はじめに
今回の記事はワールドカップが開催される季節についての内容です。
【2022年】カタールワールドカップ
現在(2022/12/04)カタールワールドカップが開催されています。
日本はドイツ、スペインと同じグループに入り、予選突破が絶望的だと悲観されていましたが、奇跡の予選1位で通過しました。だれも予想していなかった吉報に日本人のサッカー熱が再燃。日本人の中で今もっともアツいコンテンツになっています。
ワールドカップが開催される季節
そんな注目度の高いワールドカップですが、今回は明らかに違う点があります。
それは開催時期です。
ワールドカップって夏じゃなかった?
その通り、今までのワールドカップは6〜7月の夏に開催されていました。それがカタールワールドカップは11月〜12月に開催されています。
なぜ夏じゃないんだい?
注目度が増している今、これについて疑問に思う人も多いと思います。なぜ今回は通常どおりの季節ではないのでしょうか?
【結論】 暑いから
簡潔にいうと、暑いからです。この理由に納得するには、カタールという国について少し調べる必要があります。
カタールの【場所】
カタールという国は中東にあります。国の大部分が砂漠になっており、また海抜が高い所で103mしかない砂漠気候の地域です。
カタールの【気温】
砂漠気候であるカタールですが、6〜7月にかけての気温が異常です。最高は50℃にも達します。現地のカタール人も外出を自粛するほどの高い気温だそうです。現地の人も諦める暑い気候に選手はもちろん、世界中のサポーターが来るわけです。生命の危険を脅かすということで通常開催月を変更するほどの決め手となりました。
当初は通常月開催予定だったカタール
そんな高温になるカタールですが、当初は通常月の6〜7月に開催する予定だったそうです。
えっ?死んじゃうよ
カタールの大会組織委員会はこの高温問題に関して、スタジアムの空調設備を整備すれば乗り切れると考えていました。しかし FIFAによりその提案は却下され、右葉曲折あり11〜12月の開催になったそうです。11〜12月の気温は29℃前後と非常に過ごし易い気温になります。
冬開催の問題点
気温的にはベストな季節に開催されているカタールワールドカップですが、異例の開催時期によって大きな問題も抱えています。それは世界中のサッカーリーグについての調整問題です。
この異例の開催時期は主要ヨーロッパリーグでいうとシーズン真っ只中です。もっと言うと、シーズンのちょうど折り返しあたりです。リーグの日程調整はもちろん、選手の契約問題、色んな問題が発生しています。
またシーズン折り返しということもあり、選手に疲れが溜まりケガが増える時期でもあります。現に、今年バロンドールを受賞したフランス代表のカリム・ベンゼマ選手はケガの影響でワールドカップ出場を断念しています。ドイツのドルトムントに所属しているロイス選手も然りです。
通常の6〜7月のヨーロッパリーグはオフシーズンになっており、調整をほとんどしなくても問題ありませんでした。
世界イベントのワールドカップがイレギュラーを起こすとどれほどの影響を及ぼすか改めて規模の大きさに驚く内容でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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