はじめに
冬も終わりを迎えそうなこの時期に今年最大規模の大寒波がやってきています。
まだまだ暖かい布団と毛布が必須アイテムになりそうです。
ところで皆さんは毛布を布団の下に入れますか?それとも布団の上に敷きますか?
子どもの時からずっと布団の下に入れてる!
ネットで見たら布団の上にかけると書いてあったので上に敷いてます。
千差万別、正直色んな答えが返ってきます。
今回はこの毛布上下問題について深堀してみました。
結論
結論から書くと、
どちらも正解です。ただ快眠したいなら毛布の素材で上か下か選んだ方が良い
これが毛布上下問題の結論です。
毛布の素材
「毛布」と一言で言っても色んな素材ものが売られています。実はこの毛布の素材こそが毛布上下問題の重要なポイントなんです。
毛布の素材が化学繊維系だった場合、布団の上が正解です。
天然素材、例えば綿のような場合は、逆に布団の下に敷くのが正解です。
それぞれ見ていこう!
化学繊維
化学繊維は、吸水性と密閉性が劣ります。
吸水性
寝ている人間は汗をかきます。その汗を吸水してくれる役割をしない為、布団の中の湿度が上がり、快眠とは言えない寝苦しい環境になります。
密閉性
また密閉性も劣り、隙間が空きやすい為、保温性という観点からもマイナスになってしまいます。いくら温かい布団を上から敷いても毛布が隙間を作っては、熱がどんどん逃げていってしまいます。
天然素材(綿)
素材が天然素材(綿)の場合、化学繊維とは逆に吸水性と密閉性に優れています。
一方で、生地の繊維が細かくない為、体に巻きつけるのに適しなかったり手触りの良さの観点では化学繊維に劣ります。
快眠の条件
快眠の条件とは千差万別ですが、代表的なものを下記にあげたいと思います。
- 適度な保温
- 適度な湿度
- 肌触り
適度な保温
人間がリラックスできる温度は30度前後だと言われています。これは人肌と同じ温度です。
人間が発する熱を適度に保温できる布団環境を維持できるかが快眠への重要なカギとなります。
適度な湿度
人間が快適だと言える湿度は50%前後だと言われています。
人と密着する布団や毛布には、この湿度調整の役割を果たしてくれるかが重要です。
化学繊維の吸水・放湿力というのは、綿や羽毛の20〜120分の1と言われています。
肌触り
肌触りも人間が快眠になるための重要なポイントです。極論、ビニール袋をまとって寝るのと羽毛をまとって寝るのとでは、どちらがストレスがないかは歴然だと思います。
日本の歴史的背景になりますが、化学繊維の毛布が流行した理由に肌触りを追求した結果だと言われています。
さいごに
色々書きましたが、結論としては布団の上でも下でも正解です。
より布団と毛布の相乗効果を目指したいなら毛布の素材で上か下か選ぶといいでしょう。
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