2025年、「CrucialブランドのSSDおよびメモリが市場からなくなる」というニュースが大きな話題となりました。
Crucialはコスパと信頼性が高いブランドとして日本でも購入者が非常に多く、突然の撤退報道に不安が広がっています。
この記事では、
・なぜCrucialが撤退するのか
・SSD価格は本当に上がるのか
・私たち一般ユーザーがどう動くべきか
をわかりやすく解説します。
Crucialとは何か?なぜ注目されている?
Crucialは半導体大手 Micron Technology の一般消費者向けブランドです。
特に日本市場では販売台数トップを獲得するなど、多くのユーザーにとって「迷ったらとりあえずCrucial」というほどの信頼がありました。
そのCrucialが撤退するというのは、SSD市場の構造に大きな影響を及ぼす出来事です。
なぜCrucialは撤退したのか(Micronの経営判断)
重要ポイントは「利益の大きい市場」への集中
Micronは限られた製造キャパシティを最大限に活用するため、
「儲かりにくい一般向けSSD」より
「儲かるAI/データセンター向けメモリ」へ
経営資源を集める判断をしたと言えます。
つまり簡単に言えば
利益率の低い市場から撤退し、利益率の高い市場へ注力する
という戦略転換です。
一般向けSSD市場の停滞も一因
近年、PCや自作市場は成長が鈍化しており、一般向け製品の優先度が下がっています。
一方、AIサーバー用途は爆発的な伸びを見せています。
その結果、Crucial撤退は「合理的な経営判断」として行われました。
SSD価格はなぜ上がりやすいのか
SSDには「NANDフラッシュメモリ」というデータ保存チップが使われています。
このNAND供給が今、逼迫しています。
理由は以下の三つです。
- AI・データセンター向け需要の急増
- ウェハー(原材料)価格の上昇
- メーカーが企業向け製品に生産を優先している
コンシューマー向けSSDの生産量が相対的に下がり、
一般ユーザー向けSSDは「値上がりしやすい状況」が続いています。
スマホには関係ないのか?
スマートフォンにもNANDメモリが使われています。
・スマホ部品の調達は大手メーカーが優先されやすい
・パソコン用SSDとチップ構造が異なる場合がある
といった理由から「直撃」とは限りません。
しかし、
半導体全体が高騰・供給不足になると、
最終的にスマホ価格にも跳ね返る可能性があります。
つまりスマホも「無関係」とは言えません。
Crucial撤退後のSSD市場はどうなる?
現時点で見込まれる変化は以下の通りです。
- 一般向けSSDの価格は高止まり or 上昇する可能性
- 特に1TB〜2TB帯は影響が大きい
- 選べるブランドが減り、競争の弱体化が懸念
代替ブランド例:
- Samsung
- Western Digital
- KIOXIA(旧東芝メモリ)
ただしCrucialのように「安くて安心」な製品が減るのは痛手と言えます。
私たち一般ユーザーが取るべき対策
以下の行動が推奨されます。
- 近い将来SSD増設・換装予定があるなら早めの購入
- 価格が過度に上昇する前に確保しておく
- 製品選びではNAND種類・ブランドの信頼性を確認
特にPCのアップグレードを検討している人は、
購入タイミングを逃さないよう注意が必要です。
まとめ:Crucial撤退は「市場変化の象徴」
Crucial撤退は、
SSD市場が「AI中心に再編されつつあることを示す象徴的な出来事」です。
SSDが安く大量に買える時代は、
今後ゆっくり終わりを迎える可能性があります。
だからこそ、
必要なストレージは 今、手当てしておく のが賢い選択です。



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