今回は、
iPhoneの盗撮・盗聴についての解説です。
iPhoneのセキュリティは高いことで有名ですが、100%鉄壁の守りではありません。
iPhoneのOSであるiOSでも、ほぼ毎回セキュリティの修正が行われています。
そもそもなんでiPhoneってセキュリティが高いんだっけ?
簡単な確認・対策方法だけでも知っておきたい!
個人でもできる設定ってあるの?
100%鉄壁でないからと言っても、ただ指を加えているわけにもいきませんよね。
かと言ってどんなセキュリティ対策をすればいいかも分からないと思います。
そこで今回は誰でも簡単にできるiPhoneの盗撮・盗聴の確認/対策方法をご紹介したいと思います。
iPhoneのセキュリティが高い理由
そもそもなんでiPhoneはセキュリティが高いと言われているのでしょうか?
iPhoneはAndroidよりもセキュリティが高いと言われています。事実、iPhoneのほうがAndroidよりセキュリティが高いです。
これは以下の理由があります。
- アプリのDLが「App store」のみ※2024年4月17日より欧州ではDMAによりAppstore以外でDLが可能に
- OSのソースコードが非公開
- アプリのサンドボックス
アプリのDLが「App store」のみ
iPhoneのアプリをDL(ダウンロード)する場所はApp storeしかありません。これがセキュリティが高い理由です。
理由は、2つあります。
- App storeの厳格な審査
- AndroidのアプリはGoogle Play以外からもダウンロード可能
App storeの厳格な審査
App storeで販売を許可されるには厳格な審査が必要です。危険性が少しでもあれば審査を通ることができません。ただこれも100%とは言えないため絶対的に安心とは言えませんが、それでもセキュリティ面にかなりの効果があります。
AndroidのアプリはGoogle Play以外からもダウンロード可能
Androidのダウンロード場所はGoogle Playが有名ですよね。iPhoneと同じ原理で行くと、AndroidのアプリはGoogle Playでしか落とすことができないことになります。
残念ながらAndroidのアプリはGoogle Play以外でもダウンロードが可能なんです。これにより、いくらGoogle Playの審査がApp storeのように高くても他サイトからダウンロードできれば意味がありません。
以上の理由からアプリのDLが「App store 」のみのiPhoneはAndroidに比べてセキュリティが高いのです。
OSのソースコードが非公開
iPhoneのOSであるiOSはソースコードが公開されていないため、解析されにくく、結果セキュリティが高いです。
一方Androidは公開されているので誰でも利用することが可能です。可能と言うことは、それだけ付け入る隙があり脆弱性の発生源ともなります。
アプリのサンドボックス
実はiPhoneのアプリには「サンドボックス」と呼ばれるシステムが稼働しています。
サンドボックスを簡単にいうと、他のOSと干渉しないようにアプリを小部屋(サンドボックス)に入れたまま利用できる仕組みのことです。
他と干渉しないように設定されているので、万が一アプリにウィルスが入っていても被害がアプリ内だけで済ませることができます。
ただし、iPhoneのリミッターを外す「脱獄」という危険行為をすると、サンドボックスが機能しなくなる場合があるのでハッキングされたり外部からの危険が及んでしまいます。
iPhoneで盗撮・盗聴されるとは?
iPhoneで盗撮・盗聴される時とはどういった状況でしょうか?
主に以下の要因で盗撮・盗聴される可能性があります。
- iPhoneのハッキング
- Wi-Fiのハッキング
- フリーWi-Fi
- 脱獄
- 不正アプリ
iPhoneのハッキング
iPhoneが何者かにハッキングされた場合、盗撮や盗聴の被害が起こる可能性があります。
ハッキングされれば、ハッカーは遠隔であなたのiPhoneを操作することも可能です。
また悪質なアプリをダウンロードさせて、iPhoneのデータをひそかに抜き出すことも可能です。
ハッキングされれば、あなたのiPhoneはハッカーの思うがままになってしまいます。
Wi-Fiのハッキング
あなたの家にあるWi-Fiがハッキング被害にあってしまうこともあります。
その場合、iPhoneをWi-Fiにつなげてしまうだけで、内部の情報を抜かれたり盗聴される危険性があります。
自宅のWi-Fiなのに安心できないね。。。
対策としてはパスワードを人に教えない、パスワードの変更をこまめに行うなどがあります。
フリーWi-Fi
フリーWi-Fiに接続してしまうことでiPhoneを盗撮・盗聴されてしまう可能性があります。
皆さんも一度は外出先のフリーWi-Fiにつなげたことがあるんじゃないでしょうか?
パケットがもったいなくてつい・・・。
通信制限のある契約をしている人にとって、外出先でのデータ量は死活問題ですよね。
そこでフリーWi-Fiの恩恵にあずかった人も多くいると思います。しかしフリーWi-Fiには以下のような危険性もあるんです。
- 不特定多数の人が同じWi-Fiを使う
- 悪質な野良のフリーWi-Fiが混じっている場合がある
不特定多数が使うフリーWi-Fiはいつだれが利用しているかわかりません。
そのようなオープンな共有環境では、セキュリティも脆弱であり、iPhoneをもってしても突破されやすい環境に身を置いてしまう結果となります。
多くのフリーWi-Fiは大手企業のものですが、中には盗撮盗聴を目的として悪質なフリーWi-Fiを飛ばしている人もいます。iPhoneはWi-Fiの自動接続機能があり、これを悪用されると勝手にフリーWi-Fiにつながってしまいます。
その結果、大量の個人情報や盗聴がなされ、あなたのiPhoneが危険な状態にさらされてしまいます。
脱獄
iPhoneのカスタマイズ性が向上する代わり、公式の保証を受けられなかったり、セキュリティが貧弱になってしまう脱獄という方法があります。この脱獄を行ってしまうと、一気にセキュリティ性が劣り、盗撮・盗聴されるリスクが跳ね上がります。
不正アプリ
不正なアプリをダウンロードするとiPhoneが盗撮・盗聴されるリスクが高まります。
アプリに厳しい審査が行われるiPhoneですが、それでも不正アプリが突破してくることはあります。
またハッキングされた場合に遠隔で不正アプリをダウンロードされてしまうこともあるので注意が必要です。
【ホーム画面】iPhoneが盗撮・盗聴されていないか確認する方法
確認方法として、カメラやマイクを利用していない時に、iPhoneの画面上部に橙・緑色の「点」が出ていると盗撮・盗聴の可能性があります。
橙・緑色の「点」の意味
本来の意味
通常この「点」の意味は、あなたのiPhoneがカメラやマイクを利用している現在進行形のサインです。
iPhoneのカメラを起動したり、ボイスメモを立ち上げると画面上部に「点」が出てきます。
そしてカメラやボイスメモを閉じると、自動でこの「点」は消えます。
これが本来の挙動です。
問題なのはカメラやボイスメモを使っていないのにも関わらず、この「点」がつきっぱしの状態になっているときです。
使っていないのに付いているということは、、、誰かが使っている?盗撮・盗聴されている?
その可能性が高まる証拠になるよ。もちろん誤作動の場合もあるけど確認するに越したことはないわね。
本来以外の意味
カメラやボイスメモは動作がもっさりしてしまうツールの為、「点」が消えるまでラグがあるケースが多いのが特徴です。その為、少しのラグで遅れて「点」が消える程度では盗撮・盗聴とはいいがたいです。
カメラやボイスメモを消したのにも関わらず、ずっと「点」が残り続けたりする場合は注意が必要というわけです。
ちなみにずっと「点」が残り続ける場合にもiPhoneの不具合が原因の場合があります。
対策
対策としてはiPhoneの再起動を行う方法です。
もしiPhoneを再起動してずっと残っていた「点」が消えればiPhoneの不具合が原因でしょう。
そういうえば色の違いってどういう意味があるんだい?
次で解説します。
橙・緑色の「点」の種類
色は2種類のみで橙と緑です。色でどの機能を使っているか分かります。
橙色の場合
橙色の場合は、マイクを利用している状態を表します。iPhoneのボイスメモや電話をかけているときに橙色の「点」が点灯します。
緑色の場合
緑色の場合はカメラ、もしくはカメラとマイクを同時利用している状態を表します。
カメラとマイクを同時に利用する時って?
ムービを撮るときなんかが該当するよ
【コントロールセンター】iPhoneが盗撮・盗聴されていないか確認する方法
上部で紹介した方法以外に『コントロールセンター』を使って、iPhoneが盗撮・盗聴されていないか確認することもできます。具体的な方法として以下の2つを推奨します。
- コントロールセンターを開いて確認する方法
- コントロールセンターを開いた後、タップしてより詳細を確認する方法
コントロールセンターを開いて確認する方法
カメラやマイクを使っている状態でコントロールセンターを開くと、画面上部に橙・緑色の「点」の表記が出現します。
仮に自分がカメラやマイクを使っていないのに、コントロールセンターで橙・緑色の「点」が表記されていたら、盗撮盗聴の可能性があります。
コントロールセンターを開いた後、タップしてより詳細を確認する方法
また直前に使用したアプリがなんだったのかを確認する方法もあります。確認する場所は同じですが、確認場所をタップすることで直前に使っていたカメラ・マイクの履歴を確認することが可能です。
これによって何がいいの?
例えば、直前に自分が使っていたのがマイクだけなのに、なぜかカメラの履歴があったときなんかは盗撮されている可能性があるよね。このように自分が使った覚えがないものを確認することができるのがこの方法の魅力です。
iPhoneが盗撮・盗聴されないようにする対策
iPhoneが盗撮・盗聴されないようにする対策として、以下のことを推奨します。
- 不正アプリ対策
- 自宅のWi-Fiのセキュリティ強化
- フリーWi-Fiを利用しない
- 脱獄しない
- フィッシングメールに気を付ける
- iOSを最新にする
- Safariの設定を見直す
- 【番外編】再起動
不正アプリ対策
ハッキングや自分の不注意によって不正アプリをダウンロードしている可能性があります。不正アプリだと判断できたら田立にアンインストールすることを対策としておすすめします。
どうやって不正アプリか判断するの?
少々アナログですが、アプリを起動した際に、そのアプリがカメラやマイクを使わない仕様にもかかわらず橙・緑色の「点」が点灯している場合は危険なアプリの可能性があります。
自宅のWi-Fiのセキュリティ強化
自宅のWi-Fiから盗撮・盗聴されるリスクがある為、セキュリティを強化することで対策できます。
対策方法としては以下の2つをおすすめします。
- ログインパスワードの変更
- むやみにパスワードを教えない
ログインパスワードの変更
これはWi-Fiの管理画面のパスワードのことです。管理画面がハッキングされると、Wi-Fiもハッキングされたと同じだと思ってください。ハッキングに唯一対抗できるのはパスワードを変更してセキュリティ強化することです。
むやみにパスワードを教えない
可能な限りWi-Fiに入れるパスワードを人に教えないことを推奨します。世の中には悪用しようと友好的に接する人間がいます。これを判断するのは大変難しいです。大変難しいからこそ、自衛のつもりで自分のWi-Fiのパスワードをむやみに教えないようにしましょう。
フリーWi-Fiを利用しない
フリーWi-Fiは誰でも使えるため悪用される危険性が高いです。パケット料が気になるのは重々分かりますが、できるだけ外出先でのフリーWi-Fiは控えるようにしましょう。
脱獄しない
iPhoneのカスタマイズ性向上と引き換えにセキュリティがボロボロになる脱獄は、iPhoneが盗撮・盗聴されるリスクが高まります。
iPhoneをもっと自由に使いたいのは分かりますが、それ以上にリスクが大きいです。
今後違法になる可能性も秘めている脱獄はやらない方が身のためでもあります。
フィッシングメールに気を付ける
怪しいと思ったメールは一度GoogleやSNSで検索してみて、フィッシングメールかどうか確認することがiPhoneが盗撮・盗聴の被害にあわない対策です。
iOSを最新にする
iOSとはiPhoneのOSのことです。基本iOSのバージョンが最新のほうがセキュリティが高いです。
iPhoneのiOSが古いままでしたら積極的に最新バージョンにしましょう。
ただ最新バージョンでも不具合が見つかることがありますので、事前に公式やsnsで正しい情報を見極めながら確認する方法をおすすめします。
【番外編】再起動
被害への対策ではありませんが、誤作動への対策になりますので掲載します。
橙・緑色の「点」が誤作動による点灯だった場合、再起動をかけることで消えるようになっています。
特に以下にすべて該当する場合は再起動で治す場合がほとんどですので積極的に行ってください。
- 危険なアプリの可能性は無い
- 何もアプリを起動していない
- 思い当たる節が無い
Safariの設定を見直す
iPhoneでネットを利用する際、最も使用するであろう『Safari』。よく使用されるという事は、それだけ盗撮・盗聴の為に悪用される可能性も高いです。
Safariでのセキュリティの設定方法をご紹介します。
Safariすべてのページをアクセス拒否する
この方法を設定すると、Safari内で一切カメラやマイクを利用できなくなります。
ただ外部からのアクセスはもちろん、自分もカメラやマイクを利用することができなくなってしまいます。
自分が使うときは、設定で変更をもとに戻すなどしてこまめに切り替えていきましょう。
各サイトごとにアクセスを拒否する
サイト別にアクセスを拒否することも可能です。
手順は以下の通り。
盗撮,盗聴防止の確率を上げるには拒否設定がお勧め
Safari経由で、マイク・カメラ機能を利用する頻度が高くなければ、拒否設定をオススメします。
私は普段から拒否設定にしていますが、普通にLINEのビデオ電話も出来るし、生活に支障を感じたことはありません。
自分の身は自分でしっかり守って素敵なiPhone LIFEをお過ごし下さい!!
iPhoneをもっと守りたいあなたへ
iPhoneを盗撮や盗聴の被害から守っても、画面割れや機械トラブルなど物理的な被害からも守らなくてはなりません。
iPhone高いから落とすの怖いわ。。。
昔YouTubeに投稿したケースが超おすすめだよ。今も使ってて一度も落としてないよ!
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