今回紹介する内容は
設定アプリ→モバイル通信
の部分になります。
iPhoneの「設定」アプリ内にある「モバイル通信」は、スマホの通信を支える中核機能です。
Wi-Fiがない環境でも通信できるようにしたり、通信量の管理・eSIM設定などをまとめて行えます。
この記事では、「モバイル通信」で実際に何ができるのか、どんな人が使うと便利なのかを、初心者にもわかりやすく解説します。
「モバイル通信」を活用したいのはこんな人
- データ通信量を節約したい
- 海外での通信トラブルを防ぎたい
- eSIMを使って複数回線を運用したい
- アプリごとの通信量をコントロールしたい
- 子どもの通信利用を制限したい
- 通信が安定しないときに自分で原因を把握したい
つまり、「モバイル通信」は“通信コントロールを自分の手で行いたい人”のための設定です。
「モバイル通信」とは?何のための機能か
モバイル通信とは、携帯電話回線(4G/5Gなど)を使ってインターネットに接続する機能のこと。
Wi-Fiが使えない外出先でもネットが使えるのは、このモバイル通信のおかげです。
iPhoneでは、「設定>モバイル通信」から次のような管理ができます。
- 回線のオン/オフ切り替え
- 通信量の確認
- eSIMや副回線の設定
- アプリごとの通信制御
つまり「モバイル通信」画面は、**データ管理・節約・安全性を高めたい人のための“通信の司令塔”**です。
モバイル通信でできる主なこと
1. モバイルデータ通信のオン/オフ切り替え
Wi-Fiがないときの通信を有効にするスイッチです。
通信量を節約したいときや、誤って高額通信を避けたいときはオフにできます。
操作手順:
設定 → モバイル通信 → 「モバイルデータ通信」をオン/オフ
この機能をよく使う人:
- データ通信量を毎月節約したい人
- 子どもやシニアの端末で不要な通信を防ぎたい人
- Wi-Fi環境下でしか通信したくない人
2. モバイルデータ通信のオプション設定
「モバイルデータ通信のオプション」から、通信品質や海外利用を細かく制御できます。
設定できる項目は以下のとおり:
- データローミング:海外での通信を制御(不要な課金を防止)
- 通信モード(4G/5G):通信速度やバッテリー優先モードの切替
- スマートデータモード:自動で4G⇔5Gを切り替えて省電力化
この機能を使う人:
- 海外出張や旅行に行く人(ローミング設定のため)
- 5G対応iPhoneを使っていてバッテリー消費を抑えたい人
- 格安SIMなどで通信設定を微調整したい人
参照:Apple公式ガイド
3. アプリごとのモバイル通信制御
アプリごとに「モバイル通信を使うかどうか」を設定できます。
通信が不要なアプリはオフにすることで、データ量を削減できます。
操作手順:
設定 → モバイル通信 → アプリ一覧 → スイッチをオン/オフ
この機能を使う人:
- SNSや動画アプリの通信量を抑えたい人
- 通信制限が厳しいプランを使っている人
- 子どもに使わせるiPhoneのデータ使用を管理したい保護者
4. データ使用量の確認と統計リセット
モバイル通信の画面には、アプリ別のデータ使用量が表示されます。
「統計情報をリセット」でカウントをリセットすれば、月ごとの通信量管理が簡単に。
この機能を使う人:
- 毎月の通信量を手動でチェックしたい人
- 契約プランのデータ上限を超えたくない人
- 格安SIMなど、節約意識が高いユーザー
5. eSIM・副回線の追加・切替
eSIM対応機種では、物理SIMを使わずに「設定>モバイル通信」から回線を追加・切替できます。
仕事用とプライベート用など、複数番号を1台で使えるのがメリットです。
この機能を使う人:
- eSIMを使って海外現地の通信プランを追加したい人
- 仕事と私用の電話番号を1台にまとめたい人
- 2つのキャリアを使い分けたいユーザー
6. Wi-Fiアシストの設定
Wi-Fiが弱いとき、自動的にモバイル通信へ切り替える「Wi-Fiアシスト」。
動画やWeb閲覧が止まるのを防ぎたい人に便利です。
ただし、知らないうちに通信量が増えることもあるので注意しましょう。
この機能を使う人:
- カフェなどWi-Fiが不安定な場所で作業する人
- 通話・動画再生が途切れたくない人
まとめ
iPhoneの「設定>モバイル通信」では、次のような操作が可能です。
- モバイル通信のオン/オフ
- 通信オプション(4G/5G、ローミングなど)
- アプリ別の通信制御
- データ使用量の確認・リセット
- eSIMの追加・切替
- Wi-Fiアシスト設定
これらを理解しておくと、通信トラブルやデータ超過を防げるだけでなく、自分の使い方に最適な通信環境を作ることができます。
iPhoneをもっと賢く・安全に使いたい人は、ぜひ「モバイル通信」設定を一度見直してみましょう。



コメント