今回の記事は、
iPhoneのハッキング(乗っ取り)対策について紹介します。
突然ですが、自分のiPhoneがハッキング(乗っ取り)されたことはありますか?
そもそもどこを確認すればいいの?
iPhoneって安全なんでしょ?ハッキングされるの?
こういった声をよく耳にします。
本記事ではこういった「よくある声」に応えながら、誰もができる確認方法を紹介します。
有料アプリなどは一切使いません。完全無料で確認できる方法のみを集めました。
ハッキング(乗っ取り)とは?
そもそもハッキング(乗っ取り)とはどういう意味でしょうか?
ハッキングとは、
ではiPhoneがハッキング(乗っ取り)の状態だと、ハッカーはどんなことが可能なのでしょうか?
次章で解説します!!
iPhoneでハッキング(乗っ取り)された状態とは?
ハッキング(乗っ取り)された状態では、次のような事が起こりえます。
- 見放題
- 変え放題
- 買い放題
見放題
ハッキング(乗っ取り)したiPhoneの中身を自由に見ることができてしまいます。
写真や連絡先、位置情報など、あたかもその持ち主が使っているかのようになんでも見ることができてしまいます。
変え放題
パスワードやメールアドレスを勝手に変更することも可能です。
これによって、本来の持ち主がログインしたりメールを見ることができなくなってしまいます。
買い放題
もし本来の持ち主がiPhoneに決済情報を入れていたら、買い物までできてしまいます。
いきなり金額の大きい決済などしたらカード会社が気づいて本来の持ち主に連絡してストップすることもあります。
しかし、少額で決済されていた場合、カード会社も気づかないケースもあります。
ハッキング(乗っ取り)されたかどうか確認する方法11選
それでは実際に確認する方法を紹介します。
- 勝手に操作されていないか確認する
- 勝手に遠隔ロックされていないか確認する
- 通信量が急激に増加してないか確認する
- 電池残量の減りの速さを確認する
- iPhoneにダウンロードしていないアプリなどがないか確認する
- Apple IDでサインインしているデバイスを確認する
- 有料コンテンツを勝手に購入されていないか確認する
- マイクやカメラを使ってないのに緑や橙色のランプが付いていないか確認する
- 身に覚えのないアカウントのログイン通知が届いていないか確認する
- ログイン履歴を確認する
- 脱獄されていないか確認する
1.勝手に操作されていないか確認する
自分が操作していないのにもかかわらず、iPhoneのアプリが起動したり、シャッター音が鳴ったりした場合、ハッキング(乗っ取り)されている可能性があります。
ただ画面が汚れていたり、古い機種が原因でiPhoneが誤作動で動いた場合もあるので一概にハッキング(乗っ取り)とは言えません。
- iPhoneが意図しない挙動をしていないか確認する(誤作動の場合あり)
2.勝手に遠隔ロックされていないか確認する
自分がやっていないのに、「iPhoneを探す」機能の遠隔ロックがされていたらハッキング(乗っ取り)されている可能性があります。
ハッカーによってApple IDが乗っ取られてしまうと「iPhoneを探す」機能を悪用され、自分のiPhoneが突然遠隔ロックされてしまいます。
解除して欲しければ金銭を支払うように要求してくる、脅迫型の攻撃を受ける可能性もあります。
ロック状態になったら、本来の持ち主は解除の方法がありません。
- 勝手にiPhoneが遠隔ロック状態になる
3.通信量が急激に増加していないか確認する
ハッキング(乗っ取り)されていると、外部との通信が必要になる為、自ずと通信量が上がるため、通信量が短期間で急激に多くなっていないか確認する必要があります。
通信量の確認方法はiPhone内で確認する方法と、各キャリアのマイページで確認する方法の2種類があります。
前者の方法は、リセット期間を自分で行う必要があります。例えば最後にリセットしたのが1年前だった場合、データ量の確認期間は1年間になります。
その為直近の通信量を確認するのは後者をおすすめします。後者は各キャリアの締日から計測されている場合がほとんどなので直近のデータを確認することができます。
- 設定
- モバイル通信
- 現在までの合計で確認
- 各契約キャリアのマイページでデータ通信量の確認をする(ex.ソフトバンク)
4.電池残量の減りの速さを確認する
急にiPhoneの電池持ちが悪くなったらハッキング(乗っ取り)されている可能性があります。
ただiPhoneの電池は経年劣化として電池持ち(パフォーマンス)が悪くなる為、一概にハッキング(乗っ取り)と言えません。
個人的には、「昨日に比べて急に減りが速くなった」と言ったような、異常な電池持ちの悪さの時にのみ疑えばいいかと思います。
- 設定
- バッテリー
- バッテリーの状態と充電
- 最大容量
5.iPhoneにダウンロードした覚えのないアプリが入ってないか確認する
ハッキング(乗っ取り)には専用のアプリを入れて遠隔操作する場合が多いです。
その為、ハッカーは、ハッキング(乗っ取り)したiPhoneに専用のアプリを入れる必要があります。
そこで、自分が入れた覚えがないアプリが入っていないか調べることで、ハッキング(乗っ取り)されているかどうか確認することができます。
- 「設定」アプリのアプリ一覧から探す
- ホーム画面から探す
- Appライブラリから探す
6.Apple IDでサインインしているデバイスを確認する
自分のApple IDでログインしている端末を確認する方法があるのを知っていますか?
例えば古いiPhone2台にも今使っているiPhoneと同じApple IDでログインしていた場合、次の手順で進むと今使っているiPhoneに端末が出てきます。
- 「設定」アプリ→「Apple ID」→1番下の端末一覧
この端末一覧に見覚えのない端末が出てきていたらハッキング(乗っ取り)の可能性があります。
これはハッキング(乗っ取り)された場合は、Apple IDとそのパスワードも知られている可能性があり、それによってハッカー側の端末がログインされ、結果自分のiPhoneに知らない端末がログイン状態になっているというのが理由です。
7.有料コンテンツを勝手に購入されていないか確認する
購入した覚えがない購入履歴が残っていた場合、ハッキング(乗っ取り)されている可能性があります。
- 設定
- メディアと購入
- アカウントを表示
- 購入履歴
8.マイクやカメラを使ってないのに緑や橙色のランプが付いている
カメラや録音機能など、iPhoneのカメラ、マイク機能を使うツールを使っていないのにもかかわらずiPhone上部に緑や橙色の点ランプが付いていた場合、ハッキング(乗っ取り)されている可能性があります。
iPhoneユーザーの人で、iPhone上部に緑や橙色の点ランプが付いているのを見たことがあると思います。
これは、iPhoneのカメラとマイクが起動している時につく正常な動作です。
- 緑の点ランプ→カメラ、カメラとマイク
- 橙の点ランプ→マイク
これがカメラとマイクを使っていないのにも関わらず点灯していた場合、盗聴や盗撮されるおそれがあります。
またこちらも古い機種だと不具合で点灯しっぱなしの状態になることもある為、一概には言えません。
- カメラやマイクを起動していないのに、緑や橙色のランプが付いていないか確認する
9.身に覚えのないアカウントのログイン通知が届く
iCloudやFaceTimeの通知が突然届いた場合はハッキング(乗っ取り)されている可能性があります。
理由はiCloudやFaceTimeの仕様にあります。
これらは自分が使用している端末以外からログインしようとした場合に通知が届くようになっています。
確認方法としては、通知一覧に上記の通知が来ていないか確認するしかありません。
- iPhoneの通知、メール一覧からログインに関するものがきていないか確認する
10.ログイン履歴を確認する
ログイン履歴が出るアプリを確認して、自分がログインしていない時間にログインされていたらハッキング(乗っ取り)されている可能性があります。
- ログイン履歴の残るツールでログイン時間を調べる
11.脱獄されている
iPhoneが勝手に脱獄されている場合、ハッキング(乗っ取り)されている可能性があります。
脱獄することで、自由に遠隔用のアプリや魔改造を行うことができる為、勝手に脱獄されていたと言うことがあるようです。
設定から脱獄されているか確認することができます。
- 設定
- 一般
- 情報
- iOSバージョン(脱獄しているとiOS表記になっていない)
ハッキングされた時の対処法4選
次にハッキングされてしまった時の対処法を4つご紹介します。
- 怪しいアプリを削除
- 決済情報が保存されているIDとパスワードを変更する
- Apple IDを変更する
- 初期化する
1.怪しいアプリを削除
もし身に覚えのないアプリがあったり怪しいアプリをダウンロードしてしまった・勝手にダウンロードされていた場合は、そのアプリを削除することでハッキング(乗っ取り)に対処することができる場合があります。
ただし、どの悪用アプリにも効果があるわけではありません。
効果があるのは、「アプリ自体に遠隔操作や情報窃取能力をもったアプリ」のみです。
色んなタイプの悪用アプリがありますが、例えば「ウィルスをインストールさせるためだけのアプリ」を削除してもハッキング(乗っ取り)の対処にはなりません。
この場合は他の方法でハッキング(乗っ取り)に対処します。
2.決済情報が保存されているIDとパスワードを変更する
iPhone内に決済情報を保存している人も多いと思います。
もしハッキングされたと分かったら、早急にIDとパスワードを変更し勝手に決済されないように対処することができます。
購入履歴を確認して身に覚えのない取引があれば変更するのはもちろん、取引がなくてもハッキング(乗っ取り)されたと感じたら変更しておいた方がいいでしょう。
- 設定
- メディアと購入
- アカウントを表示
- 購入履歴
つまり、ハッキングされたと感じたら、決済IDとパスワードを変更するべし!ってことね。
3.Apple IDを変更する
不正サインインされないように、Apple IDも変更しておく必要があります。
Apple IDの不正サインインについての詳細は過去の記事で紹介しています。
4.初期化する
iPhoneを初期化することでハッキング(乗っ取り)に対処できます。
初期化されると工場出荷時の状態となり、全てのデータが削除される為、ハッキングで入れたアプリや読み取ろうとした個人情報なども全て消えてなくなります。
初期化する前に必ず必要なデータだけバックアップしておくようにしましょう。
初期化したら、必要なデータも全て消去されてしまいます。
- 設定
- 一般
- 転送またはiPhoneをリセット
- 全てのコンテンツと設定を消去
ハッキングさせない為の防止策11選
さいごにハッキングさせない防止策を11個紹介します。
- 2段階認証を積極的に採用する
- 脱獄しない
- サードパーティアプリをなるだけインストールしない
- 詐欺メールに引っかからない
- 不用意にリンクをタップしない
- iOSを最新バージョンにする
- VPNを利用する
- 不用意に警告画面をタップしない
- 不審なフリーWiFiに接続しない
- 不審なカレンダーイベントを触らない
- アプリの位置情報をできるだけオフにする
1.2段階認証を積極的に採用する
2段階認証が用意されているサービスがあれば積極的に使っていきましょう。
これでかなりの防止策になります。Apple IDだと2ファクタ認証と言います。
2.脱獄しない
iPhoneの色んなリミッターを外してしまう『脱獄』を行わないようにしましょう。
脱獄とは?
iPhoneのプログラムを改変してAppleの許可を受けていない非公式のアプリや機能を使えるようにできてしまうことです。
App storeを経由しなくてもアプリが取れたり、自由度が高いですが、Appleからのサポートを受けられなくなります。
それだけでなく、セキュリティの高いApp storeを経由しないでDLすることで、ハッキング(乗っ取り)用のアプリをDLする確率が高くなる為、大変危険です。
もちろん『脱獄』をAppleは認証していませんし、今後違法行為に成りかねない大変危険な行為ですので、ハッキングに関係なく行わないことをおすすめします。
- 設定
- 一般
- 転送またはiPhoneをリセット
- 全てのコンテンツと設定を消去
3.不必要なサードパーティアプリをインストールしない
防止策を優先するには、やたらとサードパーティアプリをDLしないことをおすすめします。
サードパーティとは?
出典:indeed.com
IT分野で使用される「サードパーティ製品」とは、ある製品と互換性のあるオリジナルではない製品を指します。
サードパーティアプリでも安心安全なアプリは多数存在します。そして何よりサードパーティアプリは純正よりも使い易いケースも多いです。
ただ忘れてはならないのは、サードパーティアプリとはあくまで、非純正のアプリケーションだということ。
その為、ハッキングウィルスなどを忍ばせるのには絶好のツールです。
サードパーティアプリをDLする時は、安全かどうか一度調べてみることをおすすめします。
4.詐欺メールに引っかからないよう情報を収集する
詐欺メールに引っかからないようにしましょう!といっても、年々メール内容が巧妙化されており、本物と区別がつかないものもあるため、気をつけていても難しい場合があります。
なので、怪しいと思うメールがきたら慌てず情報収集を行うようにしましょう。
詐欺メールは大量にばら撒くので、同じ境遇の人が複数人いる場合がほとんどです。
その中には、ネットや SNSを使って注意喚起してくれている人もいます。
ネットの情報は間違っている場合もあるため、複数回検索してみてより精査した情報で詐欺メールか判断したほうがいいでしょう。
不用意にリンクをタップしない
上部で説明した詐欺メール含め、怪しいと感じたリンク先をタップしないようにしましょう。
リンクをふむことによって、詐欺サイトへ飛ばされて情報を抜かれハッキング(乗っ取り)の被害に遭うケースがあります。
どうしてもふむ必要がありそうな時は、上部で説明した「詐欺メール」と同じように調べて情報を精査し判断しましょう。
iOSを最新バージョンにする
iOSを最新バージョンにしておくことで、セキュリティ対策になりハッキング(乗っ取り)されにくくなります。
理由はiOSのバージョンアップの中に必ずといっていいほど、セキュリティ(脆弱性)の修正が含まれるからです。
VPNを利用する
VPNを利用することで安全にインターネットを利用することができます。
ただVPN自体も複数あり、有料版も多い為、自分に合ったVPNを利用するようにしましょう。
VPNってなんだったっけ?という人は下記のサイトがおすすめです。↓
不用意に警告画面をタップしない
インターネットを使っていると、突然警告画面が出ることがありますよね。
それらの警告画面はニセモノの場合がほとんどなので、不用意にタップしたり個人情報を入力しないようにしましょう。
もちろん本物もあるのでしっかり調べて見極める必要があります。
不審なフリーWiFiに接続しない
世の中にはフリーでWiFiを提供しているところがあります。
ほとんどの場合は安全ですが、中にはハッキング(乗っ取り)目的で飛ばしているものもある為、不用意にフリーWiFiに接続しないようにしましょう。
一度WiFiに接続すると、次回以降も電波を拾ったら接続しようとするiPhoneの仕様がある為、初めの接続時の見極めが必要です。
不審なカレンダーイベントを触らない
iPhoneの中のカレンダーアプリの予定欄に不審な予定が入っていることはありませんか?
そのほとんどが情報窃取やハッキング(乗っ取り)目的なので絶対にタップしないようにしましょう。
アプリの位置情報をできるだけオフにする
アプリには位置情報を許可するかどうかを聞かれることが多いと思います。
許可しないと使えないようなアプリであればしょうがないですが、そこまで位置情報が必要出なければ、できるだけ許可をオフにしておく方がいいです。
これは実際にハッキング(乗っ取り)された場合に位置情報から自分の位置がハッカーにバレてしまうため大変危険だからです。
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