今回の記事は、
iOS17について紹介します。
WWDC(2023/06/06)で発表があってから早3ヶ月、ついにiOS17(2023/9/19)がリリースされました!
大型アップデートにより、多くの新機能が追加、または後日追加予定になっています。
その中から便利で使える新機能を分かりやすく簡潔に解説しています。
当ブログで詳しく解説したiOS17関連の記事はこちらから!
※今回紹介する新機能の中には、日本で未実装のものも含まれます。
iOS17の対応機種早見表
iOS17よりiPhone8/Ⅹが対象から外れました。そのほかの情報は下記の表どおりです。
iOS17対応機種一覧 | iPadOS17対応機種一覧 |
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iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max iPhone XS / XS Max iPhone XR iPhone SE(第2世代以降) | iPhone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro MaxiPad Pro(第2世代以降) iPad Air(第3世代以降) iPad(第6世代以降) iPad mini(第5世代以降) |
iOS 17で本日リリースされた新機能
10個の新機能一覧
早速ですが、今回取り上げる新機能については次の10個になります。
- 連絡先ポスター【Contact Posters】
- ライブボイスメール【livevoice mail】※日本非対応
- iMessageの進化
- 新ステッカー
- スタンバイ機能【Stand By】
- ネームドロップ【Name Drop】
- 自動修正機能の向上(オートコレクトの改善)
- インタラクティブウィジェット
- Apple Mapsオフライン
- 「Siri」だけでSiriを起動可能に※日本非対応
1.連絡先ポスター【Contact Posters】
簡潔にまとめると、
発信者側が受信者側に出てくる自分のプロフィール画面を自由にカスタマイズできる機能
です。
- ミー文字にも対応
- カスタマイズはロック画面を編集する感じの操作感
- 他社の通話アプリも対応していれば同じように表示させることが可能
- ポスターを送受信できるのは、お互いがiOS17になっていることが必要
- ポスターを作成できるのは、iOS17になっているデバイス
- 連絡先の写真は、相手がiOS16以前でも送信可能
なんかこう言うのって着信者側が発信者の写真を連絡帳に貼り付けておくと、表示されていたよね。
そうそう。私も夫のあなたの写真を登録してるから、あなたから電話が来ると夫のおもしろ写真が表示されるわ。
今回の新機能の設定者側は着信側ではなく、発信側だと言うところがポイントだね。(ちゃんとした写真登録してね)
- 「連絡先」アプリをタップ
- 「連絡先の写真とポスター」をタップし「続ける」をタップ
- 「相手に表示する名前」と「顔写真」を選択
- ロック画面のカスタマイズと同じ操作で微調整が可能。デザインが完成したら「完了」をタップ
- 全体図が表示され、最終確認に入る。OKだったら「続ける」をタップ
- 「名前と写真の共有」をオン「自動的に共有」を「連絡先のみ」に設定して「完了」をタップすると相手の通話画面に自分が作った連絡先ポスターが出てきます。
2.ライブボイスメール【livevoice mail】※日本非対応
簡潔にまとめると、
留守電のメッセージがリアルタイムに文字になる新機能
です。
- 受信側は書き起こされる文字の途中で電話に出ることも可能
- 迷惑電話登録済みのものは、そもそも留守電になる前に消える為文字は書き起こされない
- 書き起こしはデバイス上で処理されるのでプライバシーも安全
- FaceTimeは映像でメッセージを残すことができる
会議中とかで、「この電話って会議を抜け出してでも出る急用かな?」とか思う時に便利ね。
- 「設定」をタップ
- 「電話」をタップ
- 「Livevoice mail」をオンにする
※ライブボイスメール【livevoice mail】はデフォルトでオンになっていますのでわざわざ設定を変更する必要はありません。
※現在日本では非対応の機能になります。日本語での紹介ページの掲載が削除されていたので、もしかしたらこのまま実装されない可能性もありそうです。。。
3.iMessageの進化
簡潔にまとめると、
iMessageの機能がいろいろ追加された新要素
です。
- 追加機能①iMessage対応アプリをまとめて表示してくれる機能
- 追加機能②自分が目的地に着いた時に、自動で設定した家族や知人へ通知が行く機能
- 追加機能③目的地未到着の場合に、指定した連絡先へバッテリー残量、位置情報などを共有してくれる機能
- 追加機能④リアルタイムに自分の位置情報を更新することができる機能
- 追加機能⑤ボイスメッセージをテキスト形式で自動書き起こしをしてくれる機能
- 追加機能⑥メッセージ内をキーワードなどで検索してくれる機能
- 追加機能⑦メッセージをスワイプだけで、返事を送ることができる機能
- 追加機能⑧メッセージ中に新しく追加された上矢印をタップすることで未読メッセージまでジャンプすることができる機能
- 位置情報などは暗号化される為安心
子どものための見守りスマホとして活躍できそう
4.新ステッカー
簡潔にまとめると、
ステッカーがさらに便利に使える新要素
です。
- 写真の被写体を抜き出して「Liveフォト」として使うことが可能
- 剥がしたり、適当な位置に貼ったり、サイズを変更できたり自由度が高くなった
- 全てのステッカーを1箇所で使えるようになった
- ステッカーにしたい画像を用意します
- 被写体を長押しして切り抜きます
- ふきだしマークから「ステッカー」をタップ(右側に隠れてる場合があります)
- 好みのエフェクトを設定して完成!
5.スタンバイ機能【Stand By】
簡潔にまとめると、
横向きで充電している時にしたiPhoneをスマートホーム機器化にできる新機能
です。
- iPhoneを充電しながら横向きにするだけで利用可能
- 常時点灯はiPhone14Pro以降から
- 情報の表示は写真、時計、天気予報、試合結果、デリバリー状況など
- ワイヤレス充電・有線両方とも対応
- デフォルトでオンになっている為すぐ使える
- 「画面を横向きにして充電」する
- 「ロック画面にして少し待つ」と下記1枚目の画像が出てくる
- 初回のときは下記1枚目の案内が出てくるので、「続ける」をタップ
6.ネームドロップ【Name Drop】
簡潔にまとめると、
AirDropで簡単に連絡先交換ができる新要素
です。
- iPhoneとApple Watchでも可能
- 交換できる情報は①電話番号②メール③連絡先ポスター
- デフォルトでオンになっている
- ネームドロップはAirDrop機能の延長線なので、設定などはAirDropタグから行う
- NameDropを行う際、片方の画面が暗転していると起動しない
- 両方がNameDropをオンにしていて画面が明るいと勝手にNameDropされる場合があるため注意が必要(これはロック画面でも画面が明るければNameDropが実現してしまう)
NameDropはデフォルトの状態でオンになっています。なのでオフにする場合の手順を以下で紹介します。
同じかばんに入れてたり人と隣同士で撮影しようとする時に勝手にNameDropしようと起動したりするらしいので人によっては結構オフにする機会があるかも!?
- 「設定」アプリ
- 「一般」をタップ
- 「AirDrop」をタップ
- 「デバイス同士を近づける」をオフに
7.自動修正機能の向上(オートコレクトの改善)
簡潔にまとめると、
iPhoneのキーボードがさらに賢くなって使い易くなる新要素
です。
- Transformer言語モデルの導入で、自動修正がより正確になる
- 迅速な入力が可能
- 音声入力機能も向上
ユーザーごとの特殊な使い回し、言い回しも学習するらしいので、自分好みのカスタマイズができそう
8.インタラクティブウィジェット
簡潔にまとめると、
ウィジェット機能がもっと実用的になる機能
です。
- リマインダーを実行済みにできる
- スマート家電などの操作を有効化(電気を付けるなど)
- 音楽を再生停止
- ほかにも対応したウィジェットが増えたので調べてみるのもあり
- 今後も対応ウィジェットは増加する予定
- ホーム画面のアプリor何もないところでアプリが小刻みに揺れるまで長押しタップ
- 左上の「+マーク」をタップ
- ウィジェットを選択し、「ウィジェットを追加」をタップ
- 「完了」をタップ
9.Apple Mapsオフライン
簡潔にまとめると、
Apple Mapsアプリがオフラインでも使える新要素
です。
- オフラインで使うには、事前にマップをダウンロードしておく必要あり
- オフライン状態でも音声案内や矢印案内が可能
- オフライン状態でもマップ内の検索機能、到着時刻の確認も可能
- 地図は範囲が広ければデータ量が多くなるのでダウンロード前に注意する
- ペアリングされたAppleウォッチがあれば地図を共有可能
- ペアリングされたAppleウォッチでも地図のダウンロードは不可
1. マップアプリ内の自分のアイコンをタップして、新設された「オフラインマップ」を選択
2. 「新しいマップをダウンロード」を選択
3. ダウンロードしたい地域を検索する。標準では、ユーザーの自宅近くの地域が提案される
4. プレビューで範囲を絞り込むことが可能。マップを保存するために必要なストレージ容量が表示される
5. 「ダウンロード」ボタンをタップし、「ダウンロード済み」リストで確認する
- 「Apple Maps」アプリをタップ
- 「目的地のアイコン」をタップ
- 右上の「3点マーク」をタップ
- 「オフラインマップをダウンロード」をタップ
- 範囲の確認をし「ダウンロード」ボタンをタップ
- ダウンロードが終わると「通知」がきて完了
10.「Siri」だけでSiriを起動可能に※日本非対応
簡潔にまとめると、
「Hey Siri」が「Siri」だけでよくなる新要素
です。
- 連続してSiriにお願いする時は、いちいち「Siri」すら挟まなくてもOKな機能も搭載
Hey!って言うの恥ずかしかったから地味に嬉しいアプデね!
- 「設定」アプリをタップ
- 「 Siriと検索」をタップ
- Siriの設定画面
※ただ残念なことに日本ではまだ使用することができません。当面の間は、英語のみで地域もアメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスに限定されるとのこと。2023年9月19日時点
iOS17のダウンロード方法
iOS17のダウンロード方法としては次の通りです。
また今回のアップデートは大型アプデのため、しっかりとストレージの容量を確保し、電波の良い場所で行うことをおすすめします。
私は自宅のWi-Fiで30分ほどかかりました!(iPhone13pro)
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ
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