(2023/01/26追記)iOS12.5.7について深掘りした記事を掲載しました!合わせて読まれるとかなり理解度が増すと思います。↓



今回は、
iOSについての解説です。
本日一般向けにiOS16.3がリリースされました。
新しい壁紙が入ったり、緊急通報の方法が変わったりと前回(iOS16.2)のようにアプリが入ったりしたわけではありませんが予想以上のアプデだったようです。
※前回のiOS16.2で追加されたフリーボードやAirDropについての過去記事はこちら!↓↓









早速日本でもアプデが完了した声がSNS上で多く見られる中、こんなtweetを見かけて、思わず二度見しました。
iOS12.5.7きた! pic.twitter.com/QyfNUL6Fw2
— M (@p_x9) January 23, 2023




ん?タイムスリップしたかな??
タイムスリップでもなく現在行われていることです。さらに、
iPhone7
— おさむ (@osamu_76) January 24, 2023
ios15.7.3 アップデート完了!
ios16対応機種に買い替える気がますます遠ざかってきた… pic.twitter.com/yZpEE31LKc




何がオコッテイルンダ?
なんと本日、iOS16.3リリースと同時に上記で書いた昔のiOSのアプデもリリースされました!
これの何が凄いかというと、今回アプデ対象の最古参機種は、今から10年前に発売された iPhone5sだということです。
「どんだけ昔のサポートまでしてくれるんだApple!」と思いました。
ただ同時に3つのiOSがリリースされてしまい、混乱している人も多いはずです。




iOS12.5.7?




15.7.3?




iCloud?iOS?なんだったっけ?
そこで今回はこのiOSの違いなど、初心者にも分かりやすく図解もふまえて解説していきます。
iCloudについての解説記事は下記から↓



iOSとは?



簡単にiOSの紹介をします。
iOSとは、Appleが開発および提供する、iPhoneとiPod touch向けのモバイルオペレーティングシステムである。
Apple HPより引用
要は LINEを送受信したり、ネットで動画を視聴したりと、iPhoneの基本動作を司る心臓部分のことをiOSと呼びます。
定期的なアップデートによりセキュリティの強化やアプリの追加など、グレードアップていきます。
今回はそのiOSのお話です。
iOS12.5.7とは?
iPhone5s〜 iPhone6Plusまで使用されていたiOSの最新バージョンのことです。 iPhone以外にもiPadシリーズ、iPod touchの第6世代なども対象です。
iOS12.5.7のリリース日
2023年1月24日
iOS12.5.7の対象機種一覧



iOS12.5.7のアップデート内容
悪意を持って作成されたWebコンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性があります。Appleでは、iOS15.1より前にリリースされたバージョンのiOSで、この脆弱性が悪用された可能性があるという報告を把握しています。
ステート処理を強化し、型の取り違え(type confusion)の脆弱性に対処しました。
Apple HPより引用
iOS12.5.7のアップデートを一言で言うと、
セキュリティ強化のアップデート
だった訳です。
【さらに詳しく】対処した脆弱性について
このアプデで対処された脆弱性の種類は下記の1点です。
- CVE2022-42856




CV。。E?45?よくわかんない・・
分かりやすく表現すると、
乗っ取られる危険性がある
脆弱性だった訳です。
現にアップデート詳細にも記載があるように「悪用された可能性がある」確認がされたとのことです。
Apple側は事態を深刻に考え、本来サポートを終了しているiOS12シリーズも急遽アップデートをリリースしたという訳です。
iOS12.5.7について詳しく調べました↓



iOS15.7.3とは?
iPhone6s〜 iPhone7シリーズまで使用されていたiOSの最新バージョンです。こちらもiPadシリーズの1部、iPod touchは第7世代が対象機種です。
iOS15.7.3のリリース日
2023年1月24日
iOS15.7.3の対象機種一覧



現時点で iPhoneは14まで発売されていますが、 残りのiPhone8〜 iPhone14シリーズまでは後述するiOS16.3が対象となります。




iOS15.7.3のアップデート内容
Kernel:アプリが機密性の高いカーネル 状態をリークできる可能性があるバグ修 正
Apple HPより引用
Kernel:アプリがカーネル権限で任意の コードを実行できる可能性があるバグ修 正
Mail Exchange:Exchange:アカウン トから電子メールを転送するときに、引 用された元のメッセージが間違った電子 メールから選択される可能性があるバグ 修正
Maps:アプリがプライバシー設定をバイ パスできる可能性があるバグ修正
Screen Time:アプリがユーザーの連絡 先に関する情報にアクセスできる可能性 があるバグ修正
iOS15.7.3もiOS12.5.7と同じく、
セキュリティ強化のみのアップデート
です。
後述するiOS16.3のような追加要素は無しです。
iOS 12.5.7とiOS15.7.3の違い
セキュリティ強化という点では両者は同じです。ただ厳密に言うとセキュリティ強化の内容が違います。
【もっと知りたい!】脆弱性(CVE2022-42856)に対処したタイミング



今回(2023年1月24日)iOS12.5.7でセキュリティ強化されたものは脆弱性(CVE2022-42856)です。
iOS15.7.3はこのセキュリティを、iOS15.7.2(2022年12月13日前後)の時に行っています。
後述するiOS16.3はiOS16.1.2(2022年11月30日前後)の時に強化が入っています。
iOS15.7.3でのセキュリティ強化に関する脆弱性CVEは以下のとおりです。
- CVE2023-23500
- CVE2023-23504
- CVE2023-23498
- CVE2023-23503
- CVE2023-23505
iOS16.3とは?
iPhone8〜最新の14シリーズまでが対象となるアップデートです。こちらはiphoneのみが対象となります。
iOS16.3のリリース日
2023年1月24日
iOS16.3の対象機種一覧



iOS16.3のアップデート内容
上記で説明したセキュリティ強化に加え、色んな機能が追加されています。(以下追加機能)
このアップデートには、以下の機能強化とバグ修正が含まれます:
- 黒人歴史月間を記念して黒人の歴史と文化をたたえる新しいユニティの壁紙
- iCloud用の高度なデータ保護により、エンドツーエンドの暗号化で保護されるiCloudデータのカテゴリが、iCloudバックアップ、メモ、写真を含む合計23種類に拡大し、クラウドでデータ漏洩が起きた場合でも情報を保護することが可能
- Apple ID用のセキュリティキーを使用すると、新しいデバイスでの2ファクタ認証によるサインイン時に物理的なセキュリティキーがないとサインインできなくなり、アカウントのセキュリティを強化することが可能
- HomePod(第2世代)に対応
- 緊急SOSで意図しない緊急通報を防ぐために、サイドボタンと、上下どちらかの音量ボタンを長押ししてから放す操作が必要
- フリーボードで、Apple Pencilまたは指を使って描画した筆線が共有ボードに表示されないことがある問題を修正
- ロック画面の壁紙が真っ黒になることがある問題に対処
- iPhone 14 Pro Maxのスリープ解除中に横線が一時的に表示されることがある問題を修正
- “ホーム”のロック画面ウィジェットにホームAppの状況が正確に表示されない問題を修正
- Siriがミュージックのリクエストに正しく応答しないことがある問題に対処
- CarPlayのSiriへのリクエストが正しく認識されないことがある問題を解決
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できない場合があります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
iOS15.7.3とiOS16.3の違い
前者はセキュリティ強化のみ、後者はセキュリティ強化に加え新機能の追加という違いになります。
さらに被っている部分もありますが、セキュリティ強化に関しても厳密には内容が違います。
iOS12.5.7とiOS16.3の違い
前者はセキュリティ強化のみ、後者はセキュリティ強化と新機能の追加いう違いになります。
セキュリティの強化という点では同じですが、セキュリティ強化の内容は被っていません。
前者のセキュリティ強化に関する脆弱性(CVE2022-42856)はiOS16シリーズでは、iOS16.1.2(2022年11月30日前後)の時に強化が入っています。
- CVE2023-23499
- CVE2023-23519
- CVE2023-23500
- CVE2023-23502
- CVE2023-23504
- CVE2023-23498
- CVE2023-23503
- CVE2023-23512
- CVE2023-23505
- CVE2023-23511
- CVE2023-23496
- CVE2023-23518
- CVE2023-23517
【余談】Bluetoothキーボードのショートカットキーが復活
アップデート情報には書かれていませんが、今回のiOS16.3でiPhoneで使用するBluetoothキーボードのショートカットキーの1部が復活しました。
復活したショートカットキーは文字サイズを変更するキーです。私が愛用している iPhone・iPad専用のBluetoothキーボードだと、
cmd+「-」「+」
です。
私が使っているキーボード↓






実は前回のiOS16.2では使用が出来ない状態でした。その前のiOS16.1では使えていたので、困っていましたが、今回のアプデで復活しています。
私はiphoneでBluetoothキーボードを愛用する為、大変ありがたいアプデでしたw
iOS12.5.7とはなんだったのか?
上記で説明した脆弱性CVE2022-42856がiOS12シリーズでも悪用されていることがきちんと確認されたからです。
実はiOS12シリーズはサポートが終了しており、本来ならアップデートはされない予定だったはずです。それをAppleが脆弱性の内容を非常に重く受け止め(正式にはGoogleの脅威分析チームからの報告を受け)イレギュラーという形でセキュリティ強化を行なったという経緯でした。
リリース日が同じの為、全く同じセキュリティ強化内容だと勘違いしそうですよね。
この様な脆弱性な点を狙われると一般人は全く歯が立ちませんよね。
また自分の端末が悪用されているかすらわからないのが現状です。
そこで自分たちでも確認できるセキュリティの確認方法(盗撮・盗聴)を過去記事で紹介しています。



よくあるQ&A
- iOS12.5.7とiOS15.7.3の違いは?
-
対応機種が全然違います。アプデ内容は目的としては同じセキュリティ強化のみで一緒なんですが、内容は異なります。
- 3つのiOSの違いは?
-
違いは大きく2つあります。対象機種の違いとアプデ内容です。前者は3つとも対象機種が被りません。後者のアプデ内容はiOS16.3のみ、新機能の追加や変更が追加されたことだけ違います。セキュリティ強化のアプデは3つとも同じです。ただ厳密には、セキュリティ強化内容は3つとも全く同じではありません。
アップデート方法
iOSに違いはありますが、3つともアップデート方法は共通です。












最新バージョンになっていた場合、下記のような画像になります。



まとめ【iOS】12.5.7・15.7.3・16.3
内容 | 12.5.7 | iOSiOS 15.7.3 | iOS 16.3 |
---|---|---|---|
対象機種 | 5s/6/Air/mini2/mini3/touch6 | 6s/7/SE/Air2/mini4/touch7 | 8/X/11/12/13/14/SE2/SE3 |
リリース日 | 2023年1月24日 | 2023年1月24日 | 2023年1月24日 |
【アプデ内容】緊急通報の変更・新壁紙などの追加機能 | |||
【アプデ内容】セキュリティ強化 |



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