今回の記事は、
RCSについて紹介します。
Appleが2024年の後半にRCSを導入する予定であることを表明しました。




RCSって何?




RCS導入したらどうなるの?




何か準備することってあるの?
RCSと聞いてピンとくる人は少ないと思います。
そこで今回は、初心者にもわかりやすくこのニュースについてかみ砕いで説明していきます。
- RCSのおかげでiPhoneとAndroidでのやり取りが快適になる
- RCS導入は2024年後半予定
- iMessageは無くならない予定
RCSとは?
RCSとは簡単に言うと、iMessage(SMS)の上位互換のメッセージサービスです。
電話番号さえわかればサービスのやり取りができます。サービスの内容も高画質なファイルの転送や位置情報の共有など、豊富に行うことができます。
唯一デメリットとして挙げられるのは、iMessageに比べてセキュリティが低いことくらいです。



RCSの語源
RCSとはリッチコミュニケーションの略称です。Googleを中心に利用者数が増加している次世代向けのサービスです。
RCSを採用している実例
日本でRCSを採用しているので有名なものに以下のサービスがあります。
- 楽天Link
- +メッセージ
楽天Link
楽天Linkは楽天モバイルが提供しているサービスです。
+メッセージ
+メッセージはキャリアの3社(ドコモ、ソフトバンク、au)が提供しています。わかりづらいですが、+メッセージはメールではありません。メールもキャリア3社が扱っていますが、あて先はキャリアのメール(@softbank.jpなど)になります。
+メッセージの宛先は電話番号です。



RCSの通信料
データ通信のみで利用可能です。その為Wi-Fi環境下では無料で利用できます。



RCSとiMessage(SMS)の違い
RCSと同じく電話番号でメッセージのやり取りができるiMessage(SMS)との違いとして以下があります。
- RCSは高画質なファイルの送受信が可能
- RCSはデータ通信料のみ
- RCSは既読通知機能付き
- RCSは位置情報の共有も可能
- RCSはタイピングインジケーター機能付き
RCSは高画質なファイルの送受信が可能
iMessage同士であれば写真の送信や位置情報の共有も可能です。
しかし相手がAndroidの場合はSMSと同じ扱いになってしまうため、データの送受信や位置情報の共有はできませんでした。
RCSは相手がiPhoneだろうがAndroidだろうが関係なく高画質のままファイルの送受信が可能です。
RCSはデータ通信料のみ
実はiMessageが対Androidの端末にメッセージを送る場合、70文字程度で3円ほど料金が発生しているのをご存じですか?
これはiMessageが特別というわけではなく、SMS自体がこの仕様です。つまりSMSはデータ通信以外にも料金が発生します。
一方RCSはデータ通信料のみなのでWi-Fi環境下では無料で利用することが可能です。
RCSは既読通知機能付き
LINEのようにRCSには既読通知機能があります。iMessageにも既読通知機能はありますが、SMSにはありません。
RCSは位置情報の共有も可能
iMessage同士だと位置情報の共有は可能ですが、SMSだとできません。RCSは位置情報の共有も可能です。
RCSはタイピングインジケーター機能付き
インジケーターとは相手が返信を入力してくれているときに、「今入力しているよ!」と分かるアニメーションやマークが表示されるツールのことです。
テキストベースのやり取りは電話とは違い、相手との歩調を合わせにくいですよね。インジケーターが表示されていると「今相手が書き込んでくれているので待っておこう。」という風にコミュニケーションをとることが可能です。
このインジケーターがRCSには搭載されています。
RCS導入のタイミングと社会的背景について
RCS導入のタイミング
Appleの表明によると、RCSを2024年後半に標準搭載する予定とのこと。
社会的背景について
実はAppleは結構前からGoogleやSamsungからRCS導入について圧力を受けていた背景があります。
Appleは「ユーザーからのRCS導入リクエストがない為、保留します」という形で、ずっとiMessageを中心に据えて運用していました。
ではついにユーザーからのリクエストの声が大きくなったのかというと、それ以上の問題が影響していると言われています。
EUのデジタル市場法(DMA)
EUのデジタル市場法(DMA)とは簡単に言うと、「独占するような影響力の大きい機能はみんなとシェアして使おうね」的な決まり事です。
DMAは、EU域内市場でIT大手による支配的な地位の乱用防止を目的に制定された新規則で、2022年11月1日に施行された。 ゲートキーパーと呼ばれる主要プラットフォームサービスの提供事業者には、多岐にわたる実施事項と禁止事項への順守が義務付けられる。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/09/23dbf3028c689817.html#:~:text=DMA%E3%81%AF%E3%80%81EU%E5%9F%9F%E5%86%85%E5%B8%82%E5%A0%B4,%E3%81%AE%E9%A0%86%E5%AE%88%E3%81%8C%E7%BE%A9%E5%8B%99%E4%BB%98%E3%81%91%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82
これに「iMessageが該当する可能性がある為調査する」というのが発表されたため、RCSを標準搭載するように方向転換を行ったのではないかと推測されています。
iMessageは無くならない
現時点ではRCS導入によってiMessageが無くなる予定はないとのことです。
RCS導入によってiMessageがどんな役割になっていくか、EUのデジタル市場法との関連も見ながら今後の動向に注目が集まります。



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