成される
【注意点1】必ず英語を使うこと
私が実際に使ってみて注意する必要があると思ったのは、必ず英語でApple Intelligence指示したり、テキストを提出することです。
日本語で指示を出したり、テキストを提出してもエラーが出てうまくいきません。
日本地域が正式に実装されれば英語に変換する必要は無くなると思いますがそれまでは英語でお願いしましょう。
【注意点2】Apple Intelligenceマークはタップしない
メモアプリの下部バーにはクリップマークのほかに、Apple Intelligenceのマークがあります。
ついApple Intelligenceのマークを押してしまいそうですが、必ずクリップマークをタップしてください。
ここでのApple Intelligenceのマークとは、画像の生成関連ではなく、テキストの修正関連のためのものです。
今回はメモアプリのテキストからApple Intelligenceを使って画像の生成する方法なので、クリップマークをタップするのが正解です。
Image Playgroundの使い方【アプリを使う方法】
ここではImage Playgroundのアプリを使った方法を紹介します。
アプリをタップしたら次の手順で画像の生成を行います。
- 画像生成したい要素を追加していく
- themesから選択する
- テキストを入力する
- 写真アプリから写真を選択する
- しばらく経つと生成された画像が中央に表示されていく
- 画面右上のDONEか画像長押しでメニューを表示させる
- 保存する→「save image」
【補足①】画像はどんどん生成される
要素を1個でも追加した時点で、どんどん画像が生成されていきます。
右へスワイプすると生成されていく画像を次々に閲覧することができます。
【補足②】要素の追加は最大6個まで
要素の追加は最大で6個までです。
6個以上追加すると、6個目に追加した要素が入れ替わります。
Apple Intelligenceが使えない時の対処法
ここではApple Intelligenceが使えない、うまくいかない時に考えられる対処法を原因とともに紹介します。
- 設定アプリにApple intelligenceとSiriの項目がみつからない
- いつまでも「Joint the Apple Intelligence waitlist」が出てこない
- 「Joint the Apple Intelligence waitlist」をタップしたがトグルボタンが出てこない
- Image Playgroundのアプリを開いても画像生成画面に進まない
- 画像を生成したけど、保存されていない
設定アプリにApple intelligenceとSiriの項目がみつからない
この場合の多くがApple intelligenceに非対応のiPhoneで利用しようとしている場合がほとんどです。
Apple intelligenceに対応しているiPhoneは以下のみです。(2024年12月15日時点)
- iPhone15Proシリーズ
- iPhone16シリーズ
いつまでも「Joint the Apple Intelligence waitlist」が出てこない
以下の対処法が考えられます。
- 言語と地域が両方とも英語(アメリカ合衆国)になっているか確認する
- すでに「Joint the Apple Intelligence waitlist」を押している場合は既に完了していて出てこない
2024年12月15日時点でApple Intelligenceを使うには対応地域にiPhoneを設定変更する必要があります。
変更箇所は言語と地域の2か所です。1か所の場合では「Joint the Apple Intelligence waitlist」は出てきません。
「Joint the Apple Intelligence waitlist」はApple Intelligenceを初めて利用するときのみ表示されるものです。
2回目以降は表示されません。
2回目以降はApple Intelligenceのトグルボタンが出現します。
「Joint the Apple Intelligence waitlist」をタップしたがトグルボタンが出てこない
この場合に考えられる対処法は以下の通り。
- 申請が通るまで時間が掛かっている可能性があるので待つ必要がある
「Joint the Apple Intelligence waitlist」を完了させるために必要な時間は最大3時間もあるそうです。
しばらく待ってみてならない時は不具合の可能性があります。
Image Playgroundのアプリを開いても画像生成画面に進まない
以下の対処法があります。
- 必要なダウンロードが済んでいないので待つ必要がある
Image Playgroundのアプリは毎回少し時間が掛かります。
これは言語と地域を再設定した後も時間がかかるので、少し待ってみましょう。
画像を生成したけど、保存されていない
この問題の多くはきちんとした保存方法がわかっていない場合がほとんどです。
Image Playgroundで生成した画像の保存方法は下記の2つあります。
- 画像を長押しして「save images」をタップ
- 画面右上の3つ点マークをタップし「save image」をタップ
どうしてもうまく保存できない場合はスクリーンショットを撮影し、編集で画像だけを切り取る方法でも可能です。
間違えてフルページスクショしないよう気をつけてね。
Image Playgroundの使用レビュー
ここでは筆者の私が実際に使ってみたレビューを紹介します。
正直な感想としては「ふーん。面白いじゃん。」と思うだけでした。
確かにすごい機能ではありますが、今や世界中でいろんなAI画像が簡単に利用できる世の中ですよね。
特に私は毎日Leonard AIというツールを使っています。時に高度なプロンプトを入力したり、適正seed値を探したりします。
物足りなさを感じてしまうのが正直な感想です。
なぜならLeonard AIのイラストの方が圧倒的にすごいからです。
1つ思ったのはAI技術に触れる機会が少ない人、苦手意識を持っている人にとっては良いツールだと感じました。
なぜならImage Playgroundの方が簡単に画像を生成することができるからです。
AI技術は確かに進歩しましたが、より高度なAI技術を使うにはそれなりの知識が必要です。
毎日Leonard AIを愛用してちょうど1年になりますが、まだまだAIの知識の薄い場所しか知りません。
その点Image Playgroundはただテキストや画像を読み込ませたらどんどん画像を生成してくれます。
長くて難しいプロンプトや適正seed値を探す必要はありませんよね。
AIを利用する間口の広さという観点では、みんなが持っているiPhoneとして良いものだと感じました。
まとめ
最後に本記事のまとめです。
- iPhoneの言語と地域を英語(アメリカがおすすめ)に変更する
- (初回のみ)iPhoneの設定アプリからApple intelligenceとSiriへ飛んで、「Joint the Apple Intelligence waitlist」をタップする(2回目以降は出てこないのでスキップ)
- Apple intelligenceのトグルボタンが出てきたらオンにする
メモアプリの場合
- 画面下部にあるクリップボタンをタップ
- image Playgroundをタップする
アプリの場合(3つの要素で生成するところまで)
- アプリを開く
- 1つずつ要素を追加していく
- 【Themeの場合】追加したい要素のthemeをタップ
- 【テキストの場合】画面下部の入力箇所に追加したい要素を英語表記で入力
- 【写真画像の場合】画面下部右側にあるプラスマークをタップし、take photoをタップ
注意点
- 要素は必ず英語で入力すること
- メモアプリの場合、Apple intelligenceのマークをタップしないこと
- 最大要素は6個までというのを把握しておくこと
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