今年も猛暑ですね。
私は子どもの頃から暑がりで、この季節はほんとうに苦手です。
汗が噴き出してくるね
大人になってから、『猛暑』という言葉をよく聞くようになりました。
確かに猛暑です。しかし、暑い夏って毎年訪れますよね。
ここでふと疑問に思ったことがあります。
昔も夏はあるんだから、今ぐらい猛暑だったんじゃないの?
子どもの記憶だから覚えてないのでは?
過去の資料や記録を調べてみると、昔と今の暑さについて色々と判明したことがありましたので、もし同じギモンを持ってる人がいたら共有したいと思います。
この記事を読むと以下のことが分かります‼︎
- 今と昔どっちが暑いの?【日本】
- 今と昔どっちが暑いの?【世界】
- 暑さの原因
今と昔どっちが暑いの?【日本】
結論
結論、今の方が暑いです。昔より平均気温も上昇しています。
正確には1993年まではそこまで暑くはありませんでした。
しかし、翌年の1994年から猛暑日が2倍以上に増加します。それ以降も年によって差はありますが、猛暑日は増加の一途をたどっています。2010年、2018年には特に猛暑日が酷かったです。
猛暑日ってどんな時?
ここで猛暑日というワードについて少し説明します。
猛暑日は気温が35℃以上の日のことを指します。
2004年に気象用語として加わりました。
それ以下の時も明確に呼称が付け加えられました。
- この章のまとめ
- 今の方が気温が高い
- 1994年以降猛暑日が2倍以上を記録している
- 2004年に気温上昇が原因で、気象用語の改正が行われるほど。
- 2010年2018年は特に猛暑日が多かった
今と昔どっちが暑いの?【世界】
結論
世界も昔より暑くなっています。
つまり世界規模で気温が上昇しています。
特に、ヨーロッパでは甚大な被害が出ました。
【被害】ヨーロッパ
ヨーロッパでは熱波と呼ばれる自然現象により、人や自然に甚大な被害をもたらしました。
熱波って何?
熱波とは、4日以上広範囲で顕著な暑さが続くことだそうです。
ただ暑い日が続くだけ?
そうです。ただ起こった場所がヨーロッパ地方だったから甚大な被害が起こったんです。
日本とほぼ同じ緯度に位置しながら、なぜ甚大な被害が起こったのか?
それは、ヨーロッパ地方独特の気候が原因しています。元々ヨーロッパは日本より暑くなく、湿度も高くありません。その為、この熱波が発生するまで冷暖房設備は整備されていませんでした。
日本で冷房は死活問題よね。
そこに突然熱波がやってきた為、対応しきれず、かなりの人が熱中症になってしまいました。
この熱波を受けてから冷暖房設備が整ったとされています。
またこの熱波により火災も多発しました。火災の熱エネルギーでさらに気温が上がったとされています。他には北部の氷山が溶け出したり、作物の不作だったり気温の上昇により様々な悪影響をもたらしました。
- この章のまとめ
- 世界規模で気温が上がっている
- ヨーロッパで人と自然に被害が甚大
色んな被害が出てるけど、暑さの原因ってそもそも何なの?
次の章で説明します‼︎
暑さの原因
結論
暑さの原因は、ズバリ二酸化炭素の増加です。
なんで増えたの?
これには3つ理由があります。
- 森林の減少
- 燃料の消費
- 人口の増加
森林の減少
植物は光合成の時、二酸化炭素を吸収して酸素を放出します。動物にはない機能です。
森林が減少すれば、光合成の量も減りますよね。
光合成量が減れば、二酸化炭素の量は増え、酸素も減少します。
燃料の消費
人間が使うエネルギーの多くは二酸化炭素を発生させます。
- 石油
- 石炭
- 天然ガス
- セメント
これらは人間のエネルギーにとってなくてはならない材料です。これらを使用する時、二酸化炭素が発生します。セメントはエネルギーではありませんが、マンションや道路、高層ビルなど人間の生活に欠かせない材料です。これも生成時、二酸化炭素を発生させます。
人口の増加
日本は減少していますが、世界的には人口が増加しています。人間が増えれば、より多くのエネルギーが必要です。先ほどお話ししたように、エネルギーを得るために二酸化炭素を発生させます。
そもそもの人間も二酸化炭素を発生させますよね。人口が増加すればするほど、多くの二酸化炭素が発生するのです。
世の中二酸化炭素だらけじゃん‼︎
でも二酸化炭素が増えると暑さも増すの?
その通りなの。それにはもう少し二酸化炭素について深堀する必要があるわ。
二酸化炭素による気温上昇の現象
温室効果ガス
実は、二酸化炭素が増えると、温室効果ガスというのが大気上空に発生し、気温が上昇します。
たまに聞くけど、それって何?
温室効果ガスが気温を上昇させる主な原因は、
地上から放出される熱エネルギーをまた地上に跳ね戻す効果です。
地上から放出される熱エネルギー?
これは地上と太陽が関係しています。
晴れの日は、地上に太陽の熱が降り注ぎます。それらの熱の一部は、地上が吸収しているんです。それを、太陽が沈んだ夜間に放出しているんです。
その夜間に放出されている熱が温室効果ガスの影響でまた地上に降り注ぐことになります。それで気温が上昇してしまうってわけなんです。
ヒートアイランド現象
ヒートアイランドとは、コンクリートの多い地域で発生し易い現象です。これも気温上昇の手助けをしてしまってます。
植物には保水力があります。植物が周りに多いと、涼しかったり、乾燥しにくいのはこれも大きな要因なんです。逆に植物が少ないと、保水力のない場所になります。オアシスと砂漠で例えると分かりやすいかと思います。人間にとってどちらが過ごし易いでしょうか?
もちろんオアシスですよね。砂漠である植物の少ない地域では、コンクリートが熱を溜め込みます。
そしてさっき説明した温室効果ガスにより熱が地上に跳ね返ってきます。その繰り返しでどんどん気温が上昇しているわけです。
負の無限ループね・・・。
もちろん、これら以外にも原因は色々あるんですが、これらのことは少しの工夫で悪影響を最小限に抑えることが出来ます。
- この章のまとめ
- 二酸化炭素で気温上昇には2つの現象
- 温室効果ガス
- ヒートアイランド現象
改善策
自然へのちょっとした配慮
正直、二酸化炭素の増加を止めることは無理です。
こんなに人類が世界規模で発展し、便利な世の中になっているわけですから。
止めれない事、二酸化炭素の増加で気温が上昇していることが科学的に証明されました。
ただ阻止は無理だけど、改善なら出来ます。
- クーラーの設定温度を少しだけあげる
- 夏はクールビズ
- クリーンエネルギーの活性化
- リサイクル
ほんのちょっとしたことが二酸化炭素増加の改善に繋がるんです。
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