夫 ちびver.今回の記事を読むと、



2025年10月下旬リリースの新作Momentアプリについて理解できます!!
iPhone純正カメラアプリ以上に細かな撮影設定ができる『Moment』というカメラアプリを知っていますか?
SNSやYouTubeでいろんなインフルエンサーが紹介している為、知っている人も多いかもしれません。
私も愛用している一人なんですが、この度iOSのアップデートにより機能や処理能力を刷新された『Moment Pro Camera Ⅱ』が10月30日にリリース予定です。
本記事執筆中はまだリリースされていませんが、現在判明している内容を既存カメラアプリと比較しながら解説していきます。


【既存アプリ】Moment Pro Cameraとは?
iPhoneでRAW撮影やマニュアル操作を可能にするカメラアプリが「Pro Camera by Moment」です。
Moment社が開発し、スマートフォンでもプロ品質の写真・動画を撮影できると人気を集めてきました。
- 【特徴①】Moment Pro Cameraは有料アプリ
- 【特徴②】Moment Pro CameraはLog撮影と金額面で唯一無二だった
【特徴①】Moment Pro Cameraは有料アプリ
Moment Pro Cameraは800円前後の有料アプリです。
注意してほしいのがこの800円という値段、Moment Pro Cameraのダウンロード代金です。
なぜ注意してほしいかというと、アプリ内にも課金要素がある為です。
Moment Pro Cameraは有料で追加機能を付与することができます。
タイムラプスやスローシャッターなど、よりカメラアプリとして使える幅が広がる魅力的な機能ですよね。
ちなみに後述するLog撮影はデフォルトで付いてくる機能(DL代金の800円払えば使える)です。
【特徴②】Moment Pro CameraはLog撮影と金額面で唯一無二だった
Moment Pro CameraはLog撮影と金額の観点から唯一無二のアプリでした。
今でこそiPhoneにLog撮影機能が標準搭載されていますが、数年前まではMomentかFilmic Proの2つしかLog撮影機能が搭載されていませんでした。


Filmic ProもLog撮影できるアプリでしたが、値段がかなり高めに設定されています。(3,000円前後)
一方Momentは800円程度で使えるため、多くの人がMomentを選んでいました。
※FilmicProは現在サブスク制度になっており、Log撮影を使うにはサブスク加入する必要があります。
新作「Moment Pro Camera II」の特徴
『Moment Pro CameraⅡ』アプリのもっともポイントとなる特徴は、iOS18以降のiPhoneにしか対応しない点です。
MomentによるとiOS18以降のiPhoneカメラAPIをフル活用するため、すべてを刷新し再構築したのがMoment Pro CameraⅡだと話しています。
古いiPhoneは従来のMomentに託し、今後iOSのversionアップにも対応できるためのエンジンとガソリンを積んだのがMoment Pro CameraⅡなのでしょう。
開発チームは公式で「Ground Up(根本から作り直した)」と説明しており、操作UI・機能・内部エンジンのすべてが刷新されています。https://www.momentprocamera.com/?utm_source=chatgpt.com
Moment Pro CameraⅡの主な機能一覧
現在予定されているMoment Pro CameraⅡの機能を紹介しましょう。
- 【機能①】露出制御(Exposure Control)
- 【機能②】撮影フォーマット・画質オプション
- 【機能③】モニタリング・プロ仕様ビュー
- 【機能④】カスタマイズ・ワークフロー支援
- 【番外編】将来予定されている機能一覧
【機能①】露出制御(Exposure Control)
- 「シャッター優先(Shutter Priority)」「ISO優先(ISO Priority)」「マニュアル(Manual)」「オート(Auto)」モードを備えている。 Apple+1
- オート時でも「Auto ISO を特定の範囲に限定する」設定が可能。 Apple+1
- ホワイトバランス(色温度/ティント)を手動設定、あるいはグレーカードで校正する機能も。 Apple+1
【機能②】撮影フォーマット・画質オプション
- 写真:RAW/ProRAW/TIFF/HEIF/JPG 形式で撮影可能。 Apple+1
- 動画:Apple Log、Open Gate、ProRes、10-bit 録画、各種コーデック・ビットレート・色空間(色域)設定が可能。 Apple+1
- アスペクト比設定を細かく変更可能(例:4:3/16:9/3:2/5:4/1:1) Apple
【機能③】モニタリング・プロ仕様ビュー
- 波形モニター(Waveform)、RGBパレード、ヒストグラム、オーディオメーターといった、映像制作用の確認ツールを搭載。 Apple+1
- レンズコントロール、カメラ切り替えのレイテンシ(遅延)改善にも取り組まれています。 CineD+1
【機能④】カスタマイズ・ワークフロー支援
- 「Profiles(プロファイル)」機能:撮影フォーマット・露出・色・ビューアフォーメーションなど、撮影設定を丸ごと保存・切り替え可能。 Apple+1
- 「Looks」機能:ライブプレビュー付きで LUT(ルックアップテーブル)を適用、またユーザーインポート可能。 Apple+1
- UI/操作面も刷新:専用の左手モード、ランドスケープ対応ビュー、クイックアクションによる設定変更など。 Reddit
【番外編】将来予定されている機能一覧
- Slow Shutter(低速シャッター)・Timelapse(タイムラプス)モードが別売プラグイン/アプリ内購入から「標準搭載」へ移行予定。 Reddit+1
- ハードウェア統合・クラウド保存・リモート制御などの機能もロードマップにあります。
従来版(Moment ProCameraa)との違いを徹底比較
続いて、従来版と比べた際の「強化点・改良点」「そのまま/継続されている機能」「留意点」を整理します。
共通/継続されている機能
- 手動制御(シャッター速度、ISO、白板、フォーカス)対応。 No Film School+1
- RAW撮影、TIFF撮影、RAW+JPG同時保存など。 Apple+1
- フィルム・映像制作用の機能(例えば、フォーカスピーキング、ゼブラストライプ、波形モニタなど)も搭載。 No Film School+1
- スマホにおける「プロ仕様カメラアプリ」という位置付け。 The Verge
強化/改善された点(Pro Camera II 側)
| 項目 | 従来版 | Pro Camera II の改善点 |
|---|---|---|
| UI・操作設計 | 従来のUIをベースに手動操作に特化。 Fstoppers | ゼロから再設計。「プロ向けクリエイター用に文脈最適化されたUI」や「クイックアクション」「ランドスケープ/左手モード」など。 Reddit+1 |
| 露出モード | 主にマニュアル+オート。 “優先”モード(シャッター優先/ISO優先)等は限定的。 | 「シャッター優先/ISO優先/マニュアル/オート」の明確なモード切替。Auto ISO範囲制御も追加。 Apple+1 |
| 動画・フォーマット対応 | 高機能(RAW、コーデック、LUT、色空間)対応済み。 Apple+1 | より高度な動画制御(Open Gate、10-bit、各アスペクト比、プロ仕様ビュー)や速度・レイテンシ改善。 Apple+1 |
| カスタマイズ/ワークフロー支援 | プリセット機能やLUT対応あり。 Moment+1 | プロファイル機能強化、Looks機能、ワークフロー共有、UIスキン対応など。 Apple |
| 将来機能/拡張 | 将来的な機能追加ありと告知。 momentprocamera.com | ロードマップ含め明確化。タイムラプス・スローシャッターのアプリ内購入から標準化予定。 Reddit |
留意点・注意すべき点
- Pro Camera II は「従来版の単純なアップデート」ではなく、「別アプリとして新設」されており、既存ユーザーへの移行・価格優遇の仕組みが明示されています。 Reddit+1
- 現時点(2025年10月)では「プレオーダー/β版」扱いであり、すべての機能が正式リリース状態ではない可能性があります。例えば「Slow Shutter + Timelapse は後日対応予定」と明記されています。 Reddit
- Android版のサポートについて、従来版では既に「Android版終了またはサポート縮小」という情報があります。 DPReview そのため、Pro Camera II の Android 対応状況を購入前に確認することが重要です。
- 設定項目が非常に豊富なため、スマートフォンカメラ初心者には「どれを使うか/どれを無効化するか」の整理が必要です。



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