「パラシュート降下」という言葉を聞くとスカイダイビングや空からの脱出を思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし、1770年代ではなく、1797年10月22日、フランス・パリで一人の男が熱気球から初めて“傘型”パラシュートで降下したのです。
今回は、その人物 アンドレ=ジャック・ガルヌラン(Jacques が名前に含まれていたため「ジャック」と検索されることも)と、この歴史的瞬間を振り返ります。

ジャック・ガルヌランは何をした人?

ジャック・ガルヌランは世界ではじめてパラシュート降下に成功した人物です。
アンドレ=ジャック・ガルヌランは1769年生まれのフランス人。
職業は「気球操縦士」で、当時はまだ飛行技術そのものが実験段階でした。
彼は「もっと安全に着地できる仕組みを作りたい」という発想から、絹製の傘のような装置――すなわちパラシュートを考案します。
keri ちびver.どうやって考え付いたんだろう・・・。
世界初のパラシュート降下(1797年10月22日)


1797年10月22日、フランス・パリのモンソー公園に集まった群衆の前で、
ガルヌランは気球に乗り込み、約900メートルの高度へ上昇。
そして、自身の作った絹製のパラシュートを開いて飛び降りました。
「1797年10月22日、フランス人のアンドレ=ジャック・ガルヌランが絹製パラシュートで約900mから降下した」
(引用元:Wikipedia)
このときのパラシュートは直径7mほど。
開いた瞬間には大きく揺れ、観客から悲鳴が上がったとも記録されています。
それでもガルヌランは無事着地し、これが世界初の有人パラシュート降下として歴史に刻まれました。
ガルヌランが残した功績と“妻”の挑戦
驚くことに、後年には妻のジャンヌ・ガルヌランもパラシュート降下に挑戦。
彼女は1802年、女性として世界で初めてのパラシュート飛行に成功しました。
この“夫婦で空を飛ぶ”というロマンあふれるエピソードは、当時のフランスを熱狂させました。



夫婦そろって世界初とか・・・。かっこいいわね



コメント