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今回の記事は、
iOS17.2について紹介します。
iOS17系統の最新版iOS17.2が本日（2023年12月12日）リリース開始されました。
keri前回のiOS17.1.2リリースは11日前です。
また同時にiOS17に対応していないiOS16シリーズもアップデートが行われています。
こちらはゼロデイ脆弱性が2件も発生している為、早急なアップデートをお勧めします。
今回のアップデートには、非常に多くの内容が含まれています。
なんと言っても1番の目玉は「ジャーナル」アプリが新実装されたことでしょう。
iOS17発表時点から注目されていた純正の新アプリになります。
iOS17リリース時には間に合いませんでしたが、その後年内に実装予定だと話題になり、本日のアップデートでついに実装となりました。
そのほかの新機能やバグ不具合の修正など、結構なボリュームになっています。
初心者でも分かり易いようにできるだけ噛み砕いて解説していきます。
iOSとは？
iOSとはアップルが開発しているOS（オペレーティングシステム）のことを指します。人間に例えると、以下のような感じです。
- iPhone→人間
- iOS→脳
- アプリや周辺機器→洋服、ボールペン
人間は脳が働かないと動きませんよね。脳がない人間は「ただの物体」です。脳のない人間と洋服やボールペンがあっても何も生まれません。
脳が「ただの物体」である人間と結びつくからこそ人格が生まれ、洋服を着たりボールペンを使って文字を書いたりできます。
iOSも同じです。iOSがないとiPhoneは「ただの物体」に過ぎず、アプリや周辺機器から何も生まれません。
iOSという脳が「ただの物体」であるiPhoneと結びつくからこそ動かすことができ、アプリを起動させたりキーボードで文字をタイピングすることができます。
iOS17.2について
iOS17.2について深堀します。
iOS17.2のリリース日
2023年12月12日（火）（日本時間）にリリースされました。前回のiOS17.1.2のリリース日が2023年12月1日（日本時間）だったので、11日後のアップデートになります。
iOS17.2の内容
iOS17.2の内容はとっても盛沢山です。
- ジャーナルアプリの追加
- メッセージアプリでステッカーが便利に使える
- 空間ビデオの記録が可能に（iPhone15Pro,Pro Max限定）
- 望遠フォーカス速度の向上（iPhone15Pro,Pro Max限定）
- アクションボタンの翻訳（iPhone15Pro,Pro Max限定）
- お気に入り登録曲が自動でお気に入りプレイリストにまとめられる（Apple Music）
- 音楽ライブラリに追加するオプションの機能をオンオフ切り替えられるように（Apple Music）
- リスニング履歴機能にフォーカスフィルターを追加（Apple Music）
- キーボードのインライン予測を無効化できるようになった
- iMessage連絡先キーの検証する
- iCloud同期中のメッセージ
- メッセージのキャッチアップ
- Apple TVアプリ
- iTunes アプリ
- 電話とFaceTime
- フェイスタイム
- 緊急警報 地域の認識
- 天気アプリの新機能
- 天気ウィジェット
- デジタル時計ウィジェット
- 連絡先ポスター
- 書籍のページめくりアニメーション
- AirPlayにApple Vision Pro用の設定が追加
- 「ミー文字」にウエスト｜バスト｜肩｜腕｜が追加
- ニュースアプリ（日本未対応）
- 機密コンテンツに関する警告の拡大
- App Storeにトップナビが追加（日本未対応）
- Siri(日本未対応）
- AirDrop
- 外部機器に録音する
- AppleCare設定
- デフォルトの通知音
- PDF のオートフィル
- Qi2 サポート
- ワイヤレス自動車充電のバグ修正
ジャーナルアプリの追加
iOS17.2ではジャーナルアプリが実装されました。
ジャーナルアプリとは簡単にいうと、電子版日記帳です。
利用者は日々の活動や考えをジャーナルアプリに記録していくことが可能です。
keri一通りジャーナルアプリを使ってみました！
ジャーナルアプリではざっくり以下のことを記録することができるようです。
- 文字
- 写真
- 位置情報
- 地図
- 音声
さらにジャーナルアプリから提案される以下のことも追加で記録することができるようです。
- ジャーナルアプリ発信のお題
- 一定期間の写真メモリ
keri実装直後なのでもっと練度をあげて再度御紹介します！
メッセージアプリでステッカーが便利に使える
これは簡単にいうと、iMessageでステッカーが貼りやすくなったということだけです。
普段からiMessageを利用していない人、ステッカーを多用していない人にとっては正直関係ない内容です。
ただ今後iMessageとRCSが共存する将来、本機能が多用されていく可能性があるので知識としては入れておいた方が良いかもしれません。
空間ビデオの記録が可能に（iPhone15Pro,Pro Max限定）
Appleは近い将来VRゴーグルのVision Proを出す予定なのは周知の事実かと思います。
このVision Proで表示できる特別なビデオ、「空間ビデオ」をiOS17.2で撮影することが可能になりました。ただし対応機種はiPhone15 Pro,Pro Maxに限られます。
弟空間ビデオって何？
keri詳細は未発表だけど、Vision Proで見ると3D空間の広がるビデオを見ることができる撮影形式のビデオのことよ。
ちなみにVision Pro以外で空間ビデオを見ると普通の動画になります。
空間ビデオを上手に撮影するコツは以下の通り。
- 画面は横向きで撮影
- 1080p
- fps30
- 「設定」アプリを開く
- 「カメラ」をタップ
- 「フォーマット」をタップ
- 「Apple Vision Pro の空間ビデオ」をオンにする
望遠フォーカス速度の向上（iPhone15Pro,Pro Max限定）
こちらもiPhone15Pro,Pro Max限定の要素になります。
望遠フォーカスの速度が向上しました。
アクションボタンの翻訳（iPhone15Pro,Pro Max限定）
iPhone15Pro,Pro Maxにはアクションボタンがあります。
このアクションボタンに翻訳機能が追加されました。
さらにこの翻訳機能を便利に使う方法があります。
それはアクションボタン（翻訳）を長押しすることで、即座に翻訳をiPhoneの画面に表示させることができるようになることです。
海外旅行先で、すぐに翻訳を掛けたいときにこの機能を使えばすぐ翻訳してくれることが可能になります。
iPhoneの画面にポップアップされた英文を見せてコミュニケーションを成立させることもできるし、もちろん翻訳された文章を読み上げてもOK。さらには翻訳された英文をiPhoneで「発声」してもらって対話を成立することだって可能です。
お気に入り登録曲が自動でお気に入りプレイリストにまとめられる（Apple Music）
Apple Musicでお気に入りに登録した曲が自動的にお気に入りのプレイリストにまとめられるようになりました。
つまりお気に入り登録曲＝お気に入りプレイリスト化の完成です。
音楽ライブラリに追加するオプションの機能をオンオフ切り替えられるように（Apple Music）
Apple Musicの曲をお気に入りに追加したときに音楽ライブラリに追加できる選択肢があります。この機能はデフォルトでオンになっていますが、必要に応じてオフにすることがでできるようになりました。
リスニング履歴機能にフォーカスフィルターを追加（Apple Music）
iOS17.2ではApple Musicのリスニング履歴機能にフォーカスフィルターを追加しました。
この機能が特に効果を発揮できるのは自分のデバイスを使ってほかの人が音楽を聴くようなシチュエーションの時だと個人的に思います。
例えば友人が自分のデバイスで曲を聴く、または聴かせる場合にも視聴履歴が残ってしまいますよね。その視聴履歴から自分へのおすすめが変化してしまう可能性があります。友人が自分の好みとは全然違う曲を聴いていた場合、自分の好みとは関係ない曲が今後おすすめに出てきてしまうわけです。
そういったことを防ぐためにリスニング履歴をオフにし友人の曲の選択がおすすめに影響を与えないように設定することができるようになったのが、本機能です。
キーボードのインライン予測を無効化できるようになった
iPhoneのインライン予測を能動的に無効化することができるようになりました。
インライン予測の無効化方法としては以下の通りです。
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「キーボード」をタップ
- 「予測変換をインライン表示」をオフにする
iMessage連絡先キーの検証する
この機能はメディアや有名ジャーナリストのような「自分の情報発信が影響力のある人」にとって重宝される機能です。
iMessageのやりとりを行う中で、相手がちゃんと本人かどうか確認するために専用の連絡キーを送ることができるというものです。
keriほとんどの人にはあまり関係ないね。
iCloud同期中のメッセージ
設定アプリの中にある「メッセージ」が「iCloudメッセージ」に改名されました。単純に名称が変更になっただけでなく、以下の項目も追加されています。
- メッセージの保存期間
- iCloudないのメッセージ数
- 同期の状況
- 今すぐ同期する機能
keri機能向上は嬉しいけど、メッセージアプリを普段重宝していない人にはあまり重要でないかも・・。
メッセージのキャッチアップ
メッセージ画面の右上に矢印が設けられるようになりました。
この矢印をタップすると一瞬で1番上へジャンプすることが可能です。
Apple TVアプリ
iPhoneとiPadのApple TVアプリのストアセクションにある映画とテレビ番組の個別のタブがiOS17.2で削除されることになりました。
これは後述するiTunesアプリでテレビ番組や映画を購入できなくなり、代わりにApple TVで購入する仕様変更に伴う準備の一環です。
iTunes アプリ
iOS17.2からiTunes Storeアプリを通じてテレビ番組や映画をレンタル・購入することができなくなりました。
今後はApple TVアプリで購入することになります。
またギフト制度もiOS17.2以降iTunesで利用不可になります。
すでにiTunes Store経由でレンタル・購入したものはApple TVで利用することができます。
keriiTunes Storeではひきつづき音楽と着信音の購入などは可能です。
電話とFaceTime
iOS17から実装された連絡先ポスターにまつわるアップデート内容です。
連絡先ポスターを利用するコンテンツとしては電話とFaceTimeがありますが、両者で名前と写真を共有するオプションの設定を自由にカスタマイズ・確認するように設定できるようになりました。
- 「設定」をタップ
- 「電話」「FaceTime」をタップ
- 「名前と写真を共有」を選択
keri要は、連絡先ポスターが使い易くなったということだけど、そもそも連絡先ポスターをまだ使いこなせてない人が大多数じゃないかな？
今後に期待ね！！
フェイスタイム
FaceTimeでブロックしている連絡先と通話しようとすると、警告が表示されるようになりました。
通話しようとする時のほかに、ブロックしている連絡先がすでに参加している通話に参加しようとしたときにもどうよ言うに警告が表示されます。
緊急警報 地域の認識
設定アプリの通知と緊急警報の下に、オンにできる新しい「ローカル認識」オプションがあります。
このローカル認識でiPhoneユーザーの位置情報を使用して、緊急警報の適時性、正確性、信頼性を向上させることができます。
天気アプリの新機能
iOS17.2では、天気アプリ機能が追加されました。
追加された機能としては以下の通り。
- 今後10日間の降水量が表示
- 今後の雨や雪の状況を今まで以上に詳細に知ることができる
- 今後24時間の風のパターン
- 今後24時間の風のアニメーション
- ムーンカレンダーで翌月の月相を視覚的に表示
- 「天気」アプリをタップ
- 「天気予報アイコン」のどこかをタップ
- 右上の天気アイコンをタップして知りたい予報を選択
- 日付をタップして知りたい今後の予報を確認
- 「天気」アプリをタップ
- 今日の天気予報をタップ
- 右上の天気アイコンを「風」に選択
- 地図で今後の風のパターンを把握
- 「天気」アプリをタップ
- 左下の「地図マーク」をタップ
- 右上の天気マークをタップし、「風」を選択
- 風のアニメーションが流れる
- 「天気」アプリをタップ
- 「月マーク」をタップ
- 月相の確認ができる
天気ウィジェット
以下の情報が含まれた天気ウィジェットがiOS17.2で追加されました。
- 日別天気予報
- 日の出｜日の入り
- 詳細（降水確率｜紫外線指数｜風速｜大気の質）
デジタル時計ウィジェット
iOS17.2ではホーム画面またはロック画面に追加できる新しいデジタル時計ウィジェットが追加されました。
連絡先ポスター
連絡先ポスターの設定に関するオプションの追加として、名前に虹色のテキストを選択できるようになりました。
書籍のページめくりアニメーション
ブック アプリのページめくりアニメーションには「高速フェード」オプションがあります。Apple は、コンテンツをすばやくスクロールするためにオンにすることができるアイコンも削除しました。
AirPlayにApple Vision Pro用の設定が追加
このアップデートはAir PlayとApple Vision Proの為に追加された要素です。
Apple Vision ProのヘッドセットでコンテンツをiPhoneにストリーミング・共有できるように「AirPlayレシーバー」をいう項目が設けられました。
- 「設定」をタップ
- 「AirPlayとHandoff」をタップ
- 「AirPlayレシーバー」をオン｜オフ
「ミー文字」にウエスト｜バスト｜肩｜腕｜が追加
いままで頭だけのカスタマイズができたミー文字ですが、今回以下の項目が追加でカスタマイズできるようになりました。
- ウエスト
- バスト
- 肩
- 腕
- 「メッセージ」アプリをタップ
- 右上の新規作成をタップ
- 左下の「＋マーク」をタップ
- 「ミー文字」をタップ
- 左下の「３点マーク」をタップ
- 編集（新規のときは「＋マーク」）をタップ
- 一番右に今回追加された項目が表示される
ニュースアプリ（日本未対応）
Apple純正のニュース アプリで、選挙などのニュース関連イベントをフォローするための「ライブ アクティビティ」をサポートしています。
keri日本でApple純正のニュースアプリは未対応なので日本にはあまり関係ないアプデかも！
機密コンテンツに関する警告の拡大
iPhoneでヌードの写真やビデオが閲覧される前に検出し、安全な選択をするための設定要素である「センシティブな内容の警告」項目ですが、iOS17.2で以下の項目が追加されました。
- 連絡先アプリ
- 電話アプリの連絡先ポスター
- メッセージアプリのステッカー
- 「設定」アプリをタップ
- 「プライバシーとセキュリティ」をタップ
- 「センシティブな内容の警告」をオン｜オフ
App Storeにトップナビが追加(日本未対応）
App storeの「アプリ」内上部に、トップナビと言われるカテゴリタブ的要素が追加されました。
現在は一部国のみ対応しており、残念ながら日本はまだ未対応です。
Siri（日本未対応）
Siriに話しかけて、ヘルスケアアプリからデータにアクセスすることができるようになりました。
現在は一部の国のみ対応しており、残念ながら日本は未対応です。
AirDrop
AirDrop は、2 台の iPhone を並べて「共有」プロンプトに従うことで、搭乗券、映画チケット、その他の対象となる Wallet アプリ パスの共有ができるようになりました。
外部機器に録音する
iPhone 15 Pro モデルでは、ProRes ビデオを外部デバイスに直接録画できます。iOS 17.2 には、USB-C ケーブルが遅すぎるために外部録音が機能していないことをユーザーに知らせる新しいポップアップ メッセージが含まれるようです。
以前は、外部ストレージ デバイスの書き込み速度が外部記録をサポートするのに十分速くないという警告がありましたが、USB-C ケーブルの書き込み速度に関するメッセージが追加されました。
AppleCare設定
「設定」アプリに表記されていたAppleCareの名称が「AppleCareと保証」という名称に変更されてより見やすくなりました。
- 「設定」アプリをタップ
- 「一般」をタップ
- 「AppleCareと保証」が確認できる
デフォルトの通知音
「サウンドとハプティクス」の下には、「デフォルトのアラート」セクションがあり、テキスト、メールアラート、カレンダーアラート以外のすべての受信通知に使用されるサウンドを選択できます。これらにはすでにカスタマイズオプションがありました。
すべてのテキスト トーンをデフォルトの通知音として使用できます。さらに、デフォルトの通知の触覚振動を変更するオプションもあります。
PDF のオートフィル
PDF 用の強化されたオートフィルにより、PDF やその他のドキュメント内のフィールドが識別され、連絡先アプリに保存されている情報をフィールドに入力できるようになります。Web サイトと同様に、名前、住所、電話番号などのフィールドを自動入力できます。
Qi2 サポート
以下のiPhone機種はiOS17.2のアップデートによって、Qi2サポートに対応するようになりました。
- iPhone13シリーズ
- iPhone14シリーズ
keriちなみにQi2とは簡単に言うと、Apple以外も使えるMagsafe充電のことよ。Qi充電よりより安全で正確な充電方法を採用しているわ。
要するに最新版ワイヤレス充電的な立ち位置です。
ワイヤレス自動車充電のバグ修正
iOS17.2以前までは一部の車に搭載されているワイヤレス充電パッドでエラーが起きていました。
それが今回修正されたというアップデート内容です。
iOS17.2のセキュリティ修正点
iOS17.2のセキュリティ修正としては全部で11件あります。
アカウント
対応機種：iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響：アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある。
説明: プライバシーの問題は、ログ エントリのプライベート データ編集を改善することで解決されました。
CVE-2023-42919: キリン (@Pwnrin)
AVEビデオエンコーダ
対応機種：iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響：アプリがカーネルメモリを開示できる可能性がある。
説明: この問題は、機密情報の編集を改善することで解決されました。
CVE-2023-42884: 匿名の研究者
ブルートゥース
対応機種：iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響：ネットワーク上の特権的な立場にいる攻撃者が、キーボードを偽装してキーストロークを挿入できる可能性がある。
説明: この問題はチェックを改善することで解決されました。
CVE-2023-45866: SkySafe の Marc Newlin
エントリ追加 2023 年 12 月 11 日
拡張キット
対応機種：iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響：アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある。
説明: プライバシーの問題は、ログ エントリのプライベート データ編集を改善することで解決されました。
CVE-2023-42927: Noah Roskin-Frazee と Prof. J. (ZeroClicks.ai Lab)
私のものを探す
対応機種：iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響：アプリが機密の位置情報を読み取ることができる可能性がある。
説明: この問題は、機密情報の編集を改善することで解決されました。
CVE-2023-42922: SecuRing の Wojciech Regula (wojciechregula.blog)
画像IO
対応機種：iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響：画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明: この問題は、メモリ処理を改善することで解決されました。
CVE-2023-42898: ジュンソン・リー
CVE-2023-42899: Meysam Firouzi @R00tkitSMM および Junsung Lee
カーネル
対応機種：iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響：アプリがサンドボックスから抜け出せる可能性がある
説明: この問題は、メモリ処理を改善することで解決されました。
CVE-2023-42914: Synacktiv (@Synacktiv) の Eloi Benoist-Vanderbeken (@elvanderb)
Safari プライベート ブラウジング
対応機種：iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響：認証なしでプライベート ブラウズ タブにアクセスできる可能性がある。
説明: この問題は、状態管理を改善することで解決されました。
CVE-2023-42923: ARJUN SD
シリ
対応機種：iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響：物理的にアクセスできる攻撃者が、Siri を使用して機密性の高いユーザーデータにアクセスできる可能性がある。
説明: この問題はチェックを改善することで解決されました。
CVE-2023-42897: テキサス大学オースティン校マコームズ ビジネススクールの Andrew Goldberg (linkedin.com/andrew-goldberg-/)
ウェブキット
対応機種：iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響：Web コンテンツを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明: この問題は、メモリ処理を改善することで解決されました。
WebKit Bugzilla: 259830
CVE-2023-42890: Pwn2carウェブキット
対応機種：iPhone XS以降、iPad Pro 12.9インチ 第2世代以降、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Air 第3世代以降、iPad 第6世代以降、iPad mini 5世代以降
影響：画像を処理するとサービス拒否が発生する可能性がある
説明: この問題は、メモリ処理を改善することで解決されました。
WebKit Bugzilla: 263349
https://support.apple.com/en-us/HT214035
CVE-2023-42883: Zoom 攻撃セキュリティ チーム
iOS17.2の不具合
配信直後ということもあってか、今のところ不具合の報告を見つけることができませんでした。今後出てきた場合にはこちらに追記する形で報告させていただきます。
iOS17.2の注意点
以下の点に注意しながらアップデートを行うことをおすすめします。iOSのアップデートは新機能やサービスの改善、セキュリティ修正などメリットが多いので早めに実行することを推奨しますが、一方でアップデートするときの環境や準備を整えないと、不具合やバグが発生し易い状況でもあるためです。
- 通信環境の良いところ（Wi-Fi推奨）
- バッテリーが充足された状態
- ストレージ容量がギリギリになっていないか
- アップデート中にほかの操作を行わない
- バックアップを取っておく
- 不具合報告がないか数日は確認する
通信環境の良いところ（Wi-Fi推奨）
iOSのアップデートを行うにはWi-Fi環境が絶対におすすめです。アップデートには膨大な通信量を使用する可能性もあります。パケット使い放題ならまだ良いですが、通信制限を設けている人にとってはアップデートだけで制限がかかってしまう可能性も少なくありません。
またiPhoneの「データローミング」機能の設定次第では、自動的にモバイルデータを使用してしまう可能性もあるため、アップデートする前に一度確認しておくこともおすすめします。
バッテリーが充足された状態
iOSのアップデートには通信量に加えてバッテリーも消費します。そのため残量が少ない状態のままでアップデートを始めてしまうと、途中で電池が切れてしまいアップデートができないなんてことになってしまいます。
keri中途半端なアプデはリンゴループの元！
中途半端にアップデートを中断してしまうと「何をやっても操作不可避なリンゴループ」現象に陥る可能性が高まるため、アップデートを行う際にはバッテリーが充足された状態でやることを推奨します。
ストレージ容量がギリギリになっていないか
iPhoneのストレージ容量がギリギリの状態でアップデートを行わないようにしましょう。理由はアップデートが行われる際に一時的にデータが増えることがあるためです。
そのせいで、ストレージ容量を超え、誤作動を起こしリンゴループに陥ってしまう可能性もあります。
夫僕はこのせいで一度リンゴループになったよ・・
iPhoneのストレージ容量を減らすにはいろんな方法がありますが、その中でもキャッシュの削除はとてもおすすめです。写真や動画を消すのも効果的ですが、キャッシュの削除は「自分の履歴を削除する」ような意味なので、思い出である写真や動画を消す必要がなくなります。またキャッシュは気づけばかなり溜まっていることもあり、一度消すとストレージ容量削減に大きく貢献できる可能性が高いです。特によく使うアプリ（YouTube、LINE、X(旧Twitterなど）だけ削除してもかなり効率よくストレージ容量の整理ができます。
アップデート中にほかの操作を行わない
iOSのアップデート中にゲームを起動させたり、ほかのアプリをダウンロードさせたり動画を流したりしないようにしましょう。これも誤作動でリンゴループになったり、最悪OSに不具合を残したままiPhoneが動かなくなる可能性もあります。
keriiOSのアプデはOSの書き換えだからね。慎重にiPhoneを扱ってね！
バックアップを取っておく
iOSのアップデートを行う前にバックアップを取っておくことを推奨します。OSの書き換えであるiOSのアップデート中はいかなる事態も起こりかねません。自分が慎重にアップデートしていても、外的要因（停電や突然の電話、緊急速報など）でうまくできない可能性もあります。
そんな失敗が起きてもバックアップさえ取っておけばある程度の担保が可能です。
不具合報告がないか数日は確認する
本日リリースされたため、アップデートを行っている人が少ない現状です。今のところ大きな不具合等は上がっていませんが、単純にアップデートを行った人が少ない為報告が上がっていない可能性もあります。
そのため、数日間は不具合の報告が上がっていないかの確認をしておくことをおすすめします。本記事も追記で不具合の情報を記載いたします。
iOSのバージョンを調べる方法
- 「設定」をタップ
- 「AppleID（一番上）」をタップ
- 「自分の端末（一番下あたりにあります）」をタップ
- 「バージョン」を確認
iOSのアップデート方法
iOSのアップデート方法は以下の通りです（画像一部はiOS15.8ではない部分がありますが方法は同じです）。
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ
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