今回の記事は、
iOS16.7.4について紹介します。
本日(2023/12/20)iOS16.7.4がリリース開始しました。
同日にiOS 17.2.1がリリース。両者とも前ver.から約1週間ぶりとなるアップデートとなりました。
iOS 17.2.1とは内容が少し異なるのでしっかり確認していきましょう。
iOSとは?
iOSとはアップルが開発しているOS(オペレーティングシステム)のことを指します。人間に例えると、以下のような感じです。
- iPhone→人間
- iOS→脳
- アプリや周辺機器→洋服、ボールペン
人間は脳が働かないと動きませんよね。脳がない人間は「ただの物体」です。脳のない人間と洋服やボールペンがあっても何も生まれません。
脳が「ただの物体」である人間と結びつくからこそ人格が生まれ、洋服を着たりボールペンを使って文字を書いたりできます。
iOSも同じです。iOSがないとiPhoneは「ただの物体」に過ぎず、アプリや周辺機器から何も生まれません。
iOSという脳が「ただの物体」であるiPhoneと結びつくからこそ動かすことができ、アプリを起動させたりキーボードで文字をタイピングすることができます。
iOS16.7.4の内容
iOS16.7.4の内容としては以下のようになりました。
- iOS16.7.4の新機能|0
- iOS16.7.4の不具合修正|1
- iOS16.7.4のセキュリティ修正|0
iOS16.7.4の新機能|0
iOS16.7.4に新機能はありませんでした。
iOS16.7.4の不具合修正|1
iOS16.7.4唯一のアップデート内容としては、以下の不具合修正が行われています。
- Appleのプリインストールアプリを削除すると再インストールできなくなる場合の不具合修正
iOS16.7.4
このアップデートでは、削除された可能性のあるAppleのプリインストールアプリが再インストールされない場合がある問題が修正されました。
https://support.apple.com/en-us/HT201222
プリインストールとは?
プリインストールとは各製品に前もってソフトウェアをインストールしておくことを指します。
今回の場合で言うとiPhoneにあらかじめインストールされているアプリのことです。
あらかじめインストールされているアプリを一度削除してしまうと、再インストールできなくなってしまう不具合がありましたが、iOS16.7.4で修正されたという形です。
プリインストールとは?
プリインストール は、販売するパーソナルコンピュータ製品に前もってソフトウェアをインストールしておくこと。
ウィキペディア
iOS16.7.4とiOS17.2.1の比較【不具合修正】
iOS17.2.1もアップデート内容は不具合修正点1か所のみでiOS16.7.4と酷似していますが、内容は全然違います。
iOS17.2.1の内容は以下の通り。
- 特定の条件下でバッテリーが速く消耗することがある問題に対応
iOS16.7.4→プリインストールの不具合修正!
iOS17.2.1→バッテリーの不具合修正!
iOS16.7.4のセキュリティ修正点0
iOS16.7.4には脆弱性やCVEなどのセキュリティ修正は一切入っていませんでした。
ほぼ毎回ゼロディ脆弱性や複数のCVEなど様々な原因のセキュリティ修正点がアップデートとともにやってきますが、公式にも記載があるように今回は0です。
iOS16.7.4とiOS17.2.1の比較【セキュリティ修正】
同日リリースされたiOS17系の最新版であるiOS17.2.1もセキュリティ修正はありませんでした。
つまりiOS16.7.4とiOS17.2.1でセキュリティ修正カテゴリで比較するとこちらは全く同じ内容ということです。
前述した不具合修正は全く違う内容になっています。
iOS16.7.4の不具合
配信直後ということもあってか、今のところ不具合の報告を見つけることができませんでした。今後出てきた場合にはこちらに追記する形で報告させていただきます。
iOS16.7.4の注意点
以下の点に注意しながらアップデートを行うことをおすすめします。
iOSのアップデートは新機能やサービスの改善、セキュリティ修正などメリットが多いので早めに実行することを推奨しますが、一方でアップデートするときの環境や準備を整えないと、不具合やバグが発生し易い状況でもあるためです。
- 通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
- バッテリーが充足された状態
- ストレージ容量がギリギリになっていないか
- アップデート中にほかの操作を行わない
- バックアップを取っておく
- 不具合報告がないか数日は確認する
通信環境の良いところ(Wi-Fi推奨)
iOSのアップデートを行うにはWi-Fi環境が絶対におすすめです。
アップデートには膨大な通信量を使用する可能性もあります。
パケット使い放題ならまだ良いですが、通信制限を設けている人にとってはアップデートだけで制限がかかってしまう可能性も少なくありません。
またiPhoneの「データローミング」機能の設定次第では、自動的にモバイルデータを使用してしまう可能性もあるため、アップデートする前に一度確認しておくこともおすすめします。
バッテリーが充足された状態
iOSのアップデートには通信量に加えてバッテリーも消費します。
そのため残量が少ない状態のままでアップデートを始めてしまうと、途中で電池が切れてしまいアップデートができないなんてことになってしまいます。
中途半端なアプデはリンゴループの元!
中途半端にアップデートを中断してしまうと「何をやっても操作不可避なリンゴループ現象に陥る可能性が高まるため、アップデートを行う際にはバッテリーが充足された状態でやることを推奨します。
ストレージ容量がギリギリになっていないか
iPhoneのストレージ容量がギリギリの状態でアップデートを行わないようにしましょう。
理由はアップデートが行われる際に一時的にデータが増えることがあるためです。
そのせいで、ストレージ容量を超え、誤作動を起こしリンゴループに陥ってしまう可能性もあります。
僕はこのせいで一度リンゴループになったよ・・
iPhoneのストレージ容量を減らすにはいろんな方法がありますが、その中でもキャッシュの削除はとてもおすすめです。
写真や動画を消すのも効果的ですが、キャッシュの削除は「自分の履歴を削除する」ような意味なので、思い出である写真や動画を消す必要がなくなります。
またキャッシュは気づけばかなり溜まっていることもあり、一度消すとストレージ容量削減に大きく貢献できる可能性が高いです。
特によく使うアプリ(YouTube、LINE、X(旧Twitterなど)だけ削除してもかなり効率よくストレージ容量の整理ができます。
アップデート中にほかの操作を行わない
iOSのアップデート中にゲームを起動させたり、ほかのアプリをダウンロードさせたり動画を流したりしないようにしましょう。
これも誤作動でリンゴループになったり、最悪OSに不具合を残したままiPhoneが動かなくなる可能性もあります。
iOSのアプデはOSの書き換えだからね。慎重にiPhoneを扱ってね!
バックアップを取っておく
iOSのアップデートを行う前にバックアップを取っておくことを推奨します。
OSの書き換えであるiOSのアップデート中はいかなる事態も起こりかねません。
自分が慎重にアップデートしていても、外的要因(停電や突然の電話、緊急速報など)でうまくできない可能性もあります。
そんな失敗が起きてもバックアップさえ取っておけばある程度の担保が可能です。
不具合報告がないか数日は確認する
本日リリースされたため、アップデートを行っている人が少ない現状です。
今のところ大きな不具合等は上がっていませんが、単純にアップデートを行った人が少ない為報告が上がっていない可能性もあります。
そのため、数日間は不具合の報告が上がっていないかの確認をしておくことをおすすめします。
本記事も追記で不具合の情報を記載いたします。
iOSのバージョンを確認する方法
自分のiOSのバージョンが分からない!
iOSのバージョンを調べる方法を教えて!
今自分のiPhoneの端末がどのバージョンになっているか、わからない・調べたいと思う人も多いのではないでしょうか?
以下の手順で簡単に調べることができるので、この機会にやってみましょう。
- 「設定」をタップ
- 「AppleID(一番上)」をタップ
- 「自分の端末(一番下あたりにあります)」をタップ
- 「バージョン」を確認
iOSのアップデート方法
iOSのアップデートをやりたい!
アップデートってどうやるんだっけ?
iOSのアップデートの手順としては以下の通りです。
基本的には最新のiOSがセキュリティが高いので、よほど欠陥や不具合が見つからない限りは最新iOSにすることを強くお勧めします。
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ
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