はじめに
今回は、
iPhoneで黒帯を作って動画をシネマ風にアレンジするについての解説です。
iPhoneで撮影している時にシネマ風な動画に編集したいと思ったことはありませんか?
特に一瞬でシネマティックになれる『黒帯』を自分の動画に付けれたら最高ですよね?
今回はそんな希望を簡単に叶える方法をCanvaを使って紹介します。
↓今までのCanva過去シリーズも良かったらご覧ください!
Canvaで作る理由
Canvaで作る理由は、汎用性の高さです。有料版ですが、背景を透明化させる方法も備わってるし、何より1億点以上の素材があるのも魅力的です。
また今回はレイヤーとしての黒帯を作成します。レイヤーとして作るのは、どんな動画でも使える為ですが、Canvaならサクサク作れるのはもちろん、素材でアレンジも簡単です。
【動画編集】Luma Fusion
今回私が使用する動画編集アプリはLuma Fusionというアプリを使用します。
私の夫もYouTubeの動画を作る時に使っているアプリです。
今回使用するのは、iPhone版ですが、iPad版と同じ機能が使える優れものです。iPhoneの動画編集アプリの中では非常に多機能でお勧めのアプリです。
過去に動画編集アプリについて記事にしてます。よければこちらもどーぞ!
冒頭でも書いたように、基本構造は同じなので皆さんが愛用している他の動画編集アプリでも可能かと思います。
黒帯を動画に付ける方法
まず黒帯を動画にどうやってつけるかの種明かしから発表します。
黒帯を付ける方法は、
レイヤー機能を用います。
レイヤーとは?
レイヤーとは、表示したいものが2つ以上ある時に、表示したい重なりのことです。
これと同じ要領で、
この2つをレイヤーとして重ねると、、
このように黒帯が映像と重なって、まるで映画のワンシーンのようなシネマティックに変貌を遂げました。
まとめると、
黒帯のレイヤー画像をCanvaで作成し、動画編集アプリで自分の動画レイヤーと重ねてシネマ風な黒帯を演出させる
のが今回の目的です。
黒帯を作る
それでは早速黒帯を作成していきましょう。
【1】黒帯の幅をスクショする
一般的なシネマの黒帯は横:縦=2.35:1です。ただこの数字になるようにiPhoneの画面を測るのはめんどくさいので黒帯のスクショを取ります。
【2】Canva(YouTubeサムネサイズ)に広げる
YouTubeのサムネサイズである(1280✖︎720)を用意して、そこにスクショした画面を綺麗に広げます。
CanvaのYouTubeサムネタグを選択して選んでも良いし、カスタム作成から作っても大丈夫です。
【3】黒帯部分に黒の四角形を重ねる
綺麗にキャンパスにスクショ画像を広げたら、上から黒の図形で黒帯部分を綺麗に整地します。大きさを自由に変更できる四角形がお勧めです。
すでにスクショ部分で黒帯が表示されてるのになんで上から被せるの?
この後の作業で黒帯部分以外の映像部分を透明化します。その際に、黒帯と映像部分の境界線が曖昧だと綺麗に透明化することができないためです。
境界線と透明化
黒帯の境界線は綺麗な直線てなくては見栄えが悪いです。境界線が曖昧なままだと、直線部分にむらが出来てしまい、綺麗な黒帯が完成しません。
そして冒頭でスクショを出来るだけ単色にして欲しかったのも、この透明化にする為です。いろんな色が混じった賑やかや映像でスクショを撮っておくと、透明化がとても大変です。できれば一般的なグリーンバック色が望ましいです。
【4】中の映像を透明化する
Canva 有料版を利用している人は、エフェクト→背景リムーバで中身を切り抜くことが出来ます。
※Canvaのアプリは自動透明化なので、うまく透明化できない時があります。これは ios16で iPhone自体に入った切り抜き機能も同様です。
万が一自動で上手に切り抜くことができなかったら、下記のアプリをお勧めします。詳細は関連記事からどーぞ!
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【5】Luma Fusionでレイヤー化し動画レイヤーと重ねて完成!
動画編集アプリ(Luma Fusion)に完成した黒帯をインポートします。インポートしレイヤー化した後、黒帯化したい動画と重ねて完成です。
【注意点】画像の保存はPNGで!
画像の保質はPNGで保存する事を強くお勧めします。理由は完成までに何回か画像の保存を行う為です。画像は繰り返し保存するとどんどん劣化してしまいます。jpgなどはその代表格です。一方PNGは何度保存しても劣化する事はありません。その分データ量が重くなりますが、画像1枚、しかも黒一色の画像なので大したデータサイズにはなりません。
【注意点】実は黒帯には種類がある
黒帯には実はいくつか種類があります。基本は冒頭でもお話しした2.35:1の割合に合わせて黒帯が出来上がります。しかし、アナモルフィックレンズという特殊レンズを用いてウルトラワイドスクリーンという超ワイドな映像を作る場合もあります。その比率、2.8:1です!さらにシネマっぽさを演出することができます。
ちなみに一眼カメラ用のアナモルフィックレンズは10万円以上はする高額なものですが、iPhone用のものは1万円以内で購入することができます。
iPhone用のアナモルフィックレンズについては過去や私の夫のYouTubeであげてます。
最後に
黒帯作成にはいろんな方法がある
今回はCanvaで紹介しましたが、色んな方法があります。Lume Fusion を使うなら映像の上下をトリミングしてカットする方法でも黒帯を作れます。さらにそっちの方が簡単だったりします。
Canvaで作った理由
冒頭でも説明したようにCanva.の方法を説明したかというと、それは汎用性の高さと自由度のメリットがあるからです。
トリミングだとその映像のみしか適用されませんし、映像の上下が直接なくなるので自由度も低いです。例えば、ちょうど見切れる所に被写体があった時は、残念なことに映像使用をあきらめるしかありません。・
一方 Canvaでレイヤーを作っておくと、どの映像にも適用できます。他の勤画編集アプリにも使えるので汎用性が高いです。
また、通常だと黒帯によって見切れる箇所に核写体があっても、映像を移動させたり、黒常の幅を調整したりして、映像を使う自由度が高いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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