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iPhoneの視覚サポートって何ができるの?Voice Overを解除する方法も解説

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今回の記事を読むと、

VV 150x150 - iPhoneの視覚サポートって何ができるの?Voice Overを解除する方法も解説keri ちびver.

アクセシビリティの視覚サポート機能が理解できます!!

今回紹介するのは設定アプリ>アクセシビリティ>視覚サポートの『視覚サポート』に関する内容です。

『視覚サポート』と聞くと、目が不自由な人が使うツールかと思いがちですが、健常者でも便利に使える機能が盛りだくさんなんです。

またここで最も多く検索されている問題が『Voice Over』を解除する方法ではないでしょうか。

試しに使ってみたらiPhoneから音声が流れだし、止めれなくなったユーザーが結構多いんです。

『視覚サポート』全体の解説とVoice Overを解除する方法の2本柱で解説します。

目次

視覚サポートはどんな人に必要?

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iPhoneの視覚サポートは以下のユーザーに必要な機能がたくさん含まれます。

  • 視力が低下してきて「文字が小さくて読みづらい」「アイコンが見分けづらい」方
  • 視覚に障がい(弱視・失明など)があって、画面を“見る”ことが難しい方
  • 色の区別がしづらい方(色覚特性のある方)
  • 画面の細かい動き・アニメーションで目が疲れる、眩しいと感じる方
  • 高齢になり、従来の“見る”操作がストレスになってきた方
  • 例えば「買い物のラベルが小さくて見えづらい」「公共交通機関の案内板が遠くて読めない」「スマホ操作でボタンを誤タップしてしまう」という状況に当てはまる方

Voice Overを解除する方法

各種機能を紹介する前にVoice Overを解除する方法を紹介します。

なぜこれだけ突出して検索されているのかというと、ずばり通常の操作が通じなくなるためです。

意図せずVoice Overがオンになってしまう原因と対策

Voice Over機能をONにしたつもりがないのに、なぜかいつの間にかONになってしまうという人はいませんか?

自らがONにしていない時は以下の原因が考えられます。対策も一緒にご紹介します。

  • 【原因①】背面タップにVoice Overのオンオフが設定されている
    • 【対策①】『設定>アクセシビリティ>タッチ>背面タップ』でVoice Overが割り当てられていないか確認
  • 【原因②】ショートカットにVoice Overが設定されている
    • 【対策②】再度ショートカット実行(たいていサイドボタン3回タップ)して解除する

Voice Overがオンのときの操作方法

Voice Overがオンのときの操作方法は以下のようになります。

操作内容VoiceOverオン時の操作方法通常時との違い・ポイント
項目を選択1本指で1回タップタップしただけでは実行されず「選択」状態になる
項目を実行(開く)選択中に1本指で2回タップダブルタップで実行(通常は1回タップ)
スクロール3本指でスワイプ(上下)通常の1本指では動かない
戻る・前の画面へ2本指で「Z」字を描く(または左スワイプ)ジェスチャが異なるため慣れが必要
通知センターを開く3本指で画面上端から下へスワイプ通常の1本指では開かない
コントロールセンターを開く3本指で画面下端から上へスワイプ同上
ホームに戻る(Face ID機種)1本指で上方向にスワイプし、途中で少し止める「ホームバー」操作が難しい場合あり
ロック解除(パスコード入力)数字を1回タップして選択 → 2回タップで入力確定数字を直接押しても反応しない
画面内の読み上げ2本指で上から下へスワイプ現在の画面全体を読み上げ開始
読み上げの一時停止/再開2本指で1回タップ読み上げを一時停止/再開できる
音声説明をスキップ3

アクセシビリティの視覚サポートの機能について

アクセシビリティの視覚サポートには以下の機能があります。

  • 【機能①】VoiceOver(画面読み上げ)
  • 【機能②】ズーム(画面拡大)
  • 【機能③】ホバーしたテキストの拡大
  • 【機能④】画面表示とテキストサイズ
  • 【機能⑤】動作
  • 【機能⑥】リーダーと読み上げ
  • 【機能⑦】バリアフリー音声ガイド

【機能①】VoiceOver(画面読み上げ)

画面上のテキストやボタン・アイコンなどを読み上げ、視覚だけでなく音声で操作をサポートする機能です。

機能詳細

  • 「タップした項目を読み上げ」「次/前の項目へ移動」などのジェスチャが使えます。
  • 読み上げ速度、声の種類などもカスタマイズ可能。

活用例

  • 視覚がほとんど使えない方がメールの本文を読み上げてもらう
  • ボタンの位置が分かりづらい場面で「設定」「送信」などを音声で確認しながら操作

【機能②】ズーム(画面拡大)

小さな文字、アイコン、細かい表示を拡大して見やすくする機能です。

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機能詳細

  • 画面の一部または全体を拡大表示できます
  • 指3本タップでズーム開始・停止、ドラッグで拡大範囲移動など。

活用例

  • 高齢などで視力が落ちてきた方が新聞記事やメッセージを大きく表示して読む
  • 小さいボタンが操作しづらいアプリで、拡大してタップしやすくする

【機能③】ホバーしたテキストの拡大

「Hover Text」機能では、マウスやトラックパッドなどのポインタデバイスを接続して、ポインタを文字や項目の上に移動(ホバー)させると、その文字・項目が大きく表示されるようになる機能です。

設定方法

  • 「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」>「Hover Text」をタップ。
  • 「Hover Text」をオンにします。
  • 必要に応じて「Hover Typing」もオンにします。
  • ポインタデバイス(マウス・トラックパッド)を接続し、テキストの上にポインタを移動させて試します。

【機能④】画面表示とテキストサイズ

文字やUIの見やすさを自分の好みに合わせて調整できるアクセシビリティ機能です。

できること

  • 文字を太くする
  • さらに大きな文字で文字自体を大きくする(下線バーで調整可能)
  • ボタンの形
  • オン/オフラベル
  • 透明度を下げる
  • コントラストを上げる
  • カラー以外で区別
  • 横書きを優先
  • 反転
  • カラーフィルタ
  • ホワイトポイントを下げる
  • 明るさの自動調節

【機能⑤】動作

「動作」では、iPhoneの画面の動き・アニメーション・エフェクトなどを制御できます。
視覚的な負担を減らしたり、操作時のタイミングを調整したりすることで、酔いやすい人・反応速度を一定にしたい人・視覚的に落ち着いた操作を好む人に役立ちます。

できること

  • 視差効果を減らす
    • iPhoneで表示できる立体的なエフェクトを制御する設定。オンにすると画面が安定して酔いにくくなります
  • 車両モーションキュー
    • iMessageやシステムの一部で使われる動的エフェクト(吹き出しや花火など)を簡略化します。
  • 刺激的な光の点滅を検知時に暗くする
    • 強い点滅やフラッシュなどの光刺激を自動的に検知し、画面を暗くして抑える機能です。てんかん発作や光過敏(フォトセンシティブ)反応を防ぐための安全機能として設けられています。
  • アニメーション画像自動再生
    • オンにするとアニメーションの画像が自動で再生されます
  • ビデオプレビュー自動再生
    • App StoreやSafari内の動画が自動再生されるかどうかを細かく制御可能になっています。
  • メッセージエフェクト自動再生
    • iMessageのメッセージ効果(例:バブル、花火など)を自動で再生するかどうかを個別に設定できます。
  • 点滅しないカーソルを優先
    • テキスト内でカーソルインジケータが点滅しないことを優先
  • フレームレートを制限
    • 60fpsに軽減する

【機能⑥】リーダーと読み上げ

この機能は画面上の文字を音声で読み上げてくれるサポート機能です。

用途と動作の仕組みが違う点に注意しましょう

リーダーとは?

設定画面には『リーダー』としか表記がありませんが、詳細に書くと正式には「Safariのリーダー表示(Reader View)」を指します。

  • 広告・メニュー・サイドバーなどを自動で除去し、
  • 記事本文だけをシンプルに表示します。
  • 背景色・文字サイズ・フォントを変更可能。
  • アクセシビリティ機能の「読み上げコンテンツ」と連携して、
  • 記事本文を音声で読み上げることもできる。

設定手順はSafariで記事ページを開き、
アドレスバー左の「AA」ボタン → 「リーダーを表示」を選択。または、
設定 → Safari → リーダー → すべてのWebサイトで自動的に使用をオンにすると、対応ページで常に自動的にリーダー表示になります。

読み上げとは?

「読み上げ」はアクセシビリティの中でも視覚支援や学習支援のための音声機能で、
画面上のテキストをSiriの音声エンジンで自動的に読み上げる機能です。

【機能⑦】バリアフリー音声ガイド

「バリアフリー音声ガイド」は、映像コンテンツ(映画、テレビ番組、ミュージックビデオなど)を視聴する際に、画面上で起きているシーンや動作を音声ナレーションで補足してくれる機能です。この機能により、映像を「見る」ことが難しい方でも、「聞いて理解」できる体験が提供されます。

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