今回の記事を読むと、
iPhoneのクイックスタートがうまくいくようになります!!
昔のiPhoneは機種変更するたびに中のデータをバックアップする必要があり、とても時間が掛かりました。
今はクイックスタートという便利な方法があるため、若い人たちはそんな時間が掛かったなんて知らない人も多いのではないでしょうか。
旧・新iPhoneを近づけるだけでデータの移行があっという間に完了してしまいます。
簡単で便利なクイックスタートですが、さまざまな原因でクイックスタートが始まらない不具合が起こります。
シンプルすぎるが故、不具合が起こった時に原因が全く思い当たらない。。。。そんな方のために実際に私が経験した実体験も含めクイックスタートが始まらない時の原因と対処法をご紹介します。
※注意点
Appleの「クイックスタート」とは、あいまいな線引きで描写されているケースが多く存在します。本記事での「クイックスタート」とは、【旧iPhoneのカメラで新iPhoneの画面に表示されたアニメーションを撮影し、ペアリングしてデータ移行する方法】のことを指します。
クイックスタートが始まらない原因
クイックスタートが始まらない原因として以下が挙げられます。
クイックスタートが始まらない原因
- 最新のiOSにアップデートしていない
- Wi-Fiが不安定
- 旧iPhoneのロックが解除されていない
- Apple Accountにサインインしていない
- ストレージ容量が足りない
- iPhone同士の距離が離れている
- 旧iPhoneのカメラが使えない
- 新iPhoneが初期化されていない
最新のiOSにアップデートしていない
クイックスタートが始まらない多くの原因が「最新のiOSにアップデートしていない」というものです。




私もこれが原因でした・・・。
対処法:最新のiOSにアップデートする
対処法としては最新のiOSにアップデートしてから再度クイックスタートを行うことです。
一度クイックスタートを開始した状態でも、「戻る」ボタンを押してホームへ戻ることが可能です。
ホーム画面に戻ったら最新のiOSのアップデート手順を踏んで最新バージョンのiOSにしましょう。
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ



そして再度クイックスタートを開始してください。
多くの原因がこれで、上記の対処法で解決できます。
もしこれに該当しない人はこれ以下の文章を読み進めてください。




新品のiPhoneは最新のiOSが自動で入っているので最新のiOSかどうか確認するのは旧iPhoneだけでいいかも




中古のiPhoneを新iPhoneとしてクイックスタートするときは、新iPhoneも最新iOSか確認した方が良いね。
Wi-Fiが不安定
Wi-Fiの通信環境が不安定な状態のときもクイックスタートが始まらない原因になります。
家のWi-Fi環境が整っているなら、家のWi-Fiを使った方が安全で安定しています。
一番危ないのは、移動中のフリーWi-Fiを使ってクイックスタートするときです。




滅多にないと思うけどね。
移動しているときのWi-Fiは安定しませんし、フリーWi-Fiはハッキングされる原因になり得て危険です。
対処法は安定した環境でWi-Fiにつなぐこと
家のWi-Fiに暗証番号を付けているのなら、家のWi-Fiでクイックスタートしましょう。
もっとも安定して安全な環境です。
旧iPhoneのロックが解除されていない
意外と知られていないのが「ロックを解除しないとクイックスタートは始まらない」という仕様です。
勝手に使われることを避けるため、多くの人がiPhoneにロック設定をしていると思います。
手軽で強力なロックにはなりますが、クイックスタートなどめったに行わないアクションに解除が必須だと知っている人は稀です。
対処法:ロック解除状態にしたあと、クイックスタートする
クイックスタートするときはロック解除状態にしておくことを忘れないでおきましょう。
誤ってiPhoneのロックボタンに手が触れてしまい、意図せずロックを掛けてしまうことがあるので注意しましょう。
Apple Accountにサインインしていない
Apple Accountにサインインしていないとクイックスタートは始まりません。
クイックスタートの手順を進んでいけば、どこかで新iPhoneにサインインするシーンが出てきます。
そこできちんとサインインすれば特に引っかかることはないでしょう。
Apple Accountにサインインしていない多くの場合は、Apple Accountのパスワードを忘れていた時ではないでしょうか?
手順の途中でパスワードを調べる為スキップしたままサインインするのを忘れていたということはよく起こります。
対処法:Apple Accountへサインインするのを忘れない(クイックスタート前に把握する)
クイックスタートを行うときは必ずApple Accountへサインインすることが求められます。
あらかじめサインインのためのパスワードを把握していたら、途中でスキップしてサインインするのを忘れることは少なくなります。
いろんな場面でApple Accountは使用するので、新iPhoneに移る前にしっかりと把握しておくといいかもしれませんね。




ちなみにクイックスタートする前の流れは以下の通りよ。
クイックスタートするときの手順
- 旧iPhoneのロックを解除する
- 画面ロックを解除し、ホーム画面を表示させる
- Apple Accountでサインインする
- 「設定」→「Apple Account」→「サインイン」
- パスワードを入力し、サインイン完了
- Wi-FiとBluetoothをオン
- 両方のiPhoneでWi-FiとBluetoothが有効になっている必要がある
- 新iPhoneのセットアップを開始
- 「こんにちは」画面が表示されたら旧iPhoneの近くに置いてクイックスタートを開始
ストレージ容量が足りない
新iPhoneのストレージが、旧iPhoneのデータ量より少なければ、ストレージ容量が足りないことになりますよね。
例えば新しいiPhoneは256GBのストレージを持っているiPhone16Proだったとしましょう。ところが旧iPhoneは1TBのストレージを持ったiPhone15Proだった場合などが該当します。




ぎゅうぎゅうのカバンに服を100着入れてくださいというようなものね
ただ今まで紹介してきたクイックスタートできない場合と少し違うのは理解できますか?
今まではシステム上不可能だったんですが、ストレージ容量が足りないことは、クイックスタートの手順を不可能にしているわけではありません。




少なくともクイックスタートできる条件は満たしているものね。
そのため、ストレージ容量が足りない時は、そのストレージ容量のキャパにより以下の3パターンに細分化されます。
- 【通常】「ストレージが不足しています」という警告が表示
- クイックスタートの途中でストレージ不足のメッセージが表示され、移行が停止
- 【その他】データの一部だけ移行される
- 一部のデータは移行されるものの、容量不足により完全な移行は完了しない
- 【最悪のケース】リンゴループになってしまう
- 極端にストレージ不足の場合はシステムが異常を検知し、リンゴループに陥ってしまいます
対処法:旧iPhoneのデータ量を新iPhoneのストレージ内に収まる大きさに調整する
対処法は新iPhoneのストレージ内に収まるよう旧iPhoneのデータを調整することです。




とはいっても、データってなかなか消したくないよね。




私の実体験として、外付けSSDにデータを移行させてストレージの調整をしたことあるよ!
私は外付けSSDをアマゾンで購入し、そこに過剰なiPhoneのデータを移行させた実体験があります。
最新のiPhoneはすべてタイプCになっていますので、SSDなんかも使い勝手がすごくいいです。
昔は外付けメモリを買ってきても、ライトニング端子が使いづらく匙を投げたこともありました。
そのため、全員にお勧めするわけではありませんが、タイプCのiPhoneをお持ちの人でストレージの調整でお困りなら外付けSSDへの移行をお勧めします。




私はアマゾンで最も信頼と高評価率が高いこの外付けSSDにしたよ!







ちなみにストレージの空きってどのくらい用意すればいいのかな?




iPhone同士の距離が離れている
クイックスタートをするためにはある程度近い距離にiPhone同士を置く必要がります。




明確に○メートル以内でならOKみたいなのある?




明確な距離はどこも書かれていないので、近づけるだけ近づけた方が良いわ
対処法:iPhone同士を近づけるだけ近づける
クイックスタートの条件には、「○メートル以内にiPhone同士を近づける」みたいな文言はありません。
なので具体的な線引きはできませんが、近づけるだけ近づけておきましょう。
旧iPhoneのカメラが使えない
旧iPhoneのカメラが故障で使えない場合などは、クイックスタートが使えません。




クイックスタートができないだけでデータ移行はできるよね?(不安)




できるわよ!
対処法:クイックスタート以外のデータ移行の方法を使う
じつは、クイックスタート以外にもデータ移行する方法はさまざま用意されています。
以下はクイックスタート以外のデータ移行方法です。
- 手動で認証を選択し、Apple accountを入力して認証を完了する方法
- ライトニング-USBケーブルを使って旧iPhoneと新iPhoneを物理的につなげてデータ移行する方法
- iCloudバックアップから復元する方法
新iPhoneが初期化されていない
中古品のiPhoneを新iPhone用として使う場合に発生し易い原因です。
新品のiPhoneならば、なにも心配せずとも初期化された状態になっているので問題は起こりません。
対処法:新iPhoneを初期化する
対処法はシンプルに中古品の新iPhoneになる機種を初期化してあげることです。




以下の手順でiPhoneの初期化できます。
- バックアップを作成(必要なら)
- 中古品のiPhoneのデータが必要ならバックアップを取るのを推奨します
- 「設定」→Appleアカウント」→iCloud→「iCloudバックアップ」→今すぐバックアップを作成
- 「iPhoneを探す」をオフにする
- 「設定」→「Apple ID」→「探す」→「iPhoneを探す」をオフ
- Appleアカウントのパスワードを入力して無効化する
- Apple Accountからサインアウト
- 「設定」→「Apple ID」→「サインアウト」
- これを行わないと、初期化後にアクティベーションロックがかかる可能性がある
- 初期化を開始
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」
- 確認画面で「iPhoneを消去」を選択
- パスコードとApple IDのパスワードを入力
- 画面の指示に従い、パスコードとApple IDのパスワードを入力
- 初期化完了を待つ
- iPhoneが再起動し、「こんにちは」画面が表示されたら初期化完了
コメント