今回の記事を読むと、
iOS18.4.1の内容が理解できます!!
2025年4月17日、日本でもiOS18.4.1がリリースされました。前回のアップデートは3月31日に行われたiOS18.4ですので、2週間と3日ぶりのアップデートとなりました。
前回のアップデートiOS18.4では日本語対応したApple Intelligenceがリリースされ、なかなかボリュームのあるアップデート内容でしたね。




今回のアップデートはそこまで大きなものではありません。
しかし2件の脆弱性の修正が行われており、セキュリティ面に関して言えばとても重要なアップデート内容です。
本記事ではiOS18.4.1の内容も紹介しながらアップデートすべき理由についても言及します。






iOS18.4.1の内容



iOS18.4.1の内容としては以下のとおりです。
- 【内容①】CarPlayの問題修正
- 【内容②】2件のセキュリティアップデート(ゼロデイ脆弱性)
このアップデートには重要なバグ修正とセキュリティアップデートが含まれ、特定の車両でまれにCarPlayのワイヤレス接続ができなくなる問題に対処しています。
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください




超シンプル!




ちなみに筆者のiPhone16Proのアップデートに必要な容量は570.4MBでした。




同じくiPhone16Proでアップデートに掛かった時間は約10分掛かりました。
【内容①】CarPlayの問題修正
iOS18.4.1では今まで一部の車両で発生していたCarPlay機能の不具合が解消されたようです。
具体的な不具合内容
- 無線接続の不安定化
- 操作不良
不具合が生じている一部の車両
- 2025年ホンダシビックハイブリッド
- 2025年マツダCX-30
- 2024年ホンダのさまざまなモデル
- 複数のフォルクスワーゲン車
- 2023年アウディS3
- 2023年日産フロンティア




皆さんはCarPlayってわかりますか?
簡単に言うと、iPhoneのカーナビアプリなどを車のディスプレイを介して利用することができる機能です。




私は最近急成長中のCOCCHiというカーナビアプリをCarPlayでよく使ってます!
COCCHiのほかにもグーグルマップやyahoo地図なども快適に使えるため、多くの人が利用していたのではないでしょうか?
実はこのCarPlay機能に以前から不具合が生じていたんです。




全部の車が不具合になっていたわけじゃないのよ。
一部の車両に限り接続が不安定だったり操作不良などの不具合が生じていました。
これがiOS18.4.1で修正が入ったということです。
iOS18.4のリリースと同時にこの不具合を報告する人が急増したことから、最近生じた不具合の修正だったようです。
【内容②】2件のセキュリティアップデート(ゼロデイ脆弱性)
iOS18.4.1では以下の2件についてセキュリティアップデートが行われました。(CVEベース)
- CVE-2025-31200:コアオーディオ
- CVE-2025-31201:RPAC
コアオーディオ
対象機種: iPhone XS以降、iPad Pro 13インチ、iPad Pro 13.9インチ 第3世代以降、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第7世代以降、iPad mini 第5世代以降
影響:悪意を持って作成されたメディアファイル内のオーディオストリームを処理すると、コードが実行される場合があります。Appleは、この問題がiOS上で特定の個人を標的とした非常に高度な攻撃に悪用された可能性があるという報告を認識しています。
説明: 境界チェック機能を改善することで、メモリ破損の問題を解決しました。
CVE-2025-31200: AppleとGoogleの脅威分析グループ
RPAC
対象機種: iPhone XS以降、iPad Pro 13インチ、iPad Pro 13.9インチ 第3世代以降、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第7世代以降、iPad mini 第5世代以降
影響:任意の読み取りおよび書き込み権限を持つ攻撃者がポインタ認証を回避できる可能性があります。Appleは、この問題がiOS上の特定の個人を標的とした非常に高度な攻撃に悪用された可能性があるという報告を認識しています。
説明: この問題は、脆弱なコードを削除することで解決されました。
CVE-2025-31201: アップル




・・・よくわからん




ポイントは悪用された可能性があるという点!
難しそうなセキュリティに関する説明がされていますが、正直内容を理解しなくても問題ありません。
ポイントとなるのは、すでに悪用された可能性のある脆弱性の修正が行われた点です。
セキュリティの弱い部分に管理者が気づいた時には、すでに悪用されてしまった形跡がある通称「ゼロデイ脆弱性」が2件発見され、今回アップデートで修正されています。
当ブログでiOS18.4.1にアップデートすべきことを推奨する一番の理由がこの点です。
前回ゼロデイ脆弱性の修正アップデートが入ったのは、iOS18.3.2でした。
iOS18.3.2は2025年3月12日でしたので約1か月振りのゼロデイ脆弱性の修正が入ったことになります。



iOS18.4.1はアップデートすべき?



当ブログではiOS18.4.1にアップデートすべきだと考えています。




その理由がこちら!
- 【アップデートすべき理由①】CarPlayの不具合が解消される可能性が高いため
- 【アップデートすべき理由②】ゼロデイ脆弱性の修正が2件も含まれている
- 【アップデートすべき理由③】比較的軽量なアップデート容量の為、アプデによる不具合が起きにくい
【アップデートすべき理由①】CarPlayの不具合が解消される可能性が高いため
1つめの理由はCarPlay機能の不具合が解消される可能性が極めて高い為です。
CarPlay機能の不具合は、iOS18.4で急増しました。
iOS18.4と言えば、Apple Intelligenceが日本語対応したメモリアルなアップデートで、いつも以上に多くの人がアップデートしたと思います。
その為、いつも以上にCarPlayの不具合に直面している人は多いと推測できることから、アップデートを推奨します。
【アップデートすべき理由②】ゼロデイ脆弱性の修正が2件も含まれている
2つ目の理由は、セキュリティに関する理由です。
iOS18.4.1ではゼロデイ脆弱性の修正が2件も行われました。
通常の脆弱性の修正と比較して、ゼロデイ脆弱性は既に悪用された可能性が高いんです。
例えると、すでに金庫のパスワードがばれてる状態で金庫をずっと使い続けているようなもの。
要は攻略法が悪い人にわかっている状態でプライバシーの情報や端末決済を行っているってことなんです。
そういう危険いっぱいの状態が2件分も貯まっている中でアップデートしない理由はないと思います。
【アップデートすべき理由③】比較的軽量なアップデート容量の為、アプデによる不具合が起きにくい
今回のアップデートに必要な容量はそこまで多くありませんでした。
容量がたくさん必要な大型アップデートの場合、アップデートしたことによる不具合を懸念する人も多いのではないでしょうか?
前回のiOS18.4は結構大きなアップデートで私のiPhone16Proは約7GB必要でした。
今回のiOS18.4.1ではわずか570MBと必要な空き容量が少ないことからそこまで大きなアップデートではありません。
以上のことから大きな空き容量を必要とするアップデートではないため、アップデートによる不具合の可能性も低く、早めのアップデートを推奨しています。
iOS18.4.1の注意点



iOSのアップデートはアップデートするときの環境や準備を整えないと、不具合やバグが発生し易い状況でもあるためいくつか注意が必要です。
iOSのアップデートに関して、以下の点に注意しましょう。
- 【注意点①】通信環境の良いところでアップデートしよう(Wi-Fi推奨)
- 【注意点②】バッテリーが充足された状態でアップデートしよう
- 【注意点③】ストレージ容量がギリギリになっていないか確認しておこう
- 【注意点④】アップデート中に不要な操作はやめよう
- 【注意点⑤】バックアップを取ってアップデートしよう
- 【注意点⑥】重大な不具合報告が無いか数日は確認しよう
【注意点①】通信環境の良いところでアップデートしよう(Wi-Fi推奨)
iOSのアップデートを行うにはWi-Fi環境が絶対におすすめです。
アップデートには膨大な通信量を使用する可能性もあります。
パケット使い放題ならまだ良いですが、通信制限を設けている人にとってはアップデートだけで制限がかかってしまう可能性も少なくありません。
またiPhoneの「データローミング」機能の設定次第では、自動的にモバイルデータを使用してしまう可能性もあるため、アップデートする前に一度確認しておくこともおすすめします。



【注意点②】バッテリーが充足された状態でアップデートしよう
iOSのアップデートには通信量に加えてバッテリーも消費します。
そのため残量が少ない状態のままでアップデートを始めてしまうと、途中で電池が切れてしまいアップデートができないなんてことになってしまいます。




中途半端なアプデはリンゴループの元!
中途半端にアップデートを中断してしまうと「何をやっても操作不可避なリンゴループ」現象に陥る可能性が高まるため、アップデートを行う際にはバッテリーが充足された状態でやることを推奨します。



【注意点③】ストレージ容量がギリギリになっていないか確認しておこう
iPhoneのストレージ容量がギリギリの状態でアップデートを行わないようにしましょう。
理由はアップデートが行われる際に一時的にデータが増えることがあるためです。
そのせいで、ストレージ容量を超え、誤作動を起こしリンゴループに陥ってしまう可能性もあります。




僕はこのせいで一度リンゴループになったよ・・
iPhoneのストレージ容量を減らすにはいろんな方法がありますが、その中でもキャッシュの削除はとてもおすすめです。



写真や動画を消すのも効果的ですが、キャッシュの削除は「自分の履歴を削除する」ような意味なので、思い出である写真や動画を消す必要がなくなります。
またキャッシュは気づけばかなり溜まっていることもあり、一度消すとストレージ容量削減に大きく貢献できる可能性が高いです。
特によく使うアプリ(YouTube、LINE、X(旧Twitterなど)だけ削除してもかなり効率よくストレージ容量の整理ができます。



【注意点④】アップデート中に不要な操作はやめよう
iOSのアップデート中にゲームを起動させたり、ほかのアプリをダウンロードさせたり動画を流したりしないようにしましょう。



これも誤作動でリンゴループになったり、最悪OSに不具合を残したままiPhoneが動かなくなる可能性もあります。




iOSのアプデはOSの書き換えだからね。慎重にiPhoneを扱ってね!
【注意点⑤】バックアップを取ってアップデートしよう
iOSのアップデートを行う前にバックアップを取っておくことを推奨します。
OSの書き換えであるiOSのアップデート中はいかなる事態も起こりかねません。
自分が慎重にアップデートしていても、外的要因(停電や突然の電話、緊急速報など)でうまくできない可能性もあります。
そんな失敗が起きてもバックアップさえ取っておけばある程度の担保が可能です。
【注意点⑥】重大な不具合報告が無いか数日は確認しよう
本日リリースされたため、アップデートを行っている人が少ない現状です。
今のところ大きな不具合等は上がっていませんが、単純にアップデートを行った人が少ない為報告が上がっていない可能性もあります。
そのため、数日間は不具合の報告が上がっていないかの確認をしておくことをおすすめします。
本記事も追記で不具合の情報を記載いたします。



iOSのバージョンを確認する方法



以下の方法でiOSのバージョンを調べることができます。
- 「設定」をタップ
- 「AppleID(一番上)」をタップ
- 「自分の端末(一番下あたりにあります)」をタップ
- 「バージョン」を確認



iOS18.4のアップデート方法



iOSのアップデート方法は以下の通りです(画像一部が違うiOSの部分がありますが方法は同じです)。
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ



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