※きちんと前準備してダウングレードしないと、中のデータが全消去される可能性があるのでiPhoneをダウングレードするときは細心の注意で行いましょう。
今回の記事は、
iPhoneのダウングレードのやり方と注意点について紹介します。
- iPhoneをアップデートしたら何か変で調べたら世界中で不具合が起きていた!
- アップデートしたとたんに発熱がやばいのでダウングレードしたい
こういったことで困った経験はありませんか?
自分だけに不具合が起こっているのだとしたら、それは私に原因があります。
しかし世界中で同じ不具合が起こっていたら?
しかも該当する人はiOSのアップデートを完了させたユーザー・・・とくれば話は別です。
これは紛れもなくiOSアップデートによる不具合です。iOSの更新が来たらすぐアップデートするユーザーがなぜ『人柱』と言われているのか理解できたと思います。
実際私も数年前に被害にあい、1日復旧できませんでした。
今回の記事は私の実体験団も含めダウンアップグレードのやり方や注意点を解説します。
私が体験したiOSの不具合

会社でiPhoneを開くとリンゴループ状態に。なぜ?と慌てる私。
iPhoneが使えないからパソコンからTwitter(当時)へログイン。するとアプデした人だけが不具合になってたことに焦る私。
keri ちびver.まっさきにアップデートしたことを後悔しました・・・。
数年前、世界で不具合で騒ぎになっていたのにも気づかずアップデートしてしまってリンゴループから抜け出せなくなったことがありました。
仕事先にも連絡できないし、その日は夫を車で迎えに行く予定になっており連絡ができなくて大変でした。
こういう時にダウングレードのやり方を知っていると便利なので、私の実体験と正しいやり方・注意点を把握してください!
ダウングレード前の注意点
- 【注意点①】Appleの署名(SHSH)が有効な期間か確認する
- 【注意点②】端末は一度「初期化」されることを理解する
- 【注意点③】新しいiOSのバックアップは古いiOSにそのまま復元できないことを勘違いしない
- 【注意点④】ダウングレードは必ずPCを使うのを理解する
勘違いされやすいのですが、iPhoneのダウングレードとは、iPhoneを工場出荷状態時に戻す、つまりは初期化と同じことなんです。
あなたの使ってきたiPhoneがそのまんまダウングレードすると、新しく買ってきたiPhoneと同じ状態になるってことなんです。
iPhoneをダウングレードする=iPhoneを工場出荷状態に戻す(初期化)
これで何も準備せずダウングレードだけやってしまうと、iPhone内のデータすべて初期化で消去されてしまう理由が分かったと思います。
【注意点①】Appleの署名(SHSH)が有効な期間か確認する


Appleは新しいiOSをリリースして数日〜数週間が経過すると、古いバージョンの署名(SHSH)の発行を停止します。
署名が停止された(Unsigned)バージョンへのダウングレードは公式・非公式問わず不可能です。
【注意点②】端末は一度「初期化」されることを理解する


ダウングレード処理を行うと、iPhone内のデータはすべて消去され、一度工場出荷時の状態に戻ります。
【注意点③】新しいiOSのバックアップは古いiOSにそのまま復元できないことを勘違いしない


アップデート後に作成した新しいバージョンのバックアップデータを、ダウングレードしたiPhoneに直接復元することはできません。通常の手順でデータを戻すには、アップデート「前」に作成しておいた古いバージョンのバックアップが必要です。
【注意点④】ダウングレードは必ずPCを使うのを理解する


ダウングレードするには必ずPCが必要です(WindowsでもMacでも両方OK)。
今手元にPCがあるかiPhoneとPCをつなぐケーブルがあるか必ず確認しましょう。
ダウングレード前準備の手順
- 【前準備①】iPhoneのモデル番号を確認する
- 【前準備②】IPSW(ファームウェア)ファイルをダウンロードする
- 【前準備③】LINEのバックアップとアカウント確認
- 【前準備④】パソコンで「暗号化バックアップ」を作成する
- 【前準備⑤】「iPhoneを探す」をオフにする
【前準備①】iPhoneのモデル番号を確認する


iPhoneの「設定」>「一般」>「情報」を開き、「モデル番号」の項目をタップします。すると「AXXXX(4桁の数字)」という形式の番号が表示されるので、これをメモします。
【前準備②】IPSW(ファームウェア)ファイルをダウンロードする


パソコンのブラウザからファームウェア配信サイト(ipsw.meなど)にアクセスします。お使いのiPhoneモデルを選択し、先ほど確認したモデル番号に適合する、現在Appleが署名している(緑色でSignedと表示されている)古いiOSバージョンのIPSWファイルをパソコンにダウンロードします。※ファイルサイズは数GBあります。
【前準備③】LINEのバックアップとアカウント確認


LINEなどの一部アプリは、アプリ内の個別バックアップ機能を利用することで、OSのバージョンをまたいでデータを引き継げます。
- LINEアプリ内の「設定」>「トークのバックアップ」から今すぐバックアップを実行。
- 同時に、ログイン用のメールアドレス、パスワードの設定、Apple IDとの連携が済んでいるか確認しておきます。
【前準備④】パソコンで「暗号化バックアップ」を作成する


万が一の事態への保険、パソコンを使って現在のiPhoneの完全なバックアップを作成します。
- Macの場合: Finderを開き、iPhoneを選択。「ローカルのバックアップを暗号化」にチェックを入れて「今すぐバックアップ」をクリック。
- Windowsの場合: iTunesを開き、iPhoneのアイコンをクリック。「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れて「今すぐバックアップ」をクリック。
【前準備⑤】「iPhoneを探す」をオフにする


iPhoneの「設定」>「Appleアカウント(最上部の自分の名前)」>「探す」へ進み、「iPhoneを探す」をオフにします。この際、Apple IDのパスワード入力が求められます。
ダウングレードの具体的な手順
準備が整ったら、パソコンを使ってファームウェアの書き換えを行います。途中でケーブルが抜けないよう安定した場所で作業してください。
- 1. iPhoneをパソコンに接続する
- 2. リカバリモードを起動する
- 3. IPSWファイルを選択して「復元」する
- 4. ダウングレードの完了を待つ
- 5. データを復元する
1. iPhoneをパソコンに接続する


有線ケーブルを使用してiPhoneをパソコンに接続します。Macの場合はFinderを、Windowsの場合はiTunesを開きます。
2. リカバリモードを起動する


iPhoneを以下の手順で操作し、リカバリモードにします。
- iPhone 8以降(SE第2・第3世代含む)の手順:
- 「音量を上げるボタン」を押してすぐ離す。
- 「音量を下げるボタン」を押してすぐ離す。
- 画面にリカバリモードの画面(パソコンとケーブルのイラスト)が表示されるまで、サイドボタン(電源ボタン)を長押しし続けます。
3. IPSWファイルを選択して「復元」する


パソコンの画面に「アップデートまたは復元を必要としているiPhoneに問題があります」というポップアップが表示されます。
- Macの場合: キーボードの 「Option」キー を押しながら「iPhoneを復元」ボタンをクリック。
- Windowsの場合: キーボードの 「Shift」キー を押しながら「iPhoneを復元」ボタンをクリック。
ファイル選択画面が開くので、前準備でダウンロードしておいた .ipswファイル を選択し、画面の指示に従って復元(インストール)を開始します。
4. ダウングレードの完了を待つ


インストールが開始されます。システムの書き換えには10〜20分程度かかります。途中で絶対にケーブルを抜かないでください。iPhoneが自動で再起動し、初期設定画面(「こんにちは」の画面)が表示されればダウングレードは成功です。
5. データを復元する


iPhoneの初期設定を進め、データの移行画面(クイックスタート画面など)が表示されたら、下部にある「MacまたはPCから復元」を選択します。
パソコンと接続し、先ほど「Info.plist」を書き換えた最新のバックアップデータを選択して復元を実行します。復元が完了すれば、データを保持したまま古いiOSへのダウングレードが完了します。
【補足】勘違いされる「バックアップを作成する」の意味
じゃあ例えば現在ダウングレード可能期間です。ダウングレード時のときのバックアップデータはicloudにだけあります。パソコンには入っていません。現在すでににアップデートしています。このときはダウングレードしても元のデータが戻らない?
結論から言うと、その状況であればダウングレード時のデータはすべて元通りに戻せます。
なぜ戻せるのか、そして何が消えてしまうのか、ポイントを2つに分けて簡潔に解説します。
1. 当時のデータは「100%戻る」
今回ダウングレードして戻そうとしているOSがダウングレード時のデータであり、iCloudにあるバックアップもダウングレード時のデータです。
バージョンが完全に一致している(または古いOSのデータを新しいOSに引き継ぐ形になる)ため、Appleの仕様上の制限を一切受けません。ダウングレード後の初期設定画面で「iCloudバックアップから復元」を選べば、その時の写真、連絡先、アプリなどはすべて元通りになります。 [1, 2, 3]
2. ただし「アプデ後にしてから増えたデータ」は消える
ダウングレードすることによってダウングレード時のバックアップを作成した時点の環境にタイムスリップすることになります。
そのため、アプデ後に撮影した写真、新しく増えた連絡先、LINEのやり取り、ゲームの進行度などはすべて消失します。これらを残す手段(アプデ後データをダウングレード時に引き継ぐ方法)は、パソコンがない今回は使えません。 [3, 6]
[3] https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
[6] https://discussions.apple.com
【備忘録】実際にダウングレードしたときの体験談
私が実際にダウングレードしたときの感想的なものを残します。
以下の内容に沿って話します。
- 本当にダウングレードする必要があるか悩んだ
- 日ごろのバックアップの大切さを実感
- パソコン離れが進む中、ないと困る場面もあるんだ
- ダウングレードを決断したらデータ増やす行動意味なし
- 間違えないようにしよう!前準備のバックアップの作成の意味
本当にダウングレードする必要があるか悩んだ
最初に思ったのは、「私のこの症状って本当にiOSの世界的な不具合なの?」という自己不信です。
なぜならiPhoneの不具合は無数にあるし、原因が違っても同じ不具合になることもあるからです。
今回のリンゴループもストレージの不足でもなるし、バッテリーの劣化でも起こります。
最終的にダウングレードしてよかったですが、初期化という不安要素も懸念しつつ始めてやったのでドキドキしました。
日ごろのバックアップの大切さを実感
設定アプリで勝手にバックアップをとるように設定していましたが、正直何となくやっていただけでした。
でもそのおかげでダウングレードしてもデータが消えなかったので、寝てる間とかのある程度の時間にしっかり充電させる習慣づけは大切だと思いました。
パソコン離れが進む中、ないと困る場面もあるんだ
サードパーティのアプリか何か使えばパソコンが無くてもできるみたいな記事も読んだ気がしますが、基本的にダウングレードするにはパソコンが必須です。
私も数年前まで持っていなかったのは、別になくても問題なかったからなんです。最近はスマホだけで事足りる世界なので、パソコン離れが深刻化というニュースも流れていますが、やっぱりこういう非常事態にパソコンが合ってよかったと思いました。
ダウングレードを決断したらデータ増やす行動意味なし
ダウングレードするか迷いましたが、結果的にダウングレードしましてデータも大丈夫でした。
updateした後に保存したデータは基本的には無くなるので、迷っているならやった方が良いかもです。
間違えないようにしよう!前準備のバックアップの作成の意味
前準備のバックアップの作成っててっきりそのデータがダウングレードしたときのやつになると思っていたんですが、これはダウングレードできなかった時の保険のバックアップでした。
iOSが変わったらそのデータは使えないそうで、これを覚えておかないと、日ごろバックアップを取っていない人はダウングレードしてもデータが復元できないことがあるので注意してほしいです。

