今回の記事は、
iPhoneのマークアップ機能について紹介します。
2016年9月にリリースされたiOS 10で、初めてマークアップ機能が実装されました。
本記事は2024年に作成しているので、リリースされてから8年もの月日が経過していることになりますね。




もうすっかりおなじみな機能になったよね。
皆さんも日常で普通に使っていると思います。




私は簡単な手書きをマークアップで殴り書きして保存してるよ!




電車に乗る時刻に丸を付けて「この電車で帰る」みたいなLINEをよく送るかな




個人情報が写っているところを塗りつぶしで消してSNSにアップしたりするよ
ただ何となく使っている人が大半で、マークアップの機能を100%使いこなせている人は少ないのではないでしょうか?




確かに・・・。




・・・。




・・・正直ペンしか使ってない。
そこで今回は本記事だけでiPhoneのマークアップの使い方が全部まるっと100%理解できるように詳しく解説していきます。




実はさきほど夫が言ってた個人情報を塗りつぶして消す方法って透けて見えてしまう場合があり、大変危険なんです。そのことも併せて紹介します。
またリリースされてからいくつかの不具合が発生しています。現在は治ってますが、今後同不具合が起こらないとも限りません。
その時に同じ対処法が有効になるかは不明ですが知らないより知っていて損は無いので、過去の不具合についての対処法もセットで徹底解説します!




使い方や機能を忘れたらぜひこのサイトへ来て復習してくださいね。
iPhoneのマークアップ機能とは?



iPhoneのマークアップ機能とは、超簡単に言うと、画像に落書きができる機能です。
画像の上からペンで自由に線を引いたり、テキストを貼りつけることもできます。
蛍光ペンで画像の重要な文章に色付けし、図形を貼りつけることだって可能!
とにかく画像の上からいろんな編集ができるのがマークアップ機能です。
iPhoneのマークアップ機能が使えるフォーマット
iPhoneのマークアップ機能が使えるものとしては以下のツールがあります。
- スクリーンショットの画像
- 写真
- メール
- メモ
- フリーボードなど




かなりのアプリにマークアップって使えるんだね。




そうね。極論を言えば・・・。
極論、スクショすればどんな画面もマークアップが使える
スクショ画像もマークアップすることができます。iPhoneの画面って基本的になんでもスクショ可能になっています。(アマゾンプライムの映像など、一部規制されているものもある)
ということは、極論iPhoneに映る画面のほとんどがマークアップが使えるということになります。
- 【ホームボタンが無いiPhone】右のサイドボタンと左の音量+ボタンを同時押し
- 【ホームボタンがあるiPhone】右のサイドボタンとホームボタンを同時押し



iPhoneのマークアップ機能のアイコンについて



マークアップ機能のアイコンは「ペンのマークが丸で囲まれているアイコン」です。
これは違うメールやフリーボードなど、違うアプリでもマークは一緒です。なのでこのマークさえ覚えておけば、どのアプリを使ってもすぐにマークアップを見つけることができるでしょう。
※2024年2月25日時点では「ペンのマークが丸で囲まれているアイコン」で共通ですが、今後変更になる可能性はあります。






マークアップ機能で使える全ツール一覧



マークアップ機能の使い方の前に、使えるツールについて事前紹介しておきます。
こうすることで、マークアップの使い方を読んでいるときによりイメージしやすくなります。




難しい語句や高度な技術が必要なツールは無いので、気軽に読んでくださいね。
- 【書く】|ペン|細ペン|マーカー|鉛筆|モノライン(クレヨン)|万年筆|水彩画筆ペン
- 【消す】消しゴム
- 【編集する】なげなわ(選択ペン)
- 【直線を引く】定規
- 【色の編集】|カラー|グリッド|スペクトラム|スライダ|不透明度調整|スポイト
- 【オブジェクト】|ステッカーを追加|説明|テキストを追加|署名を追加|シェイプを追加(図形)
【書く】ツール一覧



最も使われるであろうマークアップ機能のツールです。これらはペンの書き跡こそ違いますが、操作方法は同じです。
- ペン
- 細ペン
- マーカー
- 鉛筆
- モノライン(クレヨン)
- 万年筆
- 水彩画筆ペン
ペン
マークアップツールバーの一番左に位置するペンのことです。
特に癖のないペンで、イメージとしては油性ペンのような質感をしています。
細ペン
ペンよりもさらに細い線が描けるペンです。マークアップツールバーの左から2番目に位置します。
細ペンもペン同様特に癖がありません。イメージは極細の油性ペンです。
マーカー
マークアップツールの左から3番目に位置するペンです。
このペンは蛍光ペンをモチーフにされています。直線だとペン幅は同じですが、曲線になると幅が急に細くなります。
イメージはもちろん蛍光ペンです。
鉛筆
マークアップツールバーの左から7番目に位置するペンのことです。
質感は鉛筆よりだと思います。若干にじむような感じがあります。線の外線の境界がにじんでまばらな質感です。
イメージは鉛筆です。ちなみにマークアップツールバーがこの鉛筆からいきなり飛んだ(マーカーが3番目だったのに鉛筆は7番目になった)と思います。
これは左から4番目に消しゴム、5番目に、なげなわ(選択ペン)6番目に定規が入ったためです。
モノライン(クレヨン)
モノラインとは日本語訳で、強弱のない線のことを指します。確かにマークアップのモノラインも強弱のない線をしています。ただ個人的に質感はクレヨンのような気がしています。なので本記事ではクレヨンとも表記します。
左から8番目にあります。
万年筆
マークアップツールバーの左から9番目に位置するのがこの万年筆です。
万年筆そのまんまのイメージ、質感をしています。
水彩画筆ペン
最後にマークアップツールバー左から10番目(右から1番目)にあるのが、この水彩画筆ペンです。
水彩画のような質感だし、黒色して不透明度を0にすると筆ペンのような質感にもなります。
※注意※ モノライン(クレヨン)、万年筆、水彩画筆ペンについて
iOS16.1のアップデートでモノライン、万年筆、水彩筆ペンがマークアップ機能に追加されました。
モノライン(クレヨン)から右側のツールは、マークアップツールバーを右へスクロールさせないと表示されない仕様になっているのでなかなか気づかれにくいです。




マークアップを開いた瞬間に出てくるマークアップツールバーには出てこないから、一瞬無いように見えるのよね。




僕のiPhone13proで試した結果だけど、横向きにしたとしても右にスクロールしないと出てこない仕様だったから、必ず右スクロールを忘れずにね!
【消す】ツール一覧



消すツール一覧としては、消しゴムのみです。一応なげなわ(選択ペン)でも消すアクションは可能ですが、どちらかというと削除や編集という意味合いがある為、ここでは別ツールとして除外しました。
- 消しゴム
消しゴム
その名の通り、何かを消す機能です。何かというのは、マークアップで追加したものを消す機能です。マークアップを使う素材(例えば家族の写真)自体で消したりすることはできません(家族写真の1人を消すなんてことはできません)
※注意※ 消しゴムで消せないマークアップツール
マークアップ機能でも以下のツールは消しゴムで消すことはできません。
- ステッカー
- テキスト
- 署名
- シェイプ(図形)




マークアップのペン関連しか消しゴムで消せないってことね
【編集する】ツール一覧



ネーミングが難しいし人によって呼び名が変わるのがこのなげなわ(選択ペン)です。点線ペンと呼ぶ人もいます。
本blogではなげなわ(選択ペン)と呼称します。
このなげなわ(選択ペン)はマークアップで追加したあらゆるツールに使うことができます。
なげなわ(選択ペン)の使い方
このなげなわ(選択ペン)の使い方はなげなわ(選択ペン)で囲んだマークアップで追加したツールの編集が可能になります。
手順の流れとしては以下の通りです。
- なげなわ(選択ペン)をタップする
- 編集したいツールをなげなわ(選択ペン)で囲む
- なげなわ(選択ペン)の点線ラインで囲まれた対象物をタップする
- ふきだしツールが出てきてそこから|カット|コピー|削除|複製|が選択できる
【直線を引く】ツール一覧



本物の定規のようにマークアップ内で直線を引くことができるツールです。
定規を出す
マークアップツールの中から定規アイコンをタップします
定規を消す
定規がすでに画面に出ているときに、マークアップツールの中から定規アイコンをタップします。
定規を移動させる
定規が画面に出ている状態で定規をドラッグして動かすと自由に移動させることができます。
定規の角度を変える
定規が画面に出ている状態で定規を2本指でドラッグして回転させると定規の角度を変えることができます。




定規を回転させると定規中央に今の角度は何度かの表示が出てくるよ!
定規を使って直線を引く
定規を使って直線を引く手順は以下の通りです。
- 定規を出します
- 線を引きたい角度や場所に調整します。
- 引きたいペンの種類をタップします
- 定規に沿った形で線を引くと定規に沿った直線を引くことができます。
※注意※ 定規を使うときの注意点
たまに定規が画面外へ移動してしまい、戻せなくなってしまうことがあります。
この場合はどうやっても定規を画面へ戻すことが無理なので、一度マークアップを終了(保存して終了)させて再度マークアップを立ち上げ、定規を出すと画面上に定規が出現します。
【色の編集】ツール一覧



ここではマークアップ内で追加したすべての色の編集を行うことができます。
- カラー
- グリッド
- スペクトラム
- スライダ
- 不透明度調整
- スポイト
カラー
カラーとはそのまんま色のことです。このカラーをどのような編集方法で色を決めていくかが次のツールたちになります。
グリッド
グリッドとは、日本語で格子という意味です、簡単に言うと四角形のピクセルのニュアンスです。
このグリッド機能でカラーを決める際は、グリッド(四角)でグラデーションのように用意された色から選んで色を決定します。
スペクトラム
スペクトラムの日本語訳は「範囲」です。カラーでのスペクトラムは虹色の範囲から自分が欲しい色を選んで決定します。
スライダ
スライダは日本語で「滑る」です。カラーでのスライダは色の三原色と言われる「レッド」「グリーン」「ブルー」のバーを使って色を決定します。3つのバーを左右にスライド「滑る」させることで赤味を強くしたり、青味を少なくしたりと編集することができます。
またスライダには色番号を入力することでダイレクトに色を出すことができる検索バー用意されています。
不透明度
簡単に言うと、マークアップ機能で追加したものの実態を透明にまで調整できるツールのことです。
不透明度バーの右に、不透明具合がパーセンテージで分かるよな表記があるので、半透明度合いを統一したいときにはこのパーセンテージで合わせると色むらが少なくなり統一感が出ます。
スポイト
スポイトツールをタップすると真ん中がマス目になった円が出てきます。




ドラゴンボールのドラゴンレーダーみたい!
この中央のマス目に自分が欲しい色が載っている場所を持って行くと、その色をカラーに反映してくれます。
【オブジェクト】ツール一覧



ここではオブジェクト系のツール紹介です。
オブジェクトとは、ペンで自由に書けるものと違ってある程度型のはまった要素として役割があります。
例えばステッカーでは、iPhoneに標準で入っている人のステッカーが用意されていますし、テキストでは決まったフォーマットに決まった形のテキストを使うことができます。
- ステッカーを追加
- 説明
- テキストを追加
- 署名を追加
- シェイプを追加(図形)
ステッカーを追加
続いてはオブジェクト系のツールの紹介です。
まずステッカーを追加では、iPhoneに標準装備されているステッカーを使うことができます。
またiOS17からより進化した自分で作れるステッカーも使えます。
説明
説明と書かれていてもあまりピンと来ないかもしれません。
ここでの説明とは、画像の説明を文字として入力し保存させておくことが可能なツールのことです。
正直ほぼ使うことはありません。
テキストを追加
ここはオブジェクトとしてテキストを追加することができます。
署名を追加
始めてこの機能を使うときは署名を書く欄が現れます。すでに署名を登録していれば、前回登録している署名を表示させることもできるし、さらに署名を追加・削除することができます。
シェイプを追加(図形)
オブジェクトとして図形を追加することができます。




次の章からいよいよこのツールを使ったマークアップ機能の使い方を紹介します。
マークアップ機能の使い方



まずはマークアップ機能が使える画面に行くまでの手順から紹介します。
冒頭の方でも紹介しましたが、とにかく「ペンが丸で囲まれているマークアップのアイコンマーク」さえ見つけてしまえばマークアップ画面にたどり着きます。
機能別!マークアップの立ち上げ手順
マークアップで使えるツールや方法が分かってもマークアップの立ち上げ方を知らないと使うことができませんよね。
そこでここでは各機能からマークアップの立ち上げ手順について深堀していきます。
スクリーンショットからマークアップを立ち上げる手順
スクショの場合は以下の手順です。
- スクショをとる
- 左下にとったスクショがポップアップされるのでタップする
- 右上にある「マークアップのアイコン」をタップ



写真アプリからマークアップを立ち上げる手順
以下の手順でマークアップ画面へ行きます。
- 写真アプリを開く
- マークアップを使いたい写真を選択
- 右上にある「編集」をタップ
- 右上にある「マークアップのアイコン」をタップ



メールアプリからマークアップを立ち上げる手順
メール本文にマークアップが使えます。
- メールアプリを開く
- 自分のメール本文をタップ
- キーボードの右にある「マークアップのアイコン」をタップ



メモアプリからマークアップを立ち上げる手順
メモ機能でもマークアップは使えます。
- メモアプリを開く
- メモを書く画面まで進む
- キーボードの右にある「マークアップのアイコン」をタップ



PDFからマークアップを立ち上げる手順
PDFの場合は下記の通りです。




PDFが一番簡単かも!
- PDFを開く
- 右下にある「マークアップのアイコン」をタップ



フリーボードアプリからマークアップを立ち上げる手順
割りと最近追加されたフリーボードアプリでもマークアップは使えます。
使いかたの手順は以下の通りです。
- フリーボードアプリを開く
- フリーボードが書ける画面まで進む
- 左下にある「マークアップのアイコン」をタップ



ツール別!マークアップを使いこなす
ここでは上記で紹介したマークアップのツールの使い方について深堀します。
ペンで書く手順
マークアップに用意されているペン系で実際に書いていくまでの手順を紹介します。




ペンの種類は違っても手順はすべて同じです。
- マークアップ画面を開く
- 下部にあるマークアップツールバーから使いたいペンをタップ
- 画面上で指(タッチペンなど)を動かせば、選択したペンで自由に書くことができる







ちなみに自分が選択したペンがきちんと選ばれているか確認するには、横に並んでいる他のペンと比べて上に高くなっていたら選ばれている証拠だよ!
ペンの太さ・不透明度を変更する手順
以下の通りです。
- マークアップ画面を開き、使いたいペンツールをタップ
- もう一度同じ使いたいペンをタップ
- ペンの太さとペンの不透明度を選択できる画面が出てくる
- 思った通りの太さ、不透明度で書けたら成功



ペンで滑らかな曲線・直線・図形を書く手順
ペンで書くときは手書きの為、どうしてもきれいな曲線や直線が書くことが困難です。
図形ともなればもっと手書き感満載のがたがたの図形ができるでしょう。
その為に定規ツールや図形オブジェクトがあるんですが、実はペンツールのみで滑らかな曲線や直線、図形までも書くことができます。
- マークアップ画面を開く
- 下部にあるマークアップツールバーから使いたいペンをタップ
- 手書きで自分なりに曲線、直線、図形を書いたままドラッグしておく
- iPhoneが自動で予測してなめらかな曲線、まっすぐな直線、図形を候補として表示してくれる
- 候補が気に入らなかった、違った候補でそれにしたくない場合は、ドラッグした指(タッチペン)をわずかに動かすと自分が書いた手書きの線が出てきます。






ピクセル消しゴムで消す手順
消しゴムで消す手順は2通りあります。そのうちのピクセル消しゴムはピクセル単位で消していく方法です。




簡単に言うと、なぞった部分が消える一般的な消し方ね
この方法も後述するオブジェクト消しゴムもあくまでマークアップでつけた線しか消すことができません。画像内容はもちろんマークアップ機能のオブジェクト(ステッカー|説明|テキスト|署名|シェイプ(図形))は消せないので注意して下さい。
手順は以下の通り。
- マークアップ画面を開く
- 下部にあるマークアップツールバーから消しゴムをタップ
- 消しゴムメニューに「ピクセル消しゴム」と「オブジェクト消しゴム」が出るので前者をタップ
- 画面上で指(タッチペンなど)を動かせば、ピクセル単位で自由に消すことができる



オブジェクト消しゴムで消す手順
オブジェクト消しゴムはピクセル毎ではなく、マークアップで付けた線などをワンタップですべて消すことができます。
上記でも書きましたが、マークアップの線だけ消せるだけです。画像の内容やオブジェクト(ステッカー|説明|テキスト|署名|シェイプ(図形))は消せないので注意して下さい。
- マークアップ画面を開く
- 下部にあるマークアップツールバーから消しゴムをタップ
- 消しゴムメニューに「ピクセル消しゴム」と「オブジェクト消しゴム」が出るので後者をタップ
- 画面上で指(タッチペンなど)を動かせば、ピクセル単位で自由に消すことができる



なげなわ(選択ペン)を使う手順
このなげなわ(選択ペン)の使い方はなげなわ(選択ペン)で囲んだマークアップで追加したツールの編集が可能になります。
手順の流れとしては以下の通りです。
- なげなわ(選択ペン)をタップする
- 編集したいツールをなげなわ(選択ペン)で囲む
- なげなわ(選択ペン)の点線ラインで囲まれた対象物をタップする
- ふきだしツールが出てきてそこから|カット|コピー|削除|複製|が選択できる



定規を使って直線を引く手順
定規を使って直線を引く手順は以下の通りです。
- 定規を出します
- 線を引きたい角度や場所に調整します。
- 引きたいペンの種類をタップします
- 定規に沿った形で線を引くと定規に沿った直線を引くことができます。



定規を使うときの注意点
たまに定規が画面外へ移動してしまい、戻せなくなってしまうことがあります。
この場合はどうやっても定規を画面へ戻すことが無理なので、一度マークアップを終了(保存して終了)させて再度マークアップを立ち上げ、定規を出すと画面上に定規が出現します。
カラーを選択する手順
マークアップツールのカラー(色)を選択する手順を紹介します。
- マークアップツールバーの右にある丸で色が囲まれているマークをタップ
- グリッド|スペクトラム|スライダ|スポイト|の中から使いたいツールを選んで色をタップするか一番下にある固定色をタップする
- 不透明度の度合いも調整する
- 右上のバツマークをタップしてカラーツールを解除する
- 選択した色になっていたら成功



グリッドを使ってカラーを選択する手順
- マークアップツールバーの右にある丸で色が囲まれているマークをタップ
- グリッドをタップする
- 使用したいカラーをグリッドの中から選びタップする
- 不透明度の度合いも調整し、右上のバツマークをタップしてカラーツールを解除する
- 選択した色になっていたら成功



スペクトラムを使ってカラーを選択する手順
- マークアップツールバーの右にある丸で色が囲まれているマークをタップ
- スペクトラムをタップする
- 使用したいカラーをスペクトラムの中から選びタップする
- 不透明度の度合いも調整し、右上のバツマークをタップしてカラーツールを解除する
- 選択した色になっていたら成功



スライダを使ってカラーを選択する手順
- マークアップツールバーの右にある丸で色が囲まれているマークをタップ
- スライダをタップする
- 使用したいカラーになるように色の3原色のバーを移動させて調整する
- 不透明度の度合いも調整し、右上のバツマークをタップしてカラーツールを解除する
- 選択した色になっていたら成功



スポイトを使ってカラーを選択する手順
- マークアップツールバーの右にある丸で色が囲まれているマークをタップ
- 左上にあるスポイトをタップする
- 一度カラーツールが解除され画面に戻る
- スポイトツールが出ているので中央のグリッドに自分が使いたいカラーを画面から探して充てるまでドラッグして動かす
- 再びカラーツールに戻り、スポイトツールで選択した色が反映されている状態になる
- 右上のバツマークをタップしてカラーツールを解除する
- 選択した色になっていたら成功



ステッカーを追加する手順
iPhoneに標準装備されているステッカーや、自分で作成したステッカーを追加することができます。
- マークアップツールバーの右にある+マークをタップする
- ステッカーを追加をタップする
- 使いたいステッカーをタップする
- ステッカーのオブジェクトが画面に出現するので調整してオブジェクト外(オブジェクトの周りを囲んでいる青い線以外の場所)をタップ
- その場所にステッカーが固定されて完了



※注意点※ 一度固定させてしまったら「なげなわ(選択ペン)」を使わないと編集することができません。
説明を追加する手順
- マークアップツールバーの右にある+マークをタップする
- 説明をタップする
- 説明内容を入力する
- 右上の完了をタップする



テキストを追加する手順
- マークアップツールバーの右にある+マークをタップする
- テキストを追加をタップする
- テキストのオブジェクトが画面に出現するので調整してテキスト外(テキストの周りを囲んでいる青い線以外の場所)をタップ



※注意点※ 一度固定させてしまったら「なげなわ(選択ペン)」を使わないと編集することができません。
テキストを編集する手順



テキストを追加する手順は他のオブジェクトツールと同じですが、テキストは加えてテキストの編集機能まで用意されています。テキストの編集機能とは以下のことが可能です。
- フォントの選択
- テキストのサイズ変更する
- テキストの揃え方を変更する
- テキストを太字にする
- テキストを斜体にする
- テキストに下線を引く
- テキストに取り消し線を追加する
- テキストの色を変更する
- マークアップツールバーの右にある+マークをタップする
- テキストを追加をタップする
- テキストのオブジェクトが画面に出現すると同時に下部の本来マークアップツールバーがある場所に、テキストを編集できるツールが出現する
- テキストを編集できるツールで調整が完了したら、画面のテキスト外(テキストの周りを囲んでいる青い線以外の場所)をタップ



※注意点※ 一度固定させてしまったら「なげなわ(選択ペン)」を使わないと編集することができません。
署名を追加する手順
署名を追加する手順は他のオブジェクトと同じですが、新しい署名を追加したり既存の署名を削除することもこの画面でできます
また1度も署名を作っていない場合は署名を作成するところから強制開始になります。
- マークアップツールバーの右にある+マークをタップする
- 署名を追加をタップする
- 【1つも署名が無い場合】新規署名を作成する
- 【既存の署名がある場合】既存の署名が表示されるのと署名を追加または削除する選択肢が出てくる
- 【新規署名を作成した場合】右上の完了をタップすると画面に署名が表示される
【既存の署名を選択した場合】画面に既存の署名が表示される
【署名を追加または削除する選択肢をタップした場合】署名の作成か削除できる画面へ移り、完了を押せば元の画面に戻る









※注意点※ 一度固定させてしまったら「なげなわ(選択ペン)」を使わないと編集することができません。
シェイプ(図形)を追加する手順
- マークアップツールバーの右にある+マークをタップする
- シェイプを追加をタップする
- 使いたいシェイプ(図形)をタップすると画面に表示される
- シェイプ(図形)を囲んでいる青い線外の画面をタップすると固定される



※注意点※ 一度固定させてしまったら「なげなわ(選択ペン)」を使わないと編集することができません。
オブジェクトを拡大・縮小する手順
オブジェクトにはオブジェクトの周りを四角い青線で囲まれています。
この四角い青線を使うことで拡大と縮小ができます。
- オブジェクトを囲んでいる青線の各端に丸い点があるのをドラッグする
- そのまま外に向かって動かすとオブジェクトを拡大することができる
- 希望する拡大サイズに伸ばせたらオブジェクトを囲んでいる青線外をタップし完了



- オブジェクトを囲んでいる青線の各端に丸い点があるのをドラッグする
- そのまま内に向かって動かすとオブジェクトを縮小させることができる
- 希望する拡大サイズに伸ばせたらオブジェクトを囲んでいる青線外をタップし完了



オブジェクトを回転させる手順
以下の手順でオブジェクトを回転させることができます。
- オブジェクトを囲んでいる青線の各端の対角をそれぞれダブルドラッグする
- そのまま回転させるとオブジェクトも回転する
- 希望する回転角度できたらオブジェクトを囲んでいる青線外をタップし完了



一度確定させたペンやオブジェクトを「なげなわ(選択ペン)」で編集する手順
一度確定させたマークアップツールは「なげなわ(選択ペン)」でいろいろと編集することができます。
少し手順が変わっているので以下に書き記します。
- マークアップツールバーから「投げ縄(選択ペン)」を選択
- 編集したいペンを囲む・編集したいオブジェクトはタップする・囲む
- 編集したいペン・オブジェクトの周りが点線で囲まれたら成功
- ペンの場合はペン箇所をタップすると編集選択ができる
- オブジェクトの場合は3つ点のマークが出るのでタップすると編集選択ができる






ペンの場合もオブジェクトの場合も編集内容は以下の通りです。
- カット
- コピー
- 削除
- 複製
塗りつぶしを透けさせる方法



マークアップ機能ではペンを使って画像の一部を塗りつぶすことができます。よくあるのが、SNSに写真を載せたいけど、一部個人情報が写っているので、「マークアップのペンで塗りすつぶして見えなくする」方法を使って載せるケースです。
一見すると塗りつぶされているので塗りつぶしで消えている元画像は見えないようになっています。
しかし実は写真アプリに標準搭載されている露出とコントラストを使って透けさせることができてしまうんです。




えっじゃあ世界中に個人情報を晒してしまっている状態ってこと?




この透けさせる方法を知っている人で、あなたの塗りつぶしの中身をどうしても読みたい!っていう人はするかもだけど、全員じゃないと思うよ。




透けさせる方法って今も有効なの?




2024年2月28日時点では有効だよ。別にバグってわけでもないしね。下に透けさせる方法を載せるから参考までに把握しておいてね。
- 写真アプリの編集画面を使う
- 露出を最大にする
- コントラストを最小にする







若干見えてる?
100%透けるわけでは無い
今回紹介した方法が透けさせる唯一の方法ですが、どの画像も透けさせることはできません。
個人的経験上あまり透けさせることに成功した方が少ないです。




じゃあマークアップ機能で個人情報など見られたくない情報を隠すことできないじゃん!




確実に隠すならペンじゃなくてオブジェクト(図形)を使うのよ!
透けないようにする対処法
透けないようにするにはペンではなくオブジェクトで隠せば完全に透けることは無くなります。
ステッカーや図形なんかが使い勝手がよくお勧めです。
- マークアップ機能のオブジェクトを出す
- 隠したい場所の上にレイヤーのようにして載せる
- 拡大してみて隠し漏れがないかチェック







今度は完全に見えないね!
過去に起こったマークアップ機能の不具合について



過去には以下のような不具合がマークアップ機能で発生しました
- マークアップが起動しない
- 定規が出てこない
マークアップ不具合への対処法
対処法としては以下を推奨します。
- iPhoneの再起動
- iOSのアップデート
- 次回のiOSアップデートまで待つ
- マークアップ機能を使っているアプリを消す
- Appleサポートへ連絡
iPhoneの再起動
iPhoneで最も手っ取り早く且つ、不具合が治りやすいのがこの再起動です。
マークアップ機能でも非常に有効なのでお勧めです。
iOSのアップデート
マークアップ機能はiOS10からリリースされました。当時はiOS10にしていないユーザーも多く、自分のiPhoneからマークアップ機能が見つからない!という意見が過去のSNSで散見されました。
iOS10の新機能なので、iOS10にしていないと機能も追加しません。
現在はiOS17.3.1が最新バージョンです。iOS14のときに、万年筆や水彩画筆ペンのような追加機能が増えた場合は、今後もiOS違いで不具合と思う人が一定数いるだろうと予測されます。
その時は自分のiOSバージョンを一度確認し、対応iOSになっているか調べてみましょう。
- 「設定」をタップ
- 「AppleID(一番上)」をタップ
- 「自分の端末(一番下あたりにあります)」をタップ
- 「バージョン」を確認



次回のiOSアップデートまで待つ
iOSのアップデートでは不具合の修正やセキュリティの追加など、新機能の追加以外のことも組み込まれています。(むしろそちらの方が多い)
前回のiOSからマークアップの機能に関する不具合があり、新しいiOSでも続けて不具合が治っていない場合があります。
この場合は自分だけじゃなく、ほかのiPhoneユーザーももれなく不具合が発生しています。
セキュリティや機能の修正に関しての応急処置は無く、次開催のiOSのアップデートで対策が入るのを待つしかありません。
マークアップ機能を使っているアプリを消す
一度バックグラウンドで開いているマークアップを削除するのも有効な場合があります。
- iPhone画面を下から上へスワイプ
- バックグラウンドで稼働しているアプリが表示されるので、マークアップを使っていたアプリを下から上にスワイプして削除する
まとめ



いかがでしたか?
マークアップ機能は簡単で便利な機能として長年Apple製品で愛されてきました。
途中のアップデートでは、新しいペンも追加されるなどして、今後さらに改良追加コンテンツが増える可能性もあります。
ツールの使い方・手順はそれぞれで微妙に違ったりしますが、基本的には似たような構成になっているので、習うより慣れろの精神でまずはいろいろと自分で試してみた方が身に付くかと思いますし、似た構成になっているのも体感できると思います。
マークアップ機能を使いこなしてもっと日々の生活を便利で豊かなものにしましょう!



コメント