無印良品のリニューアルした「敏感肌化粧水」を旧品含め全成分比較した結果がすごい

無印良品のロングセラー品であるスキンケアシリーズ。

とりわけ化粧水・乳液に関しては圧倒的な人気を持っています。

その化粧水・乳液の「敏感肌シリーズ」が2023年9月に大幅リニューアルしました。約20年ぶりのリニューアルとなった大人気「敏感肌シリーズ」がどのように変わったのかを深堀・比較していきます。

無印良品の敏感肌シリーズとは？

無印良品の敏感肌シリーズとはどういうものなのか簡単に紹介します。

敏感肌シリーズの概要

無印良品の敏感肌シリーズとは、無印良品が2000年から販売をスタートしたシリーズのことで、化粧水や乳液を中心に様々な商品を展開しています。

コンセプト的には低刺激で天然由来の成分を多く含んだものを無印良品が掲げる「これでいい」と思わせる価格帯で販売するというものです。

人気シリーズとなっていて、多くのインフルエンサーが絶賛しています。

敏感肌シリーズの種類

敏感肌シリーズの種類としては以下があります。

• 化粧水
• 乳液・クリーム
• オールインワン
• プレ化粧水
• 美容液

敏感肌シリーズの特徴

低刺激を目的に作られた無印良品の敏感肌シリーズは、主に次の特徴を持っています。

• 香料不使用
• アルコールフリー
• 天然水

香料・アルコールがないことで刺激性の成分を最小限にしています。化粧水の主成分となる「水」は、天然水を使用し不純物が少ないのが特徴です。涙と同じpH値になっており、スキンケアにぴったりの成分です。

敏感肌化粧水の全成分比較

敏感肌化粧水の種類

今回比較した無印良品の敏感肌化粧水の種類は以下となっています。

• 化粧水　敏感肌用　高保湿タイプ【旧品】
• 敏感肌用化粧水　高保湿【リニューアル品】
• 化粧水　敏感肌用　しっとりタイプ【旧品】
• 敏感肌用化粧水　しっとり【リニューアル品】
• 化粧水・敏感肌用・さっぱりタイプ【旧品】
• 敏感肌用化粧水　さっぱり【リニューアル品】

敏感肌化粧水の全成分比較表

	化粧水　敏感肌用　 高保湿タイプ 【旧品】	敏感肌用化粧水　 高保湿 【リニューアル品】	化粧水　敏感肌用　 しっとりタイプ 【旧品】	敏感肌用化粧水　 しっとり 【リニューアル品】	化粧水・敏感肌用・さっぱりタイプ 【旧品】	敏感肌用化粧水　 さっぱり 【リニューアル品】
水	〇	〇	〇	〇	〇	〇
DPG	〇	×	〇	〇	〇	×
グリセリン	〇	〇	〇	×	〇	〇
PEG-32	〇	×	〇	×	〇	×
ジグリセリン（保湿効果）	〇	〇	×	×	×	×
グリコシルトレハロース	〇	〇	〇	〇	〇	〇
加水分解水添デンプン	〇	〇	〇	〇	〇	〇
ヒアルロン酸Ｎａ	〇	〇	×	〇	×	〇
アラントイン	〇	×	〇	×	〇	×
グレープフルーツ種子エキス	〇	〇	〇	〇	〇	〇
ポリクオタニウム-５１	〇	×	〇	×	〇	×
スベリヒユエキス	〇	〇	〇	〇	〇	〇
ＢＧ	〇	〇	〇	〇	〇	〇
フェノキシエタノール （防腐剤）	〇	×	〇	×	〇	×
ＰＣＡ-Ｎａ	〇	〇	〇	〇	〇	〇
クエン酸Ｎａ	〇	〇	〇	〇	〇	〇
クエン酸	〇	〇	〇	〇	〇	〇
ユーカリ葉エキス （肌荒れ防止）	×	〇	×	〇	×	〇
セラミドNP （うるおい成分）	×	〇	×	〇	×	〇
アラニン （うるおいアミノ酸成分）	×	〇	×	〇	×	〇
アルギニン （うるおいアミノ酸成分）	×	〇	×	〇	×	〇
グルタミン酸Ｎａ （うるおいアミノ酸成分）	×	〇	×	〇	×	〇
セリン （うるおいアミノ酸成分）	×	〇	×	〇	×	〇
プロリン （うるおいアミノ酸成分）	×	〇	×	〇	×	〇
グリチルリチン酸２Ｋ （肌荒れ防止）	×	〇	×	〇	×	〇
ペンチレングリコール （保湿効果）	×	〇	×	〇	×	〇
ＰＥＧ／ＰＰＧ／ポリブチレングリコール－８／５／３グリセリン （保湿効果）	×	〇	×	〇	×	×
エチルヘキシルグリセリン （保湿効果）	×	〇	×	〇	×	〇
ポリソルベート８０	×	〇	×	〇	×	〇
メチルグルセス－１０ （保湿効果）	×	×	×	×	×	〇

敏感肌化粧水の旧品とリニューアル品の違い

旧品に比べ、リニューアル品が変わったところは以下の通りです。

• 天然由来成分100%
• うるおい・保湿成分アップ
• 肌荒れ防止成分アップ
• フェノキシエタノールフリー
• スティングギングテスト実施済み
• 100%再生PET素材を採用

天然由来成分100%

リニューアル品はすべて原料を天然由来100%にしています。旧品もアルコールフリーや天然水を採用していましたが、一部は天然のものではありませんでした。リニューアル品は界面活性剤、精油、植物エキスも含めすべてを天然由来100%にしています。

うるい・保湿成分アップ

リニューアルした敏感肌化粧水は高保湿・さっぱりタイプともに「うるおい・保湿成分」が追加されています。セラミドと5種類のアミノ酸が追加され、美容関連の定番成分が豊富に配合される形になりました。

• セラミド
• アラン
• アルギニン
• グルタミン酸Na
• セリン
• プロリン

肌荒れ防止効果アップ

リニューアル品は肌荒れ防止効果のある成分が2種類追加されています。

• ユーカリ葉エキス
• グリチルリチン酸2K

2種類の成分ともに抗菌・抗炎症作用があると言われ、肌荒れ防止効果があります。

フェノキシエタノールフリー

フェノキシエタノールとは、防腐剤の1つです。この防腐剤は多くの製品に使用されているきちんとした成分ですが、敏感肌の方には稀に肌荒れを起こすリスクがあるようです。（ソース元：https://eijingukea.nahls.co.jp/）

その為敏感肌用シリーズには入っていないことに越したことはないと言えます。

スティングギングテスト実施済み

リニューアル品はスティンギングテストを実施しています。旧品も配慮がされていましたが、より安全性を考慮した形ですね。

スティングギングテストとは？

スティンギングとは、商品を使用した際に生じるピリピリ・ヒリヒリといった一過性の刺激感のことです。 『スティンギングテスト』とは、敏感肌の方を対象にした、かゆみやヒリヒリ感を評価する感受性テストです。 使用前と使用後の状態を、皮膚科医の立ち会いのもと確認します。

https://www.kao.com/jp/cosmetics_qa/detail/18090/

100%再生PET素材を採用

容器の素材が100％再生プラスチック（PET素材）のリサイクルボトルになりました。無印良品は「MUJI CYCLE」というリサイクル活動を行っています。MUJI CYCLEの対象店舗に使い終わったペットボトルを持っていけば、無料で回収してもらえます。回収されたペットボトルはリサイクル工場を経て、ポリエステル原料へリサイクルされます。

MUJI CYCLE活動について→https://www.muji.com/jp/ja/special-feature/other/recycle/

敏感肌化粧水のリニューアル品同士の違い

リニューアル品同士を比べると以下の4つの違いがあります。

• ジグリセリン
• ＰＥＧ／ＰＰＧ／ポリブチレングリコール－８／５／３グリセリン
• メチルグルセス-10
• 価格

ジグリセリン

ジグリセリンとは保湿成分の１つです。「敏感肌用化粧水　高保湿」のみに配合されています。

刺激性が少なく安全性も高いため、敏感肌アイテムに使用されることが多いです。

ＰＥＧ／ＰＰＧ／ポリブチレングリコール－８／５／３グリセリン

「敏感肌用化粧水　高保湿」と「敏感肌用化粧水　しっとり」の両方に配合されています。

この成分は「水溶性保湿油」と呼ばれる成分です。

油に水溶性を持たせることで「保湿しながらもべたつきが少ない」という特徴があります。

メチルグルセス-10

メチルグルセスとは保湿成分の1つです。「敏感肌用化粧水　さっぱり」のみに配合されている成分です。

とうもろこし由来のグルコースで、バランスよく保湿効果を与えます。

べたつかずサラッとした使用感が特徴です。

ソース元→https://www.ishampoo.jp/kaiseki/ingredients/28443

価格

「敏感肌用化粧水　高保湿」のみが他よりも200円高いです。これは旧品のときと同じ価格設定です。

• 敏感肌用化粧水　高保湿【990円】
• 敏感肌用化粧水　しっとり【790円】
• 敏感肌用化粧水　さっぱり【790円】

もっとお得に敏感肌化粧水シリーズを買う方法