今回の記事を読むと、
iOS16.7.11の内容・注意点・アップデートすべきかが理解できます!!
2025年4月1日にiOS16.7.11がリリースされました。
iPhone8シリーズとⅩを使っている人はアップデートすることをお勧めします。




使ってなくても家にある人はアップデートした方が良いよ
本記事ではiOS16.7.11の内容はもちろん、注意点やアップデートすべき理由などを初心者にもわかりやすく解説します。
▼もっと古い機種を使っている人はこちらもチェック!






iOS16.7.11の内容について
iOS16.7.11の内容は以下のセキュリティアップデート2件のみです。
ポイントは2件ともゼロデイ脆弱性だという点です。
すでに悪用された可能性がある為、アップデートしないままで放置していると標的にされたらひとたまりもなく情報を抜かれてしまいます。
Accessibility
対象:iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPad(第5世代)、iPad Pro 9.7インチ、iPad Pro 12.9インチ(第1世代)
影響:物理的な攻撃によって、ロックされているデバイスでUSB制限モードを無効化できる可能性がある。Appleでは、標的となった特定の個人に対するきわめて巧妙な攻撃によりこの脆弱性が悪用された可能性があるという報告を把握しています。
説明:ステート管理を改善し、認証の脆弱性に対処しました。
CVE-2025-24200:The University of Toronto’s Munk SchoolのThe Citizen LabのBill Marczak氏
WebKit
対象:iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPad(第5世代)、iPad Pro 9.7インチ、iPad Pro 12.9インチ(第1世代)
影響:悪意を持って作成されたWebコンテンツが、Webコンテンツのサンドボックスを回避できる可能性がある。今回の修正は、iOS 17.2でブロックされていた攻撃に対する補足的な修正です(Appleは、iOS 17.2以前のバージョンで、特定の標的となった個人に対する極めて高度な攻撃でこの問題が悪用された可能性があるという報告について認識しています)。
説明:チェックを強化し、不正な処理を防止することで、領域外書き込みの問題に対処しました。
WebKit Bugzilla:285858
CVE-2025-24201:Apple
USB制限モードの脆弱性は7年間も修正されなかった
今回のセキュリティアップデートにあるCVE-2025-24200は、脆弱性が発見されるまで約7年間経過していた模様。
最新iOSの18シリーズではiOS18.3.1にて同じセキュリティアップデートが入っています。
この7年間の間ですでに悪用された可能性があります。
サンドボックス回避の脆弱性も悪用された可能性あり
2つ目のセキュリティアップデートであるCVE-2025-24201も、すでに悪用された可能性があり、早急なアップデートをお勧めします。
サンドボックスとは、日本語で「砂場」を意味する単語です。システム開発やセキュリティ対策の分野で用いられる「サンドボックス」とう技術は、アプリケーションやプロセスを隔離し、ほかのシステムやリソースから分離する仕組みのことを指します。
たとえば、あるアプリケーションに悪意のあるプログラムが仕込まれていた場合、そのままハードウェアにインストールしてしまうとマルウェアへ感染してしまうおそれがあります。
しかし、サンドボックスが採用されていれば、アプリケーションが隔離された特定の領域内で動作するため、ほかのアプリやシステムに影響を及ぼすリスクを最小限に抑えることができます。
引用元:iPhone大学
iOS16.7.11はアップデートすべき?
iOS16.7.11に早急にアップデートすることをお勧めします。
理由はアップデート内容すべて「既に悪用された可能性がある」ゼロデイ脆弱性だからです。



iOS16.7.11の注意点



iOSのアップデートはアップデートするときの環境や準備を整えないと、不具合やバグが発生し易い状況でもあるためいくつか注意が必要です。
iOSのアップデートに関して、以下の点に注意しましょう。
- 【注意点①】通信環境の良いところでアップデートしよう(Wi-Fi推奨)
- 【注意点②】バッテリーが充足された状態でアップデートしよう
- 【注意点③】ストレージ容量がギリギリになっていないか確認しておこう
- 【注意点④】アップデート中に不要な操作はやめよう
- 【注意点⑤】バックアップを取ってアップデートしよう
- 【注意点⑥】重大な不具合報告が無いか数日は確認しよう
【注意点①】通信環境の良いところでアップデートしよう(Wi-Fi推奨)
iOSのアップデートを行うにはWi-Fi環境が絶対におすすめです。
アップデートには膨大な通信量を使用する可能性もあります。
パケット使い放題ならまだ良いですが、通信制限を設けている人にとってはアップデートだけで制限がかかってしまう可能性も少なくありません。
またiPhoneの「データローミング」機能の設定次第では、自動的にモバイルデータを使用してしまう可能性もあるため、アップデートする前に一度確認しておくこともおすすめします。



【注意点②】バッテリーが充足された状態でアップデートしよう
iOSのアップデートには通信量に加えてバッテリーも消費します。
そのため残量が少ない状態のままでアップデートを始めてしまうと、途中で電池が切れてしまいアップデートができないなんてことになってしまいます。




中途半端なアプデはリンゴループの元!
中途半端にアップデートを中断してしまうと「何をやっても操作不可避なリンゴループ」現象に陥る可能性が高まるため、アップデートを行う際にはバッテリーが充足された状態でやることを推奨します。



【注意点③】ストレージ容量がギリギリになっていないか確認しておこう
iPhoneのストレージ容量がギリギリの状態でアップデートを行わないようにしましょう。
理由はアップデートが行われる際に一時的にデータが増えることがあるためです。
そのせいで、ストレージ容量を超え、誤作動を起こしリンゴループに陥ってしまう可能性もあります。




僕はこのせいで一度リンゴループになったよ・・
iPhoneのストレージ容量を減らすにはいろんな方法がありますが、その中でもキャッシュの削除はとてもおすすめです。



写真や動画を消すのも効果的ですが、キャッシュの削除は「自分の履歴を削除する」ような意味なので、思い出である写真や動画を消す必要がなくなります。
またキャッシュは気づけばかなり溜まっていることもあり、一度消すとストレージ容量削減に大きく貢献できる可能性が高いです。
特によく使うアプリ(YouTube、LINE、X(旧Twitterなど)だけ削除してもかなり効率よくストレージ容量の整理ができます。



【注意点④】アップデート中に不要な操作はやめよう
iOSのアップデート中にゲームを起動させたり、ほかのアプリをダウンロードさせたり動画を流したりしないようにしましょう。



これも誤作動でリンゴループになったり、最悪OSに不具合を残したままiPhoneが動かなくなる可能性もあります。




iOSのアプデはOSの書き換えだからね。慎重にiPhoneを扱ってね!
【注意点⑤】バックアップを取ってアップデートしよう
iOSのアップデートを行う前にバックアップを取っておくことを推奨します。
OSの書き換えであるiOSのアップデート中はいかなる事態も起こりかねません。
自分が慎重にアップデートしていても、外的要因(停電や突然の電話、緊急速報など)でうまくできない可能性もあります。
そんな失敗が起きてもバックアップさえ取っておけばある程度の担保が可能です。
【注意点⑥】重大な不具合報告が無いか数日は確認しよう
本日リリースされたため、アップデートを行っている人が少ない現状です。
今のところ大きな不具合等は上がっていませんが、単純にアップデートを行った人が少ない為報告が上がっていない可能性もあります。
そのため、数日間は不具合の報告が上がっていないかの確認をしておくことをおすすめします。
本記事も追記で不具合の情報を記載いたします。



iOSのバージョンを確認する方法



以下の方法でiOSのバージョンを調べることができます。
- 「設定」をタップ
- 「AppleID(一番上)」をタップ
- 「自分の端末(一番下あたりにあります)」をタップ
- 「バージョン」を確認



iOS16.7.11のアップデート方法



iOSのアップデート方法は以下の通りです(画像一部が違うiOSの部分がありますが方法は同じです)。
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ



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