今回の記事は、
iOS17.4について紹介します。
日本時間で2024年3月6日の夜中にiOS17.4のアップデートがリリースされました。
日本では2024年3月6日の夜中にリリースされました。
私は寝てて、4時ころ目が覚めたときに来ていたので、午前0時から4時までのどこかで来ています。
前iOS17.3.1は2024年2月8日ころに来たので、1か月ぶりくらいののアップデートとなりました。
この記事では、アップデート内容の紹介を中心に誰にでもわかりやすく解説していきます。
▼同日にリリースされたiOS16.7.6とiOS15.8.2の内容は下記から▼
【結論】iOS17.4まとめ
先にiOS17.4について結論から簡単に書くと以下の通りです。
- 絵文字の追加
- ウィジェット時計の追加
- ApplePodcastで歌詞やインタビュー内容の文字起こしがそれぞれの言語で可能になった
- music認識で見つけた曲をいろんなところに追加可能になった
- Siriで英語とかも読み上げれるようになった
- 盗難デバイスの保護の欠点と言われた点が追加修正された
- Appstoreから購入履歴が確認できるようになった
- (iPhone15シリーズのみ)バッテリーの状態の表示位置が変更された
- (EUのみ)他ストアからアプリのダウンロードが可能になった
- 「さがす」機能で連絡先の写真が空白になるのが修正された
- デュアルSIMを使用しているときの不具合が修正された
- 4個の脆弱性の修正が行われた
- 4個のうち、2個は既に悪用された可能性のあるゼロデイ脆弱性だとわかった
iOSとは?
そもそもiOSって何?
人間で例えると、頭脳部分のことよ。iPhoneのOSなのでiPhoneの頭脳部分という意味ね。
iOSとはアップルが開発しているOS(オペレーティングシステム)のことを指します。
OSとはコンピュータの頭脳部分です。
OSが優秀だと計算処理や画像の読み込みが速くなります。同時タスクをこなしてもコンピュータが重くならないのもOSが優秀なおかげです。
OSのiPhone版で「iOS」と言います。
つまりiOSとはiPhoneの頭脳部分ということです。
iOS17.4の追加・新機能
ここからはiOS17.4の内容について深堀します。
冒頭で簡単に書きましたが、改めてiOS17.4の追加・新機能を見ていき深堀していきます。
以下がiOS17.4の追加・新機能です。
- 絵文字の追加
- ウィジェット時計の追加
- ApplePodcastで歌詞やインタビュー内容の文字起こしがそれぞれの言語で可能になった
- music認識で見つけた曲をいろんなところに追加可能になった
- Siriで英語とかも読み上げれるようになった
- 盗難デバイスの保護の欠点と言われた点が追加修正された
- Appstoreから購入履歴が確認できるようになった
- (iPhone15シリーズのみ)バッテリーの状態の表示位置が変更された
- (EUのみ)他ストアからアプリのダウンロードが可能になった
絵文字の追加
以下の新しい絵文字が追加されています。
- キノコ
- 不死鳥
- ライム
- 切れた鎖
- 首を振っている顔
また18個の人と身体の絵文字に左右のどちら側も向いているオプションも追加されています。
まぁ使える絵文字が増えたってことね。
絵文字
引用元:【Apple公式】iOS17.4
- 絵文字キーボードで、キノコ、不死鳥、ライム、切れた鎖、首を振っている顔の新しい絵文字が使用可能
- 18個の人と身体の絵文字に左右のどちら側も向いているオプションを追加
ウィジェット時計の追加
ウィジェットの時計について2種類追加されています。
- 都市名とデジタル表示
- 都市I
時計ウィジェットのバリエーションが2つ追加されたって感じ。
ApplePodcastで歌詞やインタビュー内容の文字起こしがそれぞれの言語で可能になった
ApplePodcastで英語などの歌詞やインタビューの内容を、テキストに文字起こししてくれるようになりました。
洋楽が好きな人は、歌詞をテキストに文字起こしして見ながら聞くことができますし、翻訳機能でどういった歌詞の意味をしているのか?インタビューやエピソードでは何が書かれているのかが、ApplePodcastだけで可能になります。
Apple Podcast
引用元:【Apple公式】iOS17.4
- 文字起こし機能により、英語、スペイン語、フランス語、およびドイツ語でオーディオと同時にテキストがハイライト表示されエピソードを追うことが可能
- エピソードをテキストですべて読んだり、単語や語句で検索したり、タップしたところから再生したり、テキストサイズ、コントラストを上げる、VoiceOverなどのアクセシビリティ機能を使用したりすることが可能
music認識で見つけた曲をいろんなところに追加可能になった
ざっくりいろんなところと書きましたが、正確には以下のコンテンツに追加が可能になりました。
- Applemusicのプレイリスト
- ライブラリ
- ApplemusicClassical
引用元:【Apple公式】iOS17.4
- ミュージック認識で、見つけた曲をApple Musicのプレイリストやライブラリ、Apple Music Classicalに追加することが可能
Siriで英語とかも読み上げれるようになった
今までは英語など日本語以外をSiriに読んでもらうときはうまくいかないことがありましたよね。
それがiOS17.4できちんと読んでくれるように設定できるようになりました。
これは以下の手順で設定する必要があります。使うのはiPhoneの「設定」アプリです。
- 「設定」アプリをタップ
- 「Siriと検索」をタップ
- 「Siriでメッセージ送信」をタップ
- メッセージ読み上げと書かれた「言語を追加」をタップ
- 英語(アメリカ合衆国)をタップ
これで先ほどの「言語を追加」のところに英語(アメリカ合衆国)と表記が出てきます。
読み込むのにパーセンテージが出てきますが、100%になれば完了です。
引用元:【Apple公式】iOS17.4
- Siriに、対応している言語で受信したメッセージを読み上げる新しいオプションを追加
盗難デバイスの保護の欠点と言われた点が追加修正された
前々回のiOS17.3で新機能として追加された「盗難デバイスの保護」機能について追加修正が加えられました。
早々に見つかった「盗難デバイスの保護機能」の欠点
盗難デバイスの保護機能が新規追加された時に以下の記事内容を読んで重大な欠点があることを知りました。
記事内容を簡単に言うと、盗難デバイスの保護機能をオンしておくと、iPhoneが「よくいる場所」と登録した場所発動しないことになっています。
例題でみる「盗難デバイスの保護機能」本来の機能
例えば、あなたが盗難デバイスの保護機能をオンにした状態で初めて訪れるスターバックスに行ったとしましょう。
初めて来るのでまだiPhoneの「よくいる場所」に登録されていません。
そこであなたのiPhoneが盗まれる事件が発生しました。その時に「盗難デバイスの保護機能」が発動。
大事なiPhoneの設定、例えば盗んだ犯人が紛失モードをオフにしようとします。これは盗まれた後にあなたからiPhoneを探させないようにする為です。
オフにしたときに、生体認証(FaceID)が必要になります。
目の前にいるあなたを押し付けて無理やり生体認証を解除されます。ここで「盗難デバイスの保護」機能の出番です。
「盗難デバイスの保護機能」はこのような重大な変更をよくいる場所以外で行うときは、一度生体認証(FaceID)を行い1時間経過してから再度生体認証(FaceID)をしないと解除できなくしてしまいます。
犯人は紛失モードをオフにする画面にはいかず1時間待った後、再度あなたの顔で認証を通らないといけなくなります。
これが盗難デバイスの保護機能の役割です。
しかしこの「よくいる場所」が重大な欠点だと言われていました。
例題で見る「盗難デバイスの保護機能」の欠点
なぜかというと、iPhoneが盗まれる場所で「よくいる場所」に登録されている時が多く、肝心な時に「盗難デバイスの保護機能」が発動しないというもの。
「よくいる場所」には自動でiPhoneが登録するんですが、引用記事によると1時間滞在した場所でも「よくいる場所」に登録されていたとのこと。
つまり「盗難デバイスの保護機能」でさらにセキュリティが強化されたんですが、肝心のときに発動しないという欠点があったのです。
iOS17.4で追加修正された「盗難デバイスの保護機能」の内容
これに対し、今回の追加修正で発動条件を「普段いる場所」と「常に」という選択肢を増やしました。
これで「普段いる場所」でもそうじゃなくても「常に」に設定し「盗難デバイスの保護機能」をオンにしてさえすれば、発動することとなります。
- 「設定」アプリをタップ
- 「FaceIDとパスコード」をタップ
- 「盗難デバイスの保護」をタップ
- セキュリティ継続が必要の欄から以下が選択可能に
- 「普段いる場所から離れているとき」
- 「常に」←NEW!!
盗難のデバイス保護機能のオンオフの手順
- 設定をタップ
- Face IDとパスコードをタップ
- 盗難デバイスの保護をオンオフ
自宅など「よくいる場所」にiPhoneが判断したところを確認する方法
- 「設定」をタップ
- 「プライバシーとセキュリティ」をタップ
- 「位置情報サービス」をタップ
- 「システムサービス」(一番下にあります)をタップ
- 「利用頻度の高い場所」をタップで確認できます
生体認証(Face ID)の表示が出る操作
- 紛失モードのオフ
- iPhoneを使用しての新しいデバイスの設定
- iCloudキーチェーンに保存されたパスワード・パスキーの閲覧と使用
- すべてのコンテンツと設定を消去
- Safariの自動入力(クレカ)
- Apple Cardの新規申し込み
- Apple Cardの表示
- Walletで特定のApple Cashアクションの実行
引用元:【Apple公式】iOS17.4
- “盗難デバイスの保護”がすべての場所でセキュリティを強化するオプションに対応
Appstoreから購入履歴が確認できるようになった
今までの購入履歴がAppstoreから確認することが可能になりました。
以下の手順で確認することができます。使うのはAppstoreアプリだけです。
- 「App store」アプリを開く
- 右上にある自分のアイコンをタップ
- 「購入履歴」をタップ
- 生体認証(FaceID)をクリアしたら自分の購入履歴にたどり着く
(iPhone15シリーズのみ)バッテリーの状態の表示位置が変更された
これはiPhone15シリーズのみですが、バッテリー状態の表示位置が変更されました。
バッテリー状態の表示位置は「設定」アプリで確認することができます。
今までは以下の手順でバッテリー状態の確認ができました。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- バッテリーと書かれた項目に以下の情報が表記されていた
- 製造日
- 最初の使用
- 充放電回数
これが以下の場所に移動されましたという内容です。
いかに変更された箇所への手順を紹介します。使うのは「設定」アプリのみです。
- 「設定」アプリをタップ
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態」をタップ
引用元:【Apple公式】iOS17.4
- iPhone 15とiPhone 15 Proの機種で、“設定”の“バッテリーの状態”にバッテリーの充放電回数、製造日、および最初の使用を表示
(EUのみ)他ストアからアプリのダウンロードが可能になった
これはEUのみなので日本は関係ないんですが、いずれ日本にも来る可能性があるので番外編として紹介します。
今回のiOS17.4でEUではAppstoreで必ずしもアプリをダウンロードしなくてもよくなりました。
今までAppleでアプリをダウンロードするには、必ずAppstoreでダウンロードする必要がありました。
Androidは必ずGooglePlayからダウンロードする必要が無く問題になっていなかったのですが、Appleの独占的な市場になるだとか、手数料が大きいとかなんやらでAppstoreだけでしかダウンロードできない仕様を変更しろ!とEUを中心に言われ続けていました。
今回それが実現する形となりEUではiOS17.4から自由にダウンロードがiPhoneで可能になりました。
個人的な意見なんですが、Appstoreでしかダウンロードできない仕様のおかげでApple製品はセキュリティが高いと言われてきた一因でもあり、あまり今回の仕様変更は少し怖いです。
つい先日、iPhoneで初めてトロイの木馬が発見された事件がありました。
これ逆に言うと、今まで一度もトロイの木馬に感染されなかったというセキュリティの高さがあったんだとも捉えられますよね。
現在日本はまだAppstoreだけでしかアプリをダウンロードすることができませんが、今後日本も解除された場合、個人でしっかりハッキングや乗っ取り対策を心得ておく必要があると個人的に思います。
iOS17.4の不具合修正
続いてはiOS17.4で行われた不具合の修正についてです。
以下の通りとなりました。
- 「さがす」機能で連絡先の写真が空白になるのが修正された
- デュアルSIMを使用しているときの不具合が修正された
引用元:【Apple公式】iOS17.4
- “探す”で連絡先の写真が空白になる問題を修正
- デュアルSIMを使用している場合に電話番号が主回線から副回線に変更されてメッセージの送信先グループに表示される問題を修正
「さがす」機能で連絡先の写真が空白になるのが修正された
いままで「さがす」機能で連絡先の写真が空白になるバグがありましたが、これが修正されました。
デュアルSIMを使用しているときの不具合が修正された
この不具合について具体的に書くと以下のような不具合があっていました。
デュアルSIMを使用している場合に電話番号が主回線から副回線に変更されてメッセージの送信先グループに表示される問題
引用元:【Apple公式】iOS17.4
この問題が解決されたようです。
デュアルSIMとは?
ちなみにデュアルSIMというのは、簡単に言うと2個のSIMカードを使っているiPhoneのことを指します。
1つは物理的なSIMカード、もう1つはeSIMと言われるデジタル上のSIMカードを同時に使う状態がデュアルSIMです。
もしくは2枚ともeSIMでもデュアルSIMは成立するわ
使えるiPhoneの機種は以下の通りです。
- iPhoneⅩR
- iPhoneⅩS
- iPhone11シリーズ
- iPhone12シリーズ
- iPhone13シリーズ
- iPhone14シリーズ
- iPhone15シリーズ
- iPhoneSE(第3世代)
iOS17.4のセキュリティ修正
ほぼ毎回行われる脆弱性のセキュリティ修正が4つ来ています。
- 4個の脆弱性の修正が行われた
- 4個のうち、2個は既に悪用された可能性のあるゼロデイ脆弱性だとわかった
注目してほしいのはその4つのうち、2つがすでに悪用された可能性のあるゼロデイ脆弱性だということです。
なのでできるだけ早めのアップデートをお勧めします。
2024 年 3 月 5 日発売
追加の CVE エントリも近日公開予定です。
アクセシビリティ
対応機種:iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響:アプリが機密の位置情報を読み取ることができる可能性がある。
説明: プライバシーの問題は、ログ エントリのプライベート データ編集を改善することで解決されました。
CVE-2024-23243: ルーマニア「チューダー ヴィアヌ」国立コンピューター サイエンス高校のクリスティアン ディンカ
カーネル
対応機種:iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響: 任意のカーネル読み取りおよび書き込み機能を持つ攻撃者は、カーネル メモリ保護をバイパスできる可能性があります。Apple は、この問題が悪用された可能性があるという報告を認識しています。
説明: メモリ破損の問題は、検証を改善することで解決されました。
CVE-2024-23225
RTキット
対応機種:iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響: 任意のカーネル読み取りおよび書き込み機能を持つ攻撃者は、カーネル メモリ保護をバイパスできる可能性があります。Apple は、この問題が悪用された可能性があるという報告を認識しています。
説明: メモリ破損の問題は、検証を改善することで解決されました。
CVE-2024-23296
Safari プライベート ブラウジング
対応機種:iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響:ロックされたプライベートブラウズが有効になっている場合、タブグループの切り替え中にユーザーのロックされたタブが一時的に表示される場合がある。
説明: 状態管理を改善することで、ロジックの問題が解決されました。
CVE-2024-23256: オーム コタワデ
引用元:【Apple公式】Appleのセキュリティアップデートについて iOS17.4
iOS17.4の不具合
配信直後ということもあってか、今のところ不具合の報告を見つけることができませんでした。今後出てきた場合にはこちらに追記する形で報告させていただきます
iOS17.4のアップデート方法
iOSのアップデート方法は以下の通りです(画像一部が違うiOSの部分がありますが方法は同じです)。
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ
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