今回の記事を読むと、
SmallRigのiPhoneケースが理解できます!!
iPhoneの新型が発売されても昔のようなワクワク感を感じなくなった人は多いです。私の周りにも新型のiPhoneが発表されても、「少しカメラの性能が上がったiPhone」というレッテルを貼っている人が多い。

悲しいことに私もそのうちの1人になりかけていました。
これはiPhoneにかかわらず、Androidにも言えることですが、スマートフォンが進化できる最高到達点付近まで来てしまった。。。。そう思っていました。
しかしその考えを改めさせられるアイテムに出会います。それが今回紹介するSmallRigのiPhoneケース。


『スマホの性能はドングリの背比べで大して変わらない』と思っているiPhoneユーザーを尻目に、一歩も二歩も突出できるのがこのSmallRigのiPhoneケースです。
本記事ではSmallRigのiPhoneケースが他人と差をつけるアイテムだと断言する理由や、類似商品例えば『Neewer』製品との違いについて、そして身銭はたいて失敗した『間違わないiPhoneケースの注意点』なども紹介していきます。
SmallRigのiPhoneケースをお勧めできる人


私は実際に使ってみて、以下の希望を持っている人にSmallRigのiPhoneケースをお勧めします。
- iPhoneのカメラ撮影が上手になりたい人
- 悪目立ちせず普段使いでも使えるケースが欲しい人
- 高級感のある素材でできたiPhoneケースが欲しい人
- iPhoneの外付けレンズを使いたい・使っている人
- 運動会やレジャーなど屋外でiPhoneのカメラを多用する・したい人
- 一眼レフは高くて買えない人
- iPhoneを横向きで撮影する機会がある人
製品紹介:SmallRig FilMov軽量撮影ケージキット












まずは製品の紹介から。
こちらにSmallRig FilMov軽量撮影ケージキットの詳細情報を表にまとめました。
項目 | 詳細情報 |
---|---|
商品名 | SmallRig FilMov軽量撮影ケージキット |
対応機種 | iPhone 16 Pro / Pro Max |
主な特徴 | キャップグリップ搭載、Tマウントレンズバックプレート、MagSafe対応、高度な保護設計 |
素材 | アルミニウム合金、TPU |
重量 | 約150g |
サイズ | 158mm × 76mm × 13mm |
価格 | 約6,190円(税込) |
購入方法 | 公式サイト、Amazon |
主な特徴
- キャップグリップ搭載:撮影時の安定性を向上させるためのグリップ付き。1/4インチ-20のネジ穴があり、三脚やその他のアクセサリーと簡単に接続可能。
- クイックリリース光学アクセサリ拡張:Tマウントレンズバックプレートを採用し、外部レンズやフィルターの取り付けが簡単。
- MagSafe対応:強力なN52磁石を内蔵し、ワイヤレス充電が可能。
- 高度な保護設計:スクリーンとレンズの縁が盛り上がっており、落下や衝撃からスマホを守る。
- ストラップホール付き:ストラップも装着できる
価格と購入情報
総評
この製品の特徴と言ったら、別売りのアイテムを購入するとグリップをつけられたり、マグネットレンズに対応したりとカスタマイズが可能な点です。
私は最終的に3つほど付属品を購入しました。付属品も高級感があります。
そしてもう1つ、この製品にはキャップグリップと言われる『持ち手』が用意されています。
見た目に関しては好き嫌いが分かれると思いますが個人的には気に入っています。
キャップグリップにはネジ穴があるので、三脚やマイクなどここにもカスタマイズ要素があります。
価格は割と高めです。私はこれを買うまでOdysseyという『鉄壁保護のiPhoneケース』を使っていました。
この製品はとにかくiPhoneに傷をつけないようにあらゆる箇所が頑丈に作られており、その価値もあって7000円ほどのねだんがします。
一方このSmallRigのiPhoneケース自体は、ごく一般的なケースで保護要素はあまりありません。その代わりカスタマイズできる箇所が非常に多いです。
何が言いたいのかというと、OdysseyはiPhone保護全振りのケース、SmallRigのiPhoneケースはカスタマイズ全振りのケースと考えれば、妥当な価格かなと感じていることを伝えたかったんです。



キャップグリップも付属してるわけだしね。
今までたくさんのiPhoneケースを使ってきましたが、これほどカスタマイズ製のあるiPhoneケースはありませんでした。
SmallRigのiPhoneケース購入の決め手になったポイント


私がこの製品を購入しようと決めたのにはいくつか理由があります。
- ポイント1.外付けレンズ装着可能
- ポイント2.悪目立ちしないマットなデザイン
- ポイント3.マグセーフ対応
簡潔にまとめると、
外付けレンズ装着可能で悪目立ちしないマットな高級デザイン、マグセーフ対応が決め手になりました。
ポイント1.外付けレンズ装着可能
1つ目のポイントは外付けレンズが装着可能な点です。外付けレンズは洗濯ばさみのようにiPhone本体を挟んで使うタイプと、専用のマウントに取り付ける2つの使い方があります。
前者の方は少しの衝撃でずれやすく安定しません。ベストは後者の方ですが、専用のマウントが付属するiPhoneケース自体が少ないのが現状です。
しかし本製品は後者の専用マウントが付いたiPhoneケースの為、外付けレンズをベストな状態で取り付けることができます。



そもそも外付けレンズってどういう意味?



アナモルフィックレンズやNDフィルター、魚眼レンズのようなiPhoneの上から被せるカメラレンズのことね
Appleからリリースされた外付けレンズやフィルターはありませんが、いくつかの企業がiPhone専用の外付けレンズやフィルターを販売しています。



有名なのはMomentかな?
もっとも有名な会社はMomentだと思いますが、ほかにも以下のような企業からリリースしています。
- SmallRig
- Ulanzi
- Filmmarking
- Neewer
- スリコ
- ダイソー
以前当ブログではUlanziのアナモルフィックレンズについてレビュー記事を出しています。




SmallRigのiPhoneケースはこれらすべての外付けレンズをしっかり固定してつけることが可能です※別売りの付属品を買う必要あり
ポイント2.悪目立ちしないマットなデザイン
2つ目のポイントは、類似商品と比較して、本製品を購入した決め手になったポイントです。
『悪目立ちしないマットなデザイン』の『悪目立ち』というのは、ずばりメーカーのロゴができるだけ隠れているというのがポイントです。『マットな高級デザイン』はプラスチック製品のチープな外観じゃないものを指しています。
類似商品で残念ながら『悪目立ち』しているメーカーが「NeewerのiPhoneケース」でした。
同じ外付けレンズを取り付けられ、マットな高級デザイン、マグセーフ対応までは揃っていました。
しかしNeewreのロゴが『悪目立ち』しすぎています。
私はNeewer製品を撮影用の照明として愛用しているくらいNeewer愛用家なんですが、iPhoneケースだけはどうしてもロゴが気になりました。
本製品と外観も値段も変わらなかったので、私と同じように迷っている人も多いかもしれません。
その場合は私のように、自分のニーズを細分化して書き出し、どっちがよりニーズを満たしているかで検討してみるのも良いかもしれません。
ポイント3.マグセーフ対応
私はマグセーフ品も愛用しています。
いままでモフトをはじめAnker、ピークデザイン、ベルキンなどさまざまなマグセーフ品を愛用しています。
その私にとってマグセーフ対応のiPhoneケースというのはマストな条件でした。
最悪iPhoneケースが非マグセーフでも、マグセーフにすることができる外付けiPhoneマグセーフリングを使えば無理やりマグセーフ化することができます。
ただそれだとマグセーフ充電に対応できなかったりする場合があります。




類似品:NeewerよりSmallRigを購入した理由
私がNeewerよりSmallRigを購入した理由は、以下が気に入ったからです。
- 【理由1】ロゴが悪目立ちしない場所にある
- 【理由2】レビューに外付けレンズがしっかり取り付けられないと書いてあった
- 【理由3】光沢のあるケースデザインが気に入らなかった



ちなみにNeewerの類似品はこちらです。


【理由1】ロゴが悪目立ちしない場所にある
Neewerの方はロゴが背面にガッツリ「Neewer」と書かれており、結構目立ちます。
SmallRigの方はというと、背面にはなく側面に「SmallRig」の印字があります。
背面にもロゴの「S」が書いてありますが、デザインに富んだ「S」で全然悪目立ちしていません。
【理由2】レビューに外付けレンズがしっかり取り付けられないと書いてあった
あくまでレビューを書いたうちの1人が書いてあった内容ではありますが、外付けレンズがしっかり固定できないと書かれてありやめました。
なぜこの人のレビューを参考にしたかというと、外付けレンズがしっかり固定できないとiPhoneの撮影ではかなり困るからです。
これは以前から使っているUlanziのアナモルフィックレンズで嫌というほど痛感させられたからです。
外付けレンズが安定しないと、以下の困ったことが起こります。
- 撮影した映像にゆがみが出る
- 撮影した映像にケラレが出る
上記2つとも撮影に置いて死活問題レベルの深刻な困ったことなんです。



ケラレというのは、NDフィルターなどを使ったときに出る写真の四隅が黒くなったり影が映りこんでしまう現象のことだね。
ゆがみやケラレは取り付けたレンズがずれたり余計な光が差し込んでしまったりする場合に発生し易くいからです。
撮影した映像は「できるだけ自然な映像」をモットーにする私にとっては全く使えない素材になってしまいます。
使ってみて良かった点


SmallRigのiPhoneケースを実際に使ってみて良かった点はこちらです。
- 【良かった点1】外付けレンズが安定する※注意点あり
- 【良かった点3】撮影ハンドルが縦持ちでも使い易い
- 【良かった点3】撮影ハンドルが縦持ちでも使い易い
- 【良かった点4】マグセーフの磁力もまぁまぁ強い
- 【良かった点5】マットの素材が滑り止めとしても効果があり、手にフィットする
【良かった点1】外付けレンズが安定する※注意点あり
本製品はしっかりと外付けレンズを取り付けることができ、安定した映像を撮影することができます。
※注意点として、本製品だけ購入した場合、使える外付けレンズは取り付け部分がバヨネット式のもののみです。



バヨネット式ってなあに?



外付けレンズと取り付け部分の接合部分がTの爪になっている方式のこと
このようなレンズには主にバヨネット式とねじ式があります。個人的に日本で発売されている外付けレンズは『ねじ式』が多い気がします。



私が持っている外付けレンズは100%ねじ式でした



えっ?じゃあこのままだと使えないんじゃない?



そうなのよ。ねじ式を使いたかったら別売りの付属品を買う必要があるわ
私はてっきり、ねじ式タイプのマウントが付いていると思っていました。結局この製品が届いてから気づき、慌てて追加で購入することに。



ちなみに私が買ったねじ式マウントはこちらです


ちなみに、このねじ式マウント、他メーカーの外付けレンズも取り付けることができました。



私が検証できたのは以下の商品です
- Ulanzi アナモルフィックレンズ
- スリコ 魚眼レンズ
- ダイソー ワイドレンズ
- Neewer ねじ式外付けレンズ
【良かった点2】マット素材が予想以上に高級感あり


しっとりとしたマット素材が写真で見るよりも高級感があってよかったです。
しっとりしたマット素材ですが、白いゴミなどがくっつくわけでもありません。



一応TPUケースだから硬すぎず柔らかすぎない素材でできてるよ



TPUケースの欠点は熱に弱いところと黄ばむところだよね
TPUケースですが、黒色なので黄ばんできても気づきません。
【良かった点3】撮影ハンドルが縦持ちでも使い易い
本製品には撮影ハンドルが付いてくるんですが、このハンドルが案外機能的、汎用的で非常に良かったです。
特にiPhoneを縦持ちしたときに、まるでスマートリングのように安定感を提供してくれるのは意外でした。



スマートリングのような穴は開いていないから中指で挟む感じかな
【良かった点4】マグセーフの磁力もまぁまぁ強い
SmallRigのiPhoneケースはマグセーフ対応のiPhoneケースです。



この『マグセーフ対応』ってどんな意味が込められてるの?



ケースを付けたままでもiPhoneのマグセーフが使えるってことね
マグセーフ対応のiPhoneケースは、iPhoneに内蔵されているマグセーフの力をケースの上からも使えるようにしてある製品という意味です。
この記載がないiPhoneケースは、基本ケースに入れたままではマグセーフが使えなくなってしまい、マグセーフワイヤレス充電などにくっつかず使うことができなくなります。



まぁマグセーフ専用のプレートをケースに貼れば使えるようになるけどね
別売りのどんなケースもマグセーフにできるプレートを貼りつければマグセーフ対応のiPhoneケースにできるので、最悪マグセーフ非対応でも大丈夫です。


ただ厳密に言うと、プレートでくっついたとしても、充電ができなかったりするので『マグセーフ対応』に越したことはありません。
そして本製品は『マグセーフ対応』なので、存分にマグセーフを活用することができます。
加えて、マグセーフの磁力の強弱もケースごとに違います。
本製品はラッキーなことに割と強めのマグセーフなので、例えばマグセーフのスマートリングなんか取り付けても、外れにくく安定することができます。
【良かった点5】マットの素材が滑り止めとしても効果があり、手にフィットする
本製品はマットな素材を表面に敷いたTPUのiPhoneケースです。
マットな素材ですが、それが『ちょうどいい』感じのフィット感で、滑り止めの役割をしてくれます。



普通のTPU素材iPhoneケースって滑ったりするのよね



iFaceとか結構滑った思い出があるよ
このフィット感がもう少し強かったら、おそらく埃や塵なんかもフィットさせてしまい汚いケースになってしまうでしょう。
逆に弱かったら滑りやすいiPhoneケースになってしまいます。
その絶妙な『塩梅』のおかげで滑り止めやスマートリングなどが無くても使い易くお勧めです。
使ってみていまいちな点
正直使ってみていまいちだったと感じた部分も紹介します。
- 【いまいちな点1】撮影ハンドルはスマホスタンドにはならない
- 【いまいちな点2】iPhoneを保護する能力はほぼ無い
- 【いまいちな点3】撮影ハンドルと一緒にスマホリングが使えない場合がある
【いまいちな点1】撮影ハンドルはスマホスタンドにはならない
本製品には撮影ハンドルが付いており、機能的で案外使えるバリエーションが豊富で重宝しています。
そんなマルチな才能を秘めた撮影ハンドルですが、スマホスタンドの役割を担うことができません。
スマホスタンドの役割って結構重要ですよね。それが難しいのがいまいちな点でした。
撮影ハンドルを付けたまま縦にiPhoneを立てかけると、普通に倒れます。
唯一垂直に立てることができますが、不安定なので安心して使うことは難しいです。
横向きもうまくスタンドさせることができません。
【いまいちな点2】iPhoneを保護する能力はほぼ無い
TPU素材なので、最低限の保護機能はありますが、それ以上はこのケースに求めない方が良いでしょう。
私がいつも愛用しているOdysseyがあまりにもiPhone保護に鉄壁なのでその反動かもしれませんが、iPhone保護の観点だと本製品は期待できません。
実際手元から落とした時には画面内が割れてしまいました(ガラスフィルムを貼ってたので正確にはガラスフィルムが割れました)
【いまいちな点3】撮影ハンドルと一緒にスマホリングが使えない場合がある
撮影ハンドルは使い勝手が良いんですが、スマホスタンドの役割にはなれない話をしました。
ならばスマホリングを一緒に使えばいいじゃん!と思いたくなりますが、撮影ハンドルが多すぎて干渉してしまうリングがあります。



私が持っているスマホリングだと、Ankerリングは干渉しませんでしたが、ANDOBILのリングは干渉して共存NGでした
たとえ一緒に使うことができても撮影ハンドルがでかすぎてリングがスタンドの役割を果たせるか難しいかもしれません。
まとめ
今回はSmallRigのiPhoneケースについて紹介しました。
SmallRigのiPhoneケースをお勧めできる人
- iPhoneのカメラ撮影が上手になりたい人
- 悪目立ちせず普段使いでも使えるケースが欲しい人
- 高級感のある素材でできたiPhoneケースが欲しい人
- iPhoneの外付けレンズを使いたい・使っている人
- 運動会やレジャーなど屋外でiPhoneのカメラを多用する・したい人
- 一眼レフは高くて買えない人
- iPhoneを横向きで撮影する機会がある人
SmallRigのiPhoneケース購入の決め手になったポイント
- ポイント1.外付けレンズ装着可能
- ポイント2.悪目立ちしないマットなデザイン
- ポイント3.マグセーフ対応
類似品:NeewerよりSmallRigを購入した理由
- 【理由1】ロゴが悪目立ちしない場所にある
- 【理由2】レビューに外付けレンズがしっかり取り付けられないと書いてあった
使ってみて良かった点
- 【良かった点1】外付けレンズが安定する※注意点あり
- 【良かった点2】マット素材が予想以上に高級感あり
- 【良かった点3】撮影ハンドルが縦持ちでも使い易い
- 【良かった点4】マグセーフの磁力もまぁまぁ強い
- 【良かった点5】マットの素材が滑り止めとしても効果があり、手にフィットする
使ってみていまいちな点
- 【いまいちな点1】撮影ハンドルはスマホスタンドにはならない
- 【いまいちな点2】iPhoneを保護する能力はほぼ無い
- 【いまいちな点3】撮影ハンドルと一緒にスマホリングが使えない場合がある
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