今回は、
iPhoneの返金についての解説です。
皆さんはiPhoneで課金したものを、返金できることを知っていますか?




手続きが難しいんでしょ?




返金される条件がかなり厳しいんじゃない?




さすがにサブスクは無理なんじゃない?




手続き・条件ともに難しくないし、サブスクも対象だよ。
先にすべてのAppleの返金方法の流れをまとめた結論チャートを以下に載せます。
このチャートに従ってアプリの返金について解説していきます。







※100%返金できる方法はないことをご了承いただいた上で読んでいただけたら幸いです。
アプリ内の課金の種類



そもそもiPhoneアプリで課金といったらどんな種類があるでしょうか?
課金と言えば、以下の3つを思い浮かべるかと思います。
- 有料アプリ
- アプリ内課金
- サブスクリプション
有料アプリ
有料アプリとは簡単に言うと、アプリをDLするにはお金が必要になるアプリのことです。
例えば、2023年有料アプリランキング1位の「280 blocker」なんかは、DLするのに\800が必要になる有料アプリです。
有料アプリの定義では、とにかくDLにお金がかかることが有料アプリという位置づけです。
DL後にお金が掛からなかったり、追加機能でさらに課金したり、サブスクに入ったりなどDL後に何があろうと関係ありません。
とにかくDLにお金が必要になるアプリを有料アプリと呼びます。
↓下記は当ブログで紹介している無料アプリです。全部無料でDLできます。↓
アプリ内課金
アプリ内課金とはアプリ内で直接コンテンツやオプションを販売することができるツールのことを指します。
アプリ内課金は、DLが有料(有料アプリ)か無料かは関係ありません。
DLが有料でも無料でもとにかくアプリ内でお金がかかる販売を行っているかどうかでアプリ内課金と呼ばれるかが決まります。
またアプリ内課金があるアプリはあらかじめアプリストアで「アプリ内課金あり」と表記する必要があります。
例えば、以下の崩壊スターレイルというアプリはDLは無料です。ただアプリ内のガチャを回すために課金が必要になります。



サブスクリプション
サブスクリプションとは一定期間利用できる権利に対して料金を支払う仕組みを指します。
サブスクリプションはあくまで「定期購読・継続購入」を意味し、所有や購入とは違います。
サブスクリプションはよくサブスクと省略されて使われますよね。
例を出すと、YouTubeプレミアムやアマゾンプライムが該当します。



アプリ内の課金で返金の対象になる種類
上記で紹介した3つの課金の種類について、今回の返金と対象となるカテゴリは全て返金の対象になります。



返金の手順
返金方法の手順は全部同じです。
その為1パターンさえ覚えるだけでiPhoneのアプリ内返金についてはマスターできます。
iPhoneアプリ内の返金条件2つ



iPhoneアプリにおいて返金の条件は以下の2つです。
- 【条件①】90日以内の購入のもの
- 【条件②】善意の返金理由
いくら返金手順が分かっていてもこの2つの条件をクリアしていないと返金は不成立になります。
【条件①】90日以内の購入のもの
課金から90日以内で購入したものであれば返金する条件の1つを満たします。
【条件②】善意の返金理由
アプリ内で購入したものについては購入者側が必ず善意の場合であることが条件になっています。
善意の購入者とは以下のような場合です。
- 広告に騙されて購入してしまった
- 買うつもりがなかったのにほかの人が勝手に購入していた
- 紹介文とは違う内容のアプリで騙された
【補足】善意の返金理由はどこで必要になるのか?
この善意の返金理由は、後述する返金申請書の途中で入力する箇所があり、そこで必要になります。
【補足】善意のあいまいさと実情
善意と聞かれても「どのように証明するの?」と思う人もいると多いのではないでしょうか?
実際には、善意の線引きは難しい為、実情としてはあいまいな善意でも通ることが多い様です。
善意が通らないような人として、例えば何十回も返金申請をしている人であればブラックリストに掲載されて返金されないということがあるようです。ただこれも何十回も悪意などなく返金申請をしている可能性もある為、なんとも断言はしにくいです。
申請するのは無料なので個人的にはとりあえず返金申請を行ってみてもいいかもしれません。
iPhoneアプリ内の返金条件についてのポイント
まずは90日が経過しているかどうかを確認するようにしましょう。
返金条件で最も重要なのは、90日以内か以上かです。
もう1つの条件である善意か悪意かは判断が曖昧です。明らかな悪意が見られない限り決定打になり得ません。




善意・悪意の判断って難しい
iPhoneアプリ内の返金方法5つ






返金を行う方法は以下の5パターンあります。
- 【返金方法①】iPhoneから返金申請
- 【返金方法②】iTunesから返金申請
- 【返金方法③】Appleサポートから返金申請
- 【返金方法④】領収書メールから返金申請
- 【返金方法⑤】Appleサイト問題を報告する のURLから返金申請
【返金方法①】iPhoneから返金申請
iPhoneから返金する手順としては以下の通りです。












- 「設定」アプリをタップ
- 「Apple ID」をタップ
- 「メディアと購入」をタップ
- 「アカウントを表示」をタップ
- 「購入履歴」をタップ
- 返金したい「ご注文詳細」をタップ
- 「問題を報告」をタップ【※Appleサイト問題を報告する に飛びます】
- Appleアカウントでサインイン
- 「ご用件は何でしょうか?」の項目を「返金をリクエストする」に変更
- 「詳細を選択してください」を自分の返金理由に変更
- 「次へ」をタップ
- 返金したい履歴を選択し「送信」をタップ
【返金方法②】iTunesから返金申請
続いてiTunesから返金する手順です。
- 「iTunes」を開く
- 「アカウント」をクリック
- 「マイアカウントを表示」をクリック
- Appleにサインイン
- 購入履歴の「すべて見る」をクリック
- 返金したい履歴の「さらに見る」をクリック
- 「問題を報告」をタップ【※Appleサイト問題を報告する に飛びます】
- Appleアカウントでサインイン
- 「ご用件は何でしょうか?」の項目を「返金をリクエストする」に変更
- 「詳細を選択してください」を自分の返金理由に変更
- 「次へ」をタップ
- 返金したい履歴を選択し「送信」をタップ
【返金方法③】Appleサポートから返金申請
最後にAppleサポートから返金申請する手順です。
- 請求&サブスクリプション(登録、購読) をタップ
- 払い戻しリクエストを開始するをタップ【※Appleサイト問題を報告する に飛びます】
- Appleアカウントでサインイン
- 「ご用件は何でしょうか?」の項目を「返金をリクエストする」に変更
- 「詳細を選択してください」を自分の返金理由に変更
- 「次へ」をタップ
- 返金したい履歴を選択し「送信」をタップ
【返金方法④】領収書メールから返金申請
iPhone内で課金したり、サブスクの料金を支払ったりすると、必ず領収書がメールで送られてきます。
その領収書メールから返金する方法です。
- 領収書の「問題を報告する(課金)」をタップ【※Appleサイト問題を報告する に飛びます】
- Appleアカウントでサインイン
- 「ご用件は何でしょうか?」の項目を「返金をリクエストする」に変更
- 「詳細を選択してください」を自分の返金理由に変更
- 「次へ」をタップ
- 返金したい履歴を選択し「送信」をタップ
【返金方法⑤】Appleサイト問題を報告する のURLから返金申請
さいごはAppleサイトの問題を報告する の直URLから返金申請するパターンです。
上記で紹介した返金方法すべて結局このAppleサイトである問題を報告するで最後は申請を行っています。
そのため、初めから問題を報告する直のURLさえ知っていれば、iPhoneからでもパソコンからでもタブレットからでも返金申請することができます。
代表してiPhoneでAppleサイト問題を報告する のURLから返金申請する手順です。
- Appleサイト問題を報告する の直URLであるhttp://reportaproblem.apple.comを入力する
- Appleアカウントでサインイン
- 「ご用件は何でしょうか?」の項目を「返金をリクエストする」に変更
- 「詳細を選択してください」を自分の返金理由に変更
- 「次へ」をタップ
- 返金したい履歴を選択し「送信」をタップ
アプリ内の返金申請後の流れ



無事に返金申請ができた後の流れとしては以下のようになります。
- 返金申請完了
- 申請結果の通知
- 返金完了日
①返金申請完了
無事に返金申請が完了した状態です。
条件を満たしていなくても場合によって申請だけはできるパターンがある為、申請前には漏れや確認不足がないか注意する必要があります。
②申請結果の通知
申請後、2日(48時間)以内にAppleから返金の結果通知が届きます。
注意して欲しいのが、この連絡はあくまで結果のお知らせのみです。返金はまだ完了していません。
③返金完了日
返金が完了するまでに2点注意点があります。
- 結果通知後、2〜60日掛かること
- 決済方法で1.の日数が変化すること
1.結果通知後、2〜60日掛かること
返金OKの結果が通知できても最短で2日、最長で2ヶ月ほど待つことになります。
結果の通知の時に返金も完了していると思っていたら、返金されていないことに不安を感じると思います。そのため、返金が完了される為には後述する『2の決済方法』について確認し、返金完了されるおおよその目安を把握しておくことが大切です。
2.決済方法で、1.の日数が変化すること
返金したい元取引を自分がどのような決済方法で契約したかで返金が完了される時期の目安を把握することができます。
- 【アップルチャージ】2日以内
- 【クレカ】30日以内
- 【キャリア】60日以内
App store、App Storeのアプリ内購入システムを通じて請求されない購入について
簡単に言うと、Appleアカウントに関連つけられた購入履歴こそがAppleが返金に応じる可能性がある対象という話です。
2024年11月9日時点で、日本は欧州のようにApp Store以外からアプリのダウンロード等ができるようにはなっていません。
既に欧州はデジタル市場法(DMA)により必ずしもApp Storeを経由しなくてもダウンロードが可能になっています。
欧州の例で行くと、Appleが全く関与していないところでもiPhoneにアプリを入れることができます。
今まではあくまでAppStoreを経由していたため、返金申請をAppleにできていました。
これはあくまでApp Storeを経由していた為であり、DMAによりApp Store以外からダウンロードしたアプリに関してAppleは一切関与していませんよね。
この場合はそのアプリの開発者に返金請求を行うようにするそうです。
Appleがサポートしていない購入
Appleがサポートしていない購入というのは、文章にすると以下の場合になります。
- 欧州連合:代替アプリ配信を通じて購入されたアプリ、および代替アプリ配信を通じてインストールされたアプリ内で行われたすべての購入またはサブスクリプション
- App Store のアプリ内購入システムを使用しない外部購入機能を備えた App Store のアプリ
- アプリがウェブからインストールされた場合の Mac 用アプリ内での購入
開発者に返金について問い合わせするとき
Appleを経由しない時には開発者に直接返金請求を行うようAppleは主張していますが、具体的に文章にすると以下の場合になります。
- 最初に App Store からアプリをダウンロードし、App Store および App Store のアプリ内購入システム以外でも購入を行った場合は、開発者に連絡してください。
- 欧州連合の代替アプリ配信を通じてアプリを最初にダウンロードした場合は、アプリのダウンロード元を確認し、代替アプリマーケットプレイスまたはアプリの開発者に問い合わせてください。
https://support.apple.com/ja-jp/118126
返金申請の進捗状況を調べる方法
返金申請を提出しても無事に通過するかどうか気になりますよね。
そんな時は次の方法で返金申請の進捗状況を確認することができます。
- reportaproblem.apple.com にアクセスして、Apple Account にサインイン
- 「申請の状況を確認する」を選択します。
- 「保留中」をタップして状況の確認を行う
ただし「申請の状況を確認する」が表示されていない場合、処理中の返金申請はないということになります。
返金申請が通らないときの原因
iPhoneで返金申請を行うときに、通らなかったり、そもそもできない時があります。
そのような時の原因として次のようなことが考えられます。
- 請求が保留のまま
- 注文したアイテムの料金が未払い
- 領収書メールが届いていない
- App Storeを経由せず購入
- 支払い情報の更新が必要な場合
- 2回目の返金申請
【原因①】請求が保留のまま
デジタルで分かりにくいですが、アプリ内で何かを購入する場合は必ず「請求→支払い→領収書」という流れになっています。
ところが何かしらの理由によって支払いまで到達していない状態、請求が保留のままの状態だと、そもそもまだ支払ってすらいないことになりますよね。
この場合はそもそもまだ支払っていないため、返金申請ができるはずもありません。
繰り返しになりますが、返金できるかどうかはAppleアカウントに紐づいた購入履歴、つまり領収書が来ているかで判断できます。
【原因②】注文したアイテムの料金が未払い
原因①と同じく、何かしらの理由により支払いが完了していない時にはそもそも返金申請なんかできるはずありません。
【原因③】領収書メールが届いていない
Appleに返金申請ができるのは、必ずAppleアカウントに紐づいた購入履歴(領収書)が証拠になります。
領収書メールとは支払いが完了した状態、つまり返金申請ができる状態になっている証拠になります。
その領収書メールが届いていないとなると、単にメールの拒否などしていなければ支払いが止まっていることになります。
この場合は取引が未完了の為、当然ながら返金申請することはできません。
【原因④】App Storeを経由せず購入
日本はまだですが、EUなどDMAの動きによってApp Storeで購入しなくてもアプリやサブスクなどの取引ができます。
App Store以外で購入した場合Appleを全く経由しないことになる為、Appleは返金を受け付けません。
【原因⑤】支払い情報の更新が必要な場合
Appleでの支払いについて多くの方がクレジット等を登録していると思います。
このクレジットの更新が来ており、iPhone内の情報が古いままになっているとクレジットで引き落とすことができない状態になってしまっています。
この時は返金申請をすることができません。クレジット等の情報の更新後ならできるようになっている可能性が高いです。
【原因⑥】2回目の返金申請
一度返金申請が通ったものを再度購入し、それに対し再度返金申請を行う行為は禁止されており、返金が通らない原因になります。
iPhoneの返金に関するよくある質問
ここではiPhoneの返金に関するよくある質問を紹介します。
- 返金方法ってどんな形でお金が戻ってくるの?
-
支払ったときの方法と同じ支払い方法で返金されます。
- 実際に返金されるタイミングはいつ?
-
支払い方法によって変わります。
- ストアクレジット:Apple Account の残高に返金が反映されるまで、最長で 48 時間
- キャリア決済:明細に返金が記載されるまで最長で 60 日間
- クレジットカード、デビットカード、Apple Pay、Apple Cash、その他すべての支払い方法 – 明細に返金が記載されるまで最長で 30 日間
- 一度返金してもらったけど、再度購入してみてこれも返金できる?
-
できません。返金対象外です。
最後に
返金方法を紹介してきましたが、冒頭でも書いたように条件を満たしていても100%返金できるとは限りません。逆に返金が難しくても状況次第で返金がOKになる時もあります。
大切なのは、返金という救済方法があることを知っておくことです!






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