今回の記事は、
Apple Intelligenceの紛らわしい機能について紹介します。
こんなお悩み解決します!
- 【お悩み①】Apple Intelligenceの内容を知りたい!
- 【お悩み②】Apple Intelligenceの似たような機能の違いを知りたい!
- 【お悩み③】Apple Intelligenceの使い方をマスターしたい!
たくさんあるApple Intelligenceの機能の中に「絵文字や画像を作る」機能が3つもあるのをご存じですか?




なんで3つもあるの?




詳しくは知らないけど、若干使い方や用途が違うから一応差別化はできてるのよね。




なんという名前の機能なの?
それぞれ以下のような名前が付いています。
- ジェン文字(Genmoji)
- 画像マジックワンド(Image Magic Wand)
- イメージプレイグラウンド(Image Playground)




名前も聞きなれないし、機能も似てるなら混乱しちゃうよ・・・。




たしかにね。でもそれぞれの違いを知っていると効率よく作業できるわよ
非常にわかりづらいですが、3つの違いをしっかり理解することで、よりApple Intelligenceを使いこなすことができます。




ざっくり言うとこんな感じの機能です。
- ジェン文字(Genmoji)・・・自分でオリジナルの絵文字が作れる!
- 画像マジックワンド(Image Magic Wand)・・・手書きのイラストをきれいな画像にできる!
- イメージプレイグラウンド(Image Playground)・・・オリジナルの画像を作る為の専用アプリのこと!




LINEやGメールで使えるかも気になるよね!




残念ながらLINEやGメールではただの画像として使えるだけで、絵文字やスタンプのようには使えないわ。。。
この記事を初投稿したときはまだ日本でApple Intelligenceは実装されていません。
しかしながら、地域と言語を英語にすれば利用することができますので、筆者のiPhone16Proを使って、一足先に使ってみました。




実際に使ってみたレビューも含めて紹介します。






ジェン文字とは?



ジェン文字とは、Apple Intelligenceで作り出すオリジナルな絵文字のことを指します。




一言でまとめると、ジェン文字とは絵文字のこと!
普通の絵文字はこういうのですよね?







あらかじめ用意されているやつだよね。




そうそう。犬の絵文字を入れたかったらあらかじめ用意されている犬のところまで行ってタップする必要があるよね。
ジェン文字はこの絵文字と使い方は同じです。
しかしながら自分で生成するという点においてあらかじめ用意されている絵文字とは全然違います。
ジェン文字は、ユーザーがその瞬間に適した新しい絵文字を作ることができるという、まったく新しいコミュニケーションの扉を開きます。絵文字はテキストで表されるのに対し、ジェン文字はインライン画像で表されます。
【ジェン文字を使うメリット】微妙なニュアンス表現を相手に伝え易い
ジェン文字の最大のメリットは、微妙なニュアンス表現を絵文字で伝えやすくなる点だと個人的に思います。
絵文字ってガラゲーの時から存在しますが、使い方はずっと同じですよね。




あらかじめ用意されている絵文字を使って文を装飾するって使い方は今も昔も変わらないよね。
そんな絵文字ですが、最近はLINEスタンプの方が使われています。
これはLINEスタンプの方が微妙なニュアンスの表現を伝え易いという点にあります。
絵文字になくてLINEスタンプにあるものと言ったら、やはり微妙なニュアンス表現を伝えるオリジナリティな力にあると思います。
絵文字は用意されたものしか使えませんが、LINEスタンプは違います。
自分で作ることも可能だし、LINEスタンプのショップで入手することもできます。
そう、今までの絵文字にはオリジナリティが皆無で、微妙なニュアンス表現を伝えづらかった点にあります。
それを払拭するには、絵文字も自分で作るしかありません。それを可能にしたのがジェン文字です。
まとめると、ジェン文字のメリットとは、絵文字でLINEスタンプのように微妙なニュアンス表現を伝える可能性を秘めた画期的なものだといえます。
残念ながらLINEやGメールでは使えませんが、メールやメッセージアプリを使うときはガンガン使っていきましょう。
ジェン文字の作り方
ジェン文字は以下の手順通りに進めると作成することができます。




Apple公式のジェン文字作成手順を参考に、よりわかりやすく説明します
ジェン文字を作る(基礎編)
- テキストフィールドをタップ※テキストフィールドとはiPhoneの文字が打てる四角形のキーボードのこと
- 「絵文字マーク」or「地球儀マーク」をタップ→絵文字キーボードに切り替え
- 絵文字キーボードの最上部右にある絵文字マーク(キラキラver.)をタップ
- 「ジェン文字を説明」と書かれた検索窓に作りたいジェン文字の説明を入力
- 入力したそばからジェン文字候補をどんどん作ってくれるので、どれか決めてタップ
ジェン文字を作る(写真に写っている人を基にするver.)
- テキストフィールドをタップ
- 「絵文字マーク」or「地球儀マーク」をタップ→絵文字キーボードに切り替え
- 絵文字キーボードの最上部右にある絵文字マーク(キラキラver.)をタップ
- 基にしたい写真の名前(写真ライブラリ)を入力
- 「人を選択」をタップ
- もとにした写真の名前を選択
- バリエーションを選択
- 「ジェン文字を説明」と書かれた検索窓に作りたいジェン文字の説明を入力
- 入力したそばからジェン文字候補をどんどん作ってくれるので、どれか決めてタップ
画像マジックワンドとは?



画像マジックワンドとは、スケッチを基に画像を生成する機能です。




一言でまとめると、画像マジックワンドとは画像のことです!




スケッチってどういうこと?




メモ帳やフリーボードアプリにある自分で書く手書きのことよ
Apple純正のメモ帳やフリーボードには、「マークアップ機能」と呼ばれるツールが用意されています。




平たく言うと、鉛筆や蛍光ペン、消しゴムペンなどが画面下部に出てくるモードのやつよ
このマークアップ機能に追加されたのが画像マジックワンド機能です。
今まで手書きで書いていたスケッチに、この画像マジックワンドを掛け合わせれば、Apple Intelligenceが自動で画像を生成してくれます。




私はiPhoneでもスタイラスペンを愛用していました。



画像マジックワンドの画像はImage Playgroundと同じ
画像マジックワンドで生成できるのは、名前にも書いてある「画像」です。そしてこの「画像」は後述するImage Playgroundと同じ形式をしています。
なぜわざわざこんなことを書くのかというと、前述した「ジェン文字」は「絵文字」であって「画像」では無い為です。




一応画像ともして使うことはできるけど、ちょっと画質が荒いかも・・・。




逆に言うと、画像マジックワンドとImage Playgroundは絵文字ではないってことだね
名前も機能も似ている3つですが、よくよく調べると、「絵文字と画像」という大きな相違点を見つけることができます。
画像マジックワンドのメリット
画像マジックワンドのメリットは、手書きで書いた汚いスケッチが、プロが描いたようなスケッチに仕上げてくれる点です。
これによって今まで伝わらなかった手書きの汚いスケッチでも相手に伝えることができる可能性が上がります。
また手書きスケッチが汚くてあまりにも相手に伝わらず、伝達ツールとしての利用を諦めていた人が再び伝達ツールとして利用するきっかけづくりとしても大きなメリットになります。
画像マジックワンドの使い方
以下の手順で進めると画像マジックワンドを利用することができます。




画像マジックワンドもApple公式を参考にしてオリジナルで利用方法について説明していきます。
画像マジックワンドを作る
- 「マークアップ機能」が出せるアプリ(純正メモ、フリーボードアプリなど)を開く
- 手書きでスケッチする
- 「マークアップ」の中にある「画像マジックワンドのペン」をタップ
- 手書きでスケッチした絵の上で丸く円を描くようにタップする(円が虹色になったら成功)
- Apple Intelligenceの検索窓に補足の説明を入力
- 画像がどんどん生成されていったら成功
画像マジックワンドで生成した画像を保存する
- 「マークアップ機能」が出せるアプリ(純正メモ、フリーボードアプリなど)を開く
- 手書きでスケッチする
- 「マークアップ」の中にある「画像マジックワンドのペン」をタップ
- 手書きでスケッチした絵の上で丸く円を描くようにタップする(円が虹色になったら成功)
- Apple Intelligenceの検索窓に補足の説明を入力
- 候補の画像がどんどん右に作成されるので気に入ったものを見つける
- 右上にある三点マークをタップ
- 保存するをタップする
Image Playgroundとは?



Image Playgroundとは、Apple Intelligenceを活用して画像を生成できるアプリ機能のことを指します。




一言でまとめると、Image Playgroundとはアプリのことで画像が作れます!
前述した「ジェン文字」「画像マジックワンド」との大きな違いは、「Image Playground」はアプリを指すということ。




ジェン文字は絵文字が使えるメールやメッセージアプリを利用して作ってたよね。




画像マジックワンドはマークアップ機能が使える純正メモ帳やフリーボードアプリを利用して作ってました。




Image Playgroundはそれ自体がアプリです。




つまり前述した2つは他のアプリが必要、Image Playgroundは他のアプリ不要(Image Playground自体がアプリ)という違いがあります。
Image Playgroundは最もスムーズに生成できるツール(筆者体験談)
筆者の私が実際に3つの機能を試してみて、Image Playgroundだけ秀でた部分がありました。
それが、画像を生成するスムーズさです。Image Playgroundは3つの中で最も安定して画像生成ができました。




実はジェン文字、画像マジックワンドは生成でエラーになることが多かったんです。
さすがは専用アプリだけあります。前述の2つは説明する文字を入力しても画像が全く出てこないことが半分以上あり、とてもストレスに感じました。
オリジナルの絵文字を作成するのはジェン文字機能しかありませんが、同じ画像を生成する「画像マジックワンド」よりも使うならImage Playgroundを個人的にはお勧めします。
Image Playgroundのメリット
Image Playgroundのメリットは、画像生成の快適さです。
生成に関して最も安定したパフォーマンスを出してくれるので、ストレスがありません。
Image Playgroundの使い方
かなり詳細には過去の記事にて記載していますのでそちらを見ていただきたいです。
Image Playgroundで画像を生成する(生成だけver.)
- Image Playgroundアプリを開く
- 画面下部にある「候補」の中から作りたい画像の情報を選択しタップ(画像上部にある球体の周りを動き出したら成功)
- 最大6個まで候補から情報を入れることが可能。
Image Playgroundで画像を生成する(画像を完成させアプリに保存するver.)
- Image Playgroundアプリを開く
- 画面下部にある「候補」の中から作りたい画像の情報を選択しタップ(画像上部にある球体の周りを動き出したら成功)
- 最大6個まで候補から情報を入れることが可能。完成したら右上にある三点マークをタップ
- 画像を保存をタップ
- 左上にあるキャンセルをタップし、画像一覧の中に保存した画像があれば成功
※ここで注意してほしいのは、三点マークで「画像を保存」をタップしても写真フォルダに保存されないことです。
Image Playgroundで画像を生成する(画像を完成させ写真アプリに保存するver.)
- Image Playgroundアプリを開く
- 画面下部にある「候補」の中から作りたい画像の情報を選択しタップ(画像上部にある球体の周りを動き出したら成功)
- 最大6個まで候補から情報を入れることが可能。完成したら右上にある三点マークをタップ
- 画像を保存をタップ
- 左上にあるキャンセルをタップし、画像一覧の中に保存した画像があれば成功
- その保存した画像をタップ
- 左下にある共有ボタンをタップ
- 画像を保存で完了。写真アプリの中にあったら成功
LINE、Gメールで使う場合の注意点
ジェン文字、画像マジックワンド、Image Playgroundの機能について多くの日本人がLINEアプリ、Gメールで使うときのことを考えるはずです。
なぜならメッセージやメールアプリよりLINEやGメールの方を多用するからです。




よく使うアプリで使えないと利用しないよね。。。
まず事実として、LINEやGメールでは上手に使うことができません。
ジェン文字は絵文字ですが、LINE絵文字に登録できないし、画像マジックワンドとImage Playgroundで作った画像もスタンプのようには使えません。
Gメールでも同じです。Gメールの本文にジェン文字を入れても、絵文字のようには使えません。
代わりに中途半端に大きな画像として本文に置くことはできます。




画像や動画のように添付はできるの?




できるけど、完全に画像として表示されるわ
筆者のiPhone16Proで試したところ、本文に表示されたジェン文字は5.8KBでした。
驚いたのが、添付ファイルのジェン文字は216KBでした。
つまりジェン文字を相手に見せるときは本文に載せるのではなく、添付ファイルとして送った方がきれいに表示されます。
画像マジックワンドとImage Playgroundは絵文字でもないので、完全に画像として表示されます。




ちなみに添付ファイルとして表示された画像は221KBでした。
【結論】ジェン文字と画像マジックワンドとImage Playgroundの違い
ジェン文字 | 画像マジックワンド | Image Playground | |
---|---|---|---|
Q1.何ができる? | 絵文字 | 画像 | 画像 |
Q2.作れるアプリは? | メッセージ メール | メモ帳 フリーボード | Image Playground自体がアプリ |
Q3.生成した絵文字・画像が使えるアプリ | メッセージ メール | 画像なので なんでも使える | 画像なので なんでも使える |
Q4.LINEで使うとどうなる? | 画像として扱われる | 画像として扱われる | 画像として扱われる |
Q5.Gmailで使うとどうなる? | 画像として扱われる | 画像として扱われる | 画像として扱われる |
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