今回の記事を読むと、
iPhoneの低電力モードが理解できます!!
外出先でiPhoneのバッテリーが無いときに便利なのが『低電力モード』です。

バッテリーアイコンが緑から黄色になるやつね
低電力モードは、iPhoneの一部機能を停止させ、消費電力を抑えるモードのことです。
これで電池の処理を少なくしながらiPhoneを使うことができるので、残り充電が少ないときなどに便利です。



いつから実装されたんだろ?
iOS9つまりはiPhone4sから実装されている機能で、かなり昔からiPhoneに備わっている機能です。
そんな低電力モードですが、充電が80%以上になると自動で切れる仕様になっています。
中には80%になっても低電力モードのままでいてほしいと思う人も少なくありません。



80%以上になっても手動なら低電力モードにすることはできます。



でも手動でやるのってめんどくさいからオートでできるように設定できないのかな?
結論から言うと、『設定』アプリではできません。代わりに純正アプリの『ショートカットのオートメーション』機能を使えば可能です。
ただ低電力モードをずっとしていると後々困ってしまう可能性があるので注意点も併せて紹介します。




【自動】充電が80%を超えても低電力モードにする方法
やり方さえわかっていれば非常に簡単です。
使うのはiPhone純正の『ショートカット』アプリを使います。
- 『ショートカット』アプリを立ち上げる
- 『オートーメーション』タブから『新規オートメーション』をタップ
- バッテリーと検索し、『バッテリー残量 例バッテリー残量が50%を超えたとき』をタップ
- 横棒のグラフを右に動かし、「80%」に合わせる
- 下記選択肢をそれぞれ『80%より上』『すぐに実行』を選択
- 『次へ』をタップ
- 『低電力』と検索し、『低電力モードをオンに変更』というタブを選択
- 『完了』をタップ
- 低電力モードで80%になった時、オートメーションが起動したら成功!
設定時の注意点
設定時の注意点としてはトリガーに『バッテリー残量が80%以上になった時』を選択の場所です。
ここには選択肢が以下の3つ用意されています。
- 確認後に実行・・・「オートメーションを実行しますか?」と確認ダイアログが出ます。
- すぐに実行・・・正解。自動で実行されます。
- 実行時に通知・・・条件を満たすと通知が表示され、タップしないと実行されません。
自動にしたければ、正解は「すぐに実行」です。
ほかの選択肢だと以下のような挙動になってしまい、自動では無くなってしまいます。
【セルフ】充電が80%を超えても低電力モードにする方法
続いて手動にはなりますが、80%を超えても低電力モードにする方法が2つあります。
- 設定アプリから低電力モードのトグルボタンをオンにする
- コントロールセンターからバッテリーアイコンをタップする
- Siriに「低電力モードをオフにして」と話しかける
設定アプリから低電力モードのトグルボタンをオンにする
設定アプリから以下の手順で低電力モードをオンにすることができます。
- 『設定』アプリを開く
- 『バッテリー』をタップ
- 『低電力モード』のトグルボタンをオンにする
コントロールセンターからバッテリーアイコンをタップする
おそらく最もポピュラーな低電力モードにする方法だと思います。



説明不要かもしれませんが、一応以下の通りです。
- 『コントロールセンター』を開く
- 『バッテリーアイコン』をタップする



この間間違えて『バッテリーアイコン』を消してしまったんだよね・・



コントロールセンターのアイコンは自分で増やすことができるよ
もしコントロールセンターから誤ってバッテリーアイコンを消してしまったとしても、設定アプリから追加することが可能です。
コントロールセンターにアクション(バッテリーアイコン)を追加する方法
- 設定アプリを開く
- コントロールセンターをタップ
- コントロールを追加の一覧から『低電力モード』を探す
- 左側の『+』ボタンをタップして追加
- コントロールセンターにバッテリーアイコンが追加(復活)していたら成功!
低電力モードを使い続ける注意点
低電力を使い続けてもデメリットは無いのでしょうか?
結論を言うと、低電力モードによって停止する機能の更新が遅れるため、使い勝手が悪くなるというデメリットが出てくるので注意が必要です。



停止する機能ってどんなのがあるの?



その前に低電力モードについてそもそもどんな機能かというのから説明するね。
そもそも『低電力モード』とは?
低電力モードとはそもそもどういう状態かわかりますか?Apple公式によると以下の状態を『低電力モード』と呼んでいます。
iPhoneやiPadで低電力モードを使ってバッテリーを長持ちさせる
iPhoneやiPadのバッテリーの充電残量が少なくなったら、低電力モードにすることで、バックグラウンド処理を一時的に減らし、バッテリー駆動時間を延ばすことができます。



ここでiPhoneの仕様についてもう一歩踏み込んで解説します。
バックグラウンド処理を一時的に減らし~という文言について一体どんな処理を一時的に減らすのかを紹介します。
🔋 低電力モードで停止・制限される主な機能一覧
主要な機能をできるだけ列挙しました。以下の機能が低電力モードによって停止・制限されます。
- アプリのバックグラウンド更新
→ アプリが裏でデータを取得・更新しなくなる。 - メールの自動取得
→ メールアプリを開かないと新着メールが届かない。 - iCloud写真の同期
→ 写真や動画のアップロード・ダウンロードが一時停止。 - 自動ダウンロード
→ App Storeのアプリやアップデートの自動DLが止まる。 - 一部のビジュアルエフェクト
→ アニメーションや視差効果などが簡素化される。 - 「Hey Siri」の常時待機
→ 音声での呼びかけが無効になり、手動で起動が必要。 - ProMotionディスプレイのリフレッシュレート制限
→ 最大120Hz → 60Hzに制限(対応機種のみ) - 5G通信の制限(iPhone 12/13など)
→ ビデオストリーミング以外では4Gに切り替わることがある - 自動ロックの時間が30秒に固定
→ 画面がすぐ暗くなる設定に強制変更される - CPU・GPUのパフォーマンス制限
→ 全体的な処理速度が抑えられる(体感でやや遅くなることも)



低電力モード中でも電話・SMS・LINEなど基本的な通信機能は問題なく使えます!
低電力モードがうまく動かない時の対処法
低電力モードを押しても作動しなかったり、変な挙動をするときがあります。
その場合の対処法をまとめました。
- 再起動してみる
- 試していない低電力モードオンオフにする方法を試してみる
- iOSを最新のものにアップデートする
- ショートカットのオートメーションを一時オフにしてうまく動くか確認する
- Appleサポートへ相談する
- 【最終手段】iPhoneの初期化・修理に出す
再起動してみる
最も有効な対処法の1つです。
方法は以下の通り。


- 音量ボタンの片方とサイドボタンを同時押しする
- 画面が変わったら『スライド電源オフ』のところを右へスワイプ
- 画面が完全に黒くなったら、サイドボタンだけを長押し
- Appleマークが出てきてそのあとロック画面(ホーム)になったら成功
なんでiPhoneに不具合が起きるのか?
iPhoneは精密機器の為、表面上ではわからない小さなバグや不具合が発生していることがあります。
それらは一定数超えたり、許容範囲以上に増えてしまうと『見てわかる不具合』が発生します。
これがiPhoneの不具合になることもしばしば。



低電力モードが何か変・・・と思ったらこれが原因かもね
ちなみに低電力モードは通信状況の悪さはほぼ影響なしです。
理由はiPhone本体の設定レベルで動作する機能で通信状況はほぼ干渉しないためです。
試していない低電力モードオンオフにする方法を試してみる
iPhoneを低電力モードにする方法は、本記事では4つ紹介しました。
そのうち、不具合で低電力モードにならない方法以外の方法で低電力モードにできるかやってみてください。



これで低電力モードになっても、不具合が起きている方法の原因って何なの?根本的に解決してないんじゃ困らない?



自分たちユーザー側ではどうしようもない事情が合ったりするからそんなことないわよ。



例えばどんな事?



例えば、iOSのアップデートによって『その方法だけ低電力モードがうまくいかない』バグが発生している可能性があるよね。あとはあまりないと思うけどiPhoneがハッキングされている場合もあるわ。
Appleはセキュリティが高いのでかなり安全ですが、ハッキングされてしまう可能性は0ではありません。
ハッキングされたときの悪影響は未知数ですが、ハッキングによって一部機能に不具合が起きる可能性は十分にあります。


iOSを最新のものにアップデートする
iOSを最新のものにアップデートしましょう。ただし1点注意があります。
それは最新のアップデートで致命的なバグやエラーが世界的に多発していた場合です。
今はiPhoneの低電力モードにする動作だけがうまくいかないだけですよね。しかし致命的なバグやエラーは、内容によってはiPhoneの操作や起動すらままならない可能性もあります。
その為、前情報をしっかり把握し、最新のアップデートにするか吟味してくださいね。
ちなみに最新のiOSの方が基本的にセキュリティレベルが高いです。



iOS18以降のアップデートの番号がiOS26と西暦の下2ケタになったから注意してね。


ショートカットのオートメーションを一時オフにしてうまく動くか確認する
ショートカットのオートメーションは、自動でiPhoneがアクションをしてくれます。一定の条件が揃えばアクションを起こすんですが、このタイミングというのはiPhoneが条件を達成したと認知したと同時にアクションを起こします。
つまり何が言いたいかというと、その直前に手動でアクションをしていたり、ほかのことをしていてもiPhoneは待ってくれないということです。そしてそれらがオートメーションに影響を及ぼしている可能性があるんです。
自動と手動が短時間で混合するとiPhoneの挙動がおかしくなることがあります。またオートメーション自体が悪影響を及ぼしていることも考えられないわけではありません。
その為いったんオートメーションをオフにして、不具合が解消するかデバック処理のように検証してみることは重要です。
Appleサポートへ相談する
自分で考えられることはすべてやってみたけど不具合が解消しない!したいと思ったらAppleサポートに相談するといいかもしれません。
自分の知識や調べた情報以外の方法をAppleサポートは知っている可能性があります。
【最終手段】iPhoneの初期化・修理に出す
最終手段としてiPhone自体の物理的な故障や回復見込みの薄いエラーなどが起きていたらiPhoneの初期化や修理に出すことも検討してみてもいいかもしれません。
iPhoneを初期化するときは必ずバックアップを取りましょう。修理に出す前もバックアップしておいた方が良いです。
【ストーリー解説】自転車で日本一周を目指す男の物語


ここでは実際のストーリーに合わせて、本記事のメインテーマである80%以上の充電がされても自動で低電力モードを維持する方法について触れていきます。


僕の名前は停電力(ていでん ちから)!今自転車で日本一周中なんだ。旅に必須アイテムと言えばiPhoneだよね。iPhoneさえあればGPSで現在地もわかるし、助けも呼べる!マストアイテムなんだ。
だからiPhoneを充電できるときにはしっかり充電して、できるだけ消費電力を抑えたい!
そういうわけで常に低電力モードにしてるんだけど、80%も充電しちゃうと、勝手に通常電力モードに戻っちゃうよね。この仕様に気づいたのが旅の途中だったので、80%貯まったらすぐ手動で低電力モードに切り替えてるよ!
そんなiPhone生活だった僕に転機が訪れるんだ。それは旅の途中で知り合ったショートカット(ショートカット)が良く似合う乙女祥子(オートメーション)さんなんだ。


彼女からショートカットアプリのオートメーションを使えば、いちいち手動で低電力モードにしなくてもいいんだって。
彼女から教えてもらったやり方はすごくシンプルであっという間に設定することができたよ。
これで自転車を爆走中も充電のゲージを気にしなくて済むようになったし、順調に日本一周できそうだ。
乙女祥子さんから、1つ忠告をされたよ。これだけはしっかり聞いて欲しいって。
あまり低電力モードばかりしていると、バックグラウンドでの処理が貯まって、不具合の原因になったり、更新するときにかなりの電力を使うらしいから、自分の都合が良いときにたまには低電力から解放してあげてねだって。
そんな優しいショートカットの女の子の助言も受け入れながら日本一周まで頑張ろうと思います。
これで僕の話はおしまい!
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